
大ピンチ!雪にはまって動けなくなった!シーン別脱出方法・グッズを紹介
寒冷地ではこれから冬本番というところ。悩ましいのは…そう!雪の存在です。駐車場で自分の車に雪がどっさり積もっていたら、駐車場から無事に脱出することは出来るのでしょうか?もしかしたら「キュルルル〜キュルルル〜」とタイヤの空回る音がむなしく響き、雪にはまってしまうなんて言うこともあるかもしれません。そんな時のために、雪にはまった時の脱出方法をおさらいしましょう。

免許取得歴:15年 今乗っている車種:ホンダステップワゴン ダイハツミライース(新車で購…
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- 最終更新日:2018-5-18 / 投稿日:2016-12-21
目次
まずは… 沢山の方々、「雪」にはまってますよ!
雪にはまった私を2回も助けてくれた6636(?)のお兄さん、ほんとうにありがとうございました。
牽引してくれた除雪車のおじさんもありがとう…雪の怖さにも人の優しさにも泣ける1日だった。
— てぃはるんるん@take it easy (@blue_9haru) March 2, 2018
車が雪にはまった。助けてもらったけど、またはまった。抜け出せたけど、居酒屋の駐車場から出られなくなった。ここを出ようとしたら、またはまった。抜け出せたけど、居酒屋の駐車場から出るのは諦めた。ビジネスホテルに泊まる。明日の朝、居酒屋の駐車場にチェーンとかかかってないことを祈る。
— うーん (@monburannigou) January 24, 2016
さっき車出ようとしたら家の駐車場で雪にはまった
家族たちに押してもらっても中々前に進まない俺の車
そんな中、近所の人たちが様子を見に来た
近所のお年寄りたちからも車を押してもらい、ようやく前に進んだ俺の車
外は寒い
だが近隣住民たちの心は温かかった
そんな5分間の奇跡の物語— だめぽ (@fifty_storm426) January 20, 2016
■安心してください!結構みんな雪にはまっているんです!
思わぬ大雪や、夜中の運転のとき、駐車場で動けなくなったら誰に助けを求めますか?
大体こういう時は「自分1人」の時が多いはずです。
- 近くに、誰かいたらラッキー!
- もがいている私に、気付いてくれたらラッキー!
誰か助けてくれそうな人がいる時は、1人で頑張るよりも助けを求めることが大切ですし、時短にもつながりますが、
- 最低限の準備物
- 雪にはまった時の対処法
この2点は抑えておきましょうね!
コレを読めば、駐車場で雪にはまっても大丈夫。
ドキドキせずに、TRYしてみましょう!
雪にはまるってどういうことなの?
タイヤが雪にはまり、前にも後ろにも動かせずタイヤが空転して身動きが取れない状態を言います。
「スタック」とも呼ばれています。
こうなってしまうと、アクセルを踏んでも「キュルルル〜」タイヤが空転しているだけで前にも後ろにも進めません。
【予防策】コレだけは絶対!スタットレスタイヤの装着
雪が降る、または、凍結が予想される地域で自動車の運転をする時は、必ずスタッドレスタイヤを装着しましょう。
スタッドレスタイヤを装備していない車がスタックしたとして、助けにきてくれた人は、あきれ顔で愚痴の一つや二つ出てしまうことは想像できます。険悪ムードの作業は「体」も「心」も冷たくなること間違いないでしょう。
【準備編】雪にはまった時の対処法
■どんなモノがあれば雪から脱出することができるだろう?
- 軍手
- バスタオル
- チェーン
- 砂
- 緊急脱出用のスノーヘルパー
- スコップ
- ジャッキアップ
- 牽引ロープ
など、車に積んでおくと、もしもの時に役に立ちますよ。
使用方法は下記で紹介します。
■雪から脱出するという理論
雪にはまった場合、タイヤが空転するというのはお伝えしましたが、このタイヤの空転を阻止することが出来ればタイヤは地面をつかみ、
- 前進
- 後進
できるということになります。
■車が雪にはまった時は、この順番を覚えていて下さい。
- 脱出方向を決める
- タイヤと地面の摩擦抵抗をあげる
それではお待ちかね。雪から脱出する方法をお教えします!
【実践編】その前に…
「キュルルル〜キュルルル〜」
あ、やばい…
と焦らずに、まずはアクセルから足を離しましょう!
ハイ!
ここで深呼吸!
焦りは禁物です!!
もしかしたら、これから長時間寒い外にいる可能性もありますので、ムダな体力は使わないようにしましょう。
一度車を止め外に出て、車の状態や、タイヤの空回り具合、助けてくれそうな人はいるか確認しましょう!
【実践編①】準備物は何もない!自分1人!助けてくれる人もいない!!
夜中だったり、早朝だったり、山奥だったり自分1人のことも多いですが、焦ることはありません。
- 「前進」「後進(バック)」を繰り返し、タイヤのまわりの雪を固めると同時に、勢いである「慣性」も大きくしていく。
- ある程度したら、タイミングを見計らって一気に脱出!
何度も繰り返してみるのが一番です。
何度もやっている間に誰かが救いの手を差し伸べてくれることも!
