雪で車が立ち往生!巻き込まれた時の対処法4つと救助を待つ時の注意点3つ!
毎年冬になると立往生のニュースを耳にします。 雪道で立ち往生してしまった時に、脱出を試みたけどできない…。そんなときはどうすればよいのでしょうか。 雪の降る寒い中長時間車内で待機しなくてはならない場合、どのようなことに注意しておくといいのかご紹介します。 また、長時間の待機を安心して過ごすために必要なグッズも合わせてご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 雪道では、多くの危険が潜んでいますから、走行する前にしっかりと準備しておくことが必要です。 スタッドレスタイヤやタイヤチェーン以外にも、準備しておくべきものがあります。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2018-5-21 / 投稿日:2018-2-7
目次
冬タイヤを装着していても「立ち往生」は発生します!
冬になると必ずニュースで「●●台が大雪で立往生」というニュースを目にします。
もしその立ち往生に巻き込まれてしまったら・・・自分の車が立ち往生してしまったら・・・
もしかしたらに備えての心構えをしておきましょう。
【大雪で車1000台立ち往生 福井】福井県によると、大雪の影響で6日、同県坂井市などで車1000台が立ち往生し、自衛隊に災害派遣を要請した。福井市の積雪は130センチを観測し、37年ぶりの大雪となっている。 https://t.co/JzKYoWpXAr
— Yahoo!ニュース (@YahooNewsTopics) February 6, 2018
記者発表:【国道8号の通行止めについて(第2報)】
2月6日(火)午前11時より、下記の区間において大雪による車両の立ち往生が発生し、通行止めを実施しております。また、13時40分より、同区間において災害対策基本法を適用しています。 pic.twitter.com/wh1e3bAVWB— 国土交通省 福井河川国道事務所 (@mlit_fukui) February 6, 2018
強い冬型、各地で大雪に 山形道100台立ち往生 https://t.co/BtCUvwqXYQ
— 日本経済新聞 電子版 (@nikkei) December 27, 2017
雪の山間部は要注意!
2015年には547台の立ち往生が発生しており、その中でも大型車は61%と多くを占めています。
またチェーンを装着していない車が9割を占めており、冬タイヤだけでは立ち往生を防ぐことは難しいです。
一番多いのは、山間部での峠越えによる立ち往生です。
データ上、縦断勾配5%を超える区間で多く起こっています。
坂が多く上りきれずに立ち往生したり、下り坂で止まりきれず事故を起こしてしまい立ち往生することがあります。
このような場所では、スタッドレスタイヤやタイヤチェーンを装着していても立ち往生する可能性があります。
雪の多い日や凍結していそうな日は、迂回して山道を避けるなどの防止が必要です。
自分の車が雪で立ち往生した時の脱出方法
雪道を走行中にタイヤがスリップしたり、深い雪にハマってしまい、立ち往生することがあります。
このような場合、まずは脱出を試みてみましょう。
道を塞いでしまっていると後続車が通過することができず、渋滞になってしまいます。
タイヤ周辺の雪を固めて、車を動かしてみてください。
道路脇に砂袋が用意されている場合は、タイヤ周辺にまいてグリップ力を高めることで脱出できます。
また、周囲の人に手伝ってもらい、車を押して脱出させることも可能ですから、一度試してみましょう。
しかしどんなに頑張っても脱出することができない場合は、無理せずJAFなどのロードサービスを呼び、救助してもらうことをオススメします。
雪道で立ち往生に巻き込まれた時の対処法4つ
自分の車ではなく、前の車などが動けなくなってしまって大渋滞に…ということもありますよね。
大雪の日には何日も動けずそのまま、なんていうニュースも見かけます。
そんなときの対処法や、車の中での過ごし方はどうすればいいのでしょうか?
