雪道の安全運転のコツを伝授!押さえておくべき4つのポイントと注意が必要な4つの道路
雪道ではどのような運転をすればいいのでしょうか。 雪道に慣れていないドライバーは、いつもと同じ運転をしてしまい、スリップ事故や追突事故などを起こしやすくなります。 雪道は非常に危険と言われていますが、実際にどのようなことを意識して、どのような注意を知ればいいのかご紹介します。周囲の車を巻き込んで、大きな事故をしないためにも、雪道ドライブの基本を覚えておきましょう。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2017-12-18
雪道を安全に運転するために押さえておきたい4つのポイント
雪道では、いつもの運転よりも慎重かつ丁寧な操作が必要となります。
どのようなことに気をつけたらいいのか、どのようなことに注意しなければならないのか、雪道を走行する際のポイントをご紹介します。
1.冬装備は万全に
当然ですが、雪道をノーマルタイヤで走行するのは非常に危険です。
スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを装着して、雪道を走る準備をしておきましょう。
また、ワイパーやヘッドライト・ブレーキランプなどもチェックし、雪道を走行するために必要なメンテナンスも行っておいてください。
冬の準備をしっかりしていてもスリップ事故や追突事故などが起こります。
乾いた路面と同じ感覚で運転すると危険なため、事故の危険性が高いことを意識しておきましょう。
2.車間距離を十分に取る
車間距離をいつもより大きくとりましょう。
雪道は滑るため、ブレーキを踏んでから車が止まるまでの距離が乾いた路面に比べて長くなります。
先行車が急ブレーキを踏んでもしっかり対応できる車間距離を維持するようにしてください。
また、信号や歩行者の動きにもよく確認し、何か危険が起きたらすぐに対応できるよう準備しておきましょう。
3.車線変更は最小限に行う
雪道でハンドルを切る行為は最小限にとどめておいてください。
ハンドルを切ると轍(わだち/車が通った跡)以外を走行することになりますよね。
ハンドルを切って、轍以外を走行するとなるとセンターラインに溜まった雪などを超えなくてはならなくなります。
その際、雪によってスリップしたりタイヤが空回りして動けなくなる可能性がありますから、無理な追い越しや車線変更はなるべく控えてください。
追い越したあとスピードが出すぎてスリップしてしまったり、止まれなくなる危険も考えられますから、慎重な運転を心がけましょう。
4.ブレーキを早めに踏む
先程ご説明したように、雪道では制動距離が長くなります。
信号や歩行者を発見したら、いつもより早めにブレーキを踏み、ゆっくり止まるようにしてください。
急ブレーキや強目のブレーキを踏むと車が横滑りすることがあります。
数回に分けてゆっくりブレーキをかけるのがポイントです。
スリップなどで車を制御することができなくなるため、ゆっくりと長めのブレーキをするように心がけましょう。
雪道走行に注意が必要な4つの道路(坂道・橋の上・交差点・カーブ)
□ 坂道
坂道を走行するときは、「上りは勢いよく、下りはゆっくり」というのが鉄則です。
上りの際は、ある程度勢いをつけて登っていきます。
途中でアクセルを踏んでしまうとスリップしてしまう危険がありますから、坂道に入る前に十分加速しておきましょう。
また、下りのときはゆっくり走行することを心がけてください。
アクセルを踏んでスピードを出しすぎると、止まれない可能性がありますから非常に危険です。
フットブレーキではなくエンジンブレーキをうまく使い、ゆっくり下っていきましょう。
□ 橋の上
橋の上は冷たい風が吹くため、凍っている可能性が高いです、
橋以外の道路が凍っていなくても、橋の上だけ凍結していることもありますから、走行する際は十分注意する必要があります。
昼夜問わず、スピードを出しすぎないよう慎重な運転をしましょう。
□ 交差点
交差点では、様々な方向から車が通るため、非常にデコボコした路面になっています。
特に右折の場合は、交差点の中心分を通るので、轍を乗り越えて走行することになります。
無理な走行をするとハンドルを取られ、ガードレールや対向車に追突する危険性もありますから、慎重にいきましょう。
また、交差点内で止まる際は、停止線よりやや手前で停止するようにしましょう。
他の車が曲がりきれずに突っ込んできた…なんて事故も起こっています。
交差点はハンドルを切る操作を行いますから、非常に危険が高くなります。
見切り発車や慌てた運転をせず、冷静な判断とハンドル操作をするように心がけましょう。
□ カーブ
カーブを曲がる際も慎重に曲がりましょう。
カーブの途中でアクセルを踏み込んだり、急ブレーキを踏まないようにしてください。
ハンドルを切った状態でのアクセルやブレーキは非常に危険です。
このような操作をすることなく、ハンドル操作だけで曲がるようにするとスムーズに曲がれます。
カーブを抜けて車がまっすぐな状態になったら、アクセルを踏み加速しましょう。
雪道が滑る原因はタイヤと雪の間の『水』
雪道でタイヤが滑りやすくなるのは、走行した時にタイヤと雪との間に水ができることが原因です。
車の重みで雪に圧力がかかり、水が発生します。
雪があるためタイヤの溝から水がうまく排出されず、雪道とタイヤの間に膜が出来てしまうので滑るのです。
断続的に水の膜が発生するため、グリップ力が失われうまく車が止まりません。
雨の場合はタイヤの溝が水を排出してくれるので、すぐに路面とのグリップ力が復活しますが、雪道の場合はそれができずグリップ力を失います。
グリップ力がないので車を停車させることができず、タイヤは止まっているにもかかわらず、車が動いていってしまうのです。
ノーマルタイヤでは、このような現象が起こりますが、スタッドレスタイヤは、水はけと雪面に食いつくような構造になっているため、しっかり止まることが可能です。
雪道でグリップ力を発揮出来るスタッドレスタイヤを装着しましょう。
雪道では慎重な運転を!
雪道では、いつもの運転よりもより注意することが必要になります。
いつもの路面とはまったく違うことを意識して、慎重な運転を心がけましょう。
また、走行する場面や道路の種類によっても注意する部分が違いますので、どのような運転をしたら良いのか覚えておくといいですね。
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