■こちらの動画で前進・後進のイメージをわかりやすく確認できます
【実践編②】準備物は何もない!助けてくれる人がいる!!
【実践編①】をやりつつ、後ろ(前)から押してもらいましょう!
この時のポイントは、ハンドルをまっすぐにしておくことで、ムダな力が逃げず、押す力が車に伝わります。
【実践編③】摩擦抵抗を増やしてみましょう
タイヤと雪だけの状態だと滑り始めるとなかなか進まなくなります。
間に何かをかませてあげることで摩擦抵抗が高くなり、タイヤは雪をつかめるようになることも多いようです。
【何かを「かませる」時の注意事項】
- タイヤの下に物を置く時は、脱出方向におくこと。
- アクセルを踏めば、すごい力でタイヤは回転し、かませたものが飛んでいく可能性があるので周囲に気をつけること
- かませる前にエンジンを吹かすのも余計滑る原因になるのでNG。
- 雪が後ろに飛ぶので、周囲に気をつけること。
色々なものを載せてみましたので、ぜひあるもので、試してみてください。
1:砂箱がある時は使ってみよう!
凍結路面で車が立ち往生しそうな急勾配、交差点などに設置されていることが多く、砂には塩分が含まれていることで路面に付着した氷に定着しやすいため、タイヤの下、または脱出方向にまいておくと摩擦が増え、抜け出せる場合がある。
2:タイヤにチェーンを装着してみよう
チェーンを巻くと格段に摩擦抵抗があがり、雪をとらえやすくなります。
今のタイヤチェーンは、
- ジャッキアップしなくて良い商品
- プラスチックで軽くて、収納しやすい商品
が出ています!
車に積んでおいて、いざという時使うにはぴったりですね!
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3:緊急脱出用のスノーヘルパーを使ってみよう
- FR車ならバック
- FF車なら前進
で雪にはまった時に進行方向に設置することで、タイヤが空転せずに前進(後進)出来るという商品です。
省スペースで車に積めるのもおすすめのポイントです。
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※スノーヘルパーがない場合は、
- バスタオル
- 板
- 新聞紙
- 布
などで代用可能。
タイヤと雪の間に挟み込むことで、摩擦が大きくなり空転が防げる時もあります。
苦肉の策で…
なにも犠牲に出来るものがない場合は、
- 車内フロアマット
- 上着
などで代用することも可能です。
【実践編④】スコップがあるなら掘ってみよう
何度も空転したタイヤの下の雪は、ツルツルになって固まっていたりすることもあります。
ツルツルになればなるほど、摩擦抵抗は少なくなるので余計に滑りやすくなることも。
スコップで空回りしているタイヤを中心に雪をどけてみましょう。
こちらの商品は、
- スコップ
- クワ
の2つの使い方が出来るので、柔らかい雪、固い雪にも柔軟に対応できます。
また収納バック付きで車に乗せておくにはぴったりですね!
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【実践編⑤】テクニカルな方法もあります!
1:タイヤの空気を少し抜いて接地面積を増やす。
地面とタイヤの接着面が増えることで、摩擦も増えますので、有効的な方法です。
しかし…
タイヤの空気の抜き方を知らない方は出来ませんし、空気が抜けすぎてしまったタイヤはホイールをいためますので、十分知識のある方がやることをオススメします。
タイヤの空気を抜いた場合は、再度入れるのを忘れないようにしましょうね。
2:ジャッキアップして、タイヤを浮かせ、その下に角材等をもぐりこませる
ジャッキアップしてタイヤと地面に隙間をつくり、その隙間に角材などをいれることで滑らないという方法です。
しかし、
自分で色々出来る方には、オススメですが、タイヤ交換をしたことがなく「ジャッキ」の使用方法がわからない方にはオススメできません。
【待機編】JAFを呼ぶのも賢い方法です!
雪が降れば寒くなります。吹雪くこともあるでしょう。
また、小さい子がいる時など、大人が車外に出てしまうと不安になったり、予期せぬパプニングが起こることがあります。
できれば、安全な場所に移動し、おとなしく待つというのも一つの方法ですよ。
自動車のプロが来てくれますので、安心です。
■救助がすぐ来れない時は一酸化炭素中毒に注意しましょう
すぐに助けがこれないこともあるでしょう。
そんな時は、温々と車内で暖まるのもいいのですが、雪が沢山降っている時は排気ガスの出るところが雪に埋もれないように注意してくださいね。
一酸化炭素中毒で最悪死に至ることもあります。
経験は宝!はまっている人をみつけたら手を貸してあげましょう
さて、少しでも雪にはまってしまった時の不安は解消されましたでしょうか?
鉄則は、
- 準備をきちんとすること。
- 1人で無理なら、誰かに協力を求めましょう
また、これも忘れては行けません。明日は我が身。
- 誰かがはまっていたら助けてあげましょう
「あー雪にはまっちゃったー。」とパニックになる前に、ぜひ一度車にある色々なもので、脱出をしてみてください。
一度出来ると、経験は宝です。
もう雪に埋もれることも怖くなくなりますよ!
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