1.ハザードランプをつけて後続車に知らせる
前方で立ち往生が発生し車が止まってしまったら、後続車にハザードランプを使って知らせましょう。
雪道では車が停車するまでの制動距離が長くなってしまいますから、追突事故を防ぐためにも早めに知らせることが重要です。
2.ガソリンの使用はできるだけ控える
雪で立ち往生している車内は、どんどん車内の温度が下がっていきます。
エンジンをかけて暖房を使用したいところですが、エンジンをかけ続けると当然ですがガソリンが減っていきます。
再び動き出すことや立ち往生が解消され、目的地まで到着できるほどのガソリンは残しておきましょう。
ガソリンを使ってしまい、動けなくなっては意味がありませんからね。
3.一酸化中毒に注意する
【雪で車が立ち往生した場合】
車内で救助を待つときには、マフラー周辺に雪が積もったままエンジンをかけると排気ガスが車の中に入り一酸化炭素中毒の危険性が生じるので、原則エンジンを切りましょう。
(提供:日本気象協会 トクする!防災 https://t.co/7u1cnAdY8i ) pic.twitter.com/YIRaZwpR96— 地震・ニュース速報@Yahoo!ニュース (@YahooTopicsEdit) January 22, 2018
車内の一酸化中毒には十分注意してください。
雪が積もり、車のマフラーをふさいでしまうと、排気ガスが外に排出されず車内に充満します。
このことに気づかず、車内に長時間いたり寝てしまうと命の危険がありますから、十分注意してください。
長時間車内にいる場合は、定期的に車外に出て、マフラーを雪が覆っていないかチェックしましょう。
また、マフラー付近の雪をどけるために車から降りる際は、一般道でも高速道路でも必ず周囲の車が動いていないことを確認してから降車してくださいね。
停まらずに走行してくる車がいないとも限りません。雪で視界も悪い可能性がありますから、轢かれないように周りをよく見て行動しましょう。
4.車が少しずつ動いている時は居眠り注意!
立ち往生の後方になると、完全に停止しておらず、非常にゆっくりなスピードで車が動いていることがあります。
このような時は、注意力が散漫なったり、暖かい車内の影響で居眠り運転をしてしまいがちです。
窓をかけて換気を行ったりして、事故防止に努めましょう。
雪道で救助を待つときの注意点3つ
自分の車が雪に埋まり、自力での脱出を試みても困難な場合は、救助を呼びましょう。
ただ、雪道でのトラブルだとJAFなどの救援を呼んでもすぐに来てくれるとは限りません。
救助が来るまで、車内で待つことにもなります。
では、どのようなことに注意して待機すればよいのでしょうか。
1.ガソリンの残量
車内で暖をとる際に、エンジンをかけて車内を温めますが、ガソリンの残量をチェックしておくことが重要です。
車を動かさずにエンジンだけかけている場合は、ガソリンタンクの1/4程度のガソリンで約8時間ほど持ちます。
車に残っているガソリン残量を確認して、どれだけ使用できるのかある程度予測しておきましょう。
ガソリンの残りが少ない時は、防寒具を着用して、エンジンを止めてしのぐ方法もあります。
少ない燃料を効率良く使用し、救助を待つといいです。
2.一酸化中毒の防止
立ち往生時の注意のときと同様、エンジンをかけた状態で車内にいる場合は一酸化中毒に注意しなければなりません。
雪がマフラーに詰まらないよう、長時間同じ場所に停まるときは雪をどけるようにしましょう。
3.車内の二酸化炭素にも注意
締め切った車内は、空気の入れ替えが少なく二酸化炭素の量が多くなりがちです。
先ほどもご紹介したように、定期的に車外へ出てマフラー部分の確認をすることで、車内の空気が入れ替わり酸欠を防ぐことができます。
また、エコノミー症候群なども防ぐことができますので、車内でじっとしていることのないようにしましょう。
立ち往生中のトイレどうする??自作簡易トイレを作ろう!
雪に囲まれて外にも出られない・・・
そんな時は段ボールと新聞紙で簡易トイレを自作するという手も!!
新聞紙は水分を吸い取ってくれたり、においを抑える効果も。
車内のごみ箱などでも箱の部分は代用できそうですね。
大雪で立ち往生したり、水道管が凍結して水が使えなくなった時、一番困るのがトイレ問題。万が一の時への備えとして、身近にあるものを使った簡易トイレの作り方をご紹介します。いざという時はぜひお役立て下さい。https://t.co/wnShGQkpII pic.twitter.com/iZWK12CBJW
— ウェザーニュース (@wni_jp) February 6, 2018
立ち往生防止!雪道を走る前に準備しておくべき5つのグッズ
雪道は様々な危険を潜んでいますから、万が一の時に備えて便利グッズなどを準備しておくことをオススメします。
1.防寒用品
タイヤチェーンの装着や万が一パンクした際など、外で作業する可能性は十分にあります。
長時間の作業になることも考えて防寒着を車に積んでおきましょう。
また、車内で待機する場合にも防寒着があることでガソリンを無駄に使用せず暖をとることができますから、車に積んであると非常に重宝します。
コートなどの上から更に着られる、大きめサイズのものがあるといいですよ。
さらにブランケットや毛布なども積んでおくと、長時間車内にいなければならない際にも役立ちます。
2.懐中電灯
Wsiiroon LED 懐中電灯 XM-L2 強力 軍用 1800ルーメン 超高輝度 ハンディライト 電池付き ズーム式5モード SOS点滅 停電 防災対策 |
夜間に動けなくなってしまったときのことも考えて、LEDライトも車に積んでおきましょう。
冬は日が落ちるのが早いので、すぐに暗くなってしまいます。
立ち往生した当時は明るくても、次第に暗くなってきますから、懐中電灯は必須です。
3.軍手や手袋
Terra Hiker スキーグローブ 撥水 防風 保温 滑り止め 5本指タイプ 登山 スキー アウトドア 3M極細断熱素材 ウィンタースポーツ 手袋 防水ジッパー式ポケット付き メンズ (M) |
脱出作業をする際に役立つのが「軍手」です。
雪を掻き出したりする際に、非常に重宝しますしケガの防止にも役立ちます。
また、軍手以外にもゴム手袋もオススメです。
雪がしみて手がかじかむのを防いでくれますよ。
もちろん、雪用のしっかりした手袋が用意できればそれが一番ですね。
4.スコップ
除雪ブラシ&スクレーパー付き 雪かき スコップ 軽量 500g メタルブレード補強タイプ 簡単 組み立て式 伸縮式 85cm~113cm コンパクト (1) |
雪かきをしたり、タイヤの下の雪を固めたりするのに役立ちます。
どうしても手だけでやろうとすると限界がありますので、スコップはあったほうが安心です。
コンパクトに収納できるスコップなども売られていますので、車に載せておいても邪魔になりませんよ。
5.充電器
スマホのバッテリーを充電できるポータブル充電器もあるといいですね。
救助の要請や家族との連絡手段に使うスマホが使えなくなってしまったら大変です。
また、救助を待つ時間に情報を集取したりもできますから、一つは車に積んでおくことをオススメします。
★一酸化炭素中毒にご注意ください!!
【雪道で、立ち往生した時は】
●一酸化炭素中毒を防ぐため、排気管付近を頻繁に除雪する
●窓を開けて換気する
●知人や警察に消息を伝えながら救助を待つhttps://t.co/cNDAAMiVz1 pic.twitter.com/mNzRIRjLJo— 朝日新聞デザイン部 (@asahi_designbu) February 6, 2018
砂や、簡易トイレに使えそうな新聞紙も用意しておくとよいですね!
危険な雪道では焦らず適切な対応を
立ち往生してしまったら、一番は焦らずに行動することです。
雪道での立ち往生では、自分が事故を起こしていなくても渋滞に巻き込まれることも考えらます。
救助や通行が可能になるまでに待機できるような防寒着や充電器などのグッズも準備しておくと安心です。
スタッドレスタイヤやタイヤチェーンの装着も重要ですが、それ以外のものもしっかりと準備しておきましょう。
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