もう凍結した雪道の運転も怖くない!アイスバーンの注意点や運転のコツを知ろう♪
路面の凍結によってできる『アイスバーン』。雪が溶けて凍ってしまった道路であったり、濡れているだけのように見えて実は凍結していたりと、私たちドライバーにとっては非常に危険なものです。 雪道では、通常の運転と異なりブレーキ操作やハンドル操作が重要になってきます。そこで今回は、どのようなアイスバーンがあるのか、どのようなことを意識して運転すれば良いのか見ていきましょう。 運転方法を覚えておけば、より安全に雪道を走行できますね。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2018-2-9 / 投稿日:2017-11-27
目次
代表的案アイスバーンの種類3つ
□ アイスバーン(路面凍結)
積もった雪の上を車が通り、凍結することで発生する路面のことをいいます。
昼間に踏み固められた雪道の表面に水がたまり、夜にその水が凍ることによって発生します。
走行するとバリバリと音がしたり、運転席から見ても明らかに凍っているのがわかります。
凍った路面の下に白い雪があるので、凍っている部分とそうでない部分が比較的わかりやすいのが特徴です。
□ ミラーバーン(鏡面圧雪)
ミラーバーンは、路面の雪が鏡のように磨かれた状態の路面をいいます。
雪が降った道路を走行した車によって雪が固められ、さらにタイヤで何度も路面が磨かれることによってツルツルになっていきます。
そして停車した車の下から出ている熱によって、雪がわずかに溶け、それが再び凍結することが原因でできます。
スタッドレスタイヤが多くなった現代で多く見られる現象ですね。
車内から見ると太陽の光で光って見えたり、キラキラと光を反射するので確認しやすいのが特徴です。
□ ブラックアイスバーン
アイスバーンの中で最も危険で見えづらいものが『ブラックアイスバーン』です。
路面が凍結しているにもかかわらず、運転席からは路面が濡れているようにしか見えないことが危険と言われる理由でもあります。
アスファルトの表面を薄い氷の膜でコーティングされている状態です。
雨の日と路面の見え方がほぼ同じなので、ついいつもと同じ運転をしてしまいます。
気をつけていないと車のコントロールができなくなるほど、滑っていきます。
夜間や早朝に走行する場合は、このブラックアイスバーンに注意してください。
アイスバーンが発生しやすいので運転に注意が必要な場所3選
1.橋の上やトンネルの出入り口
橋の上やトンネルの出入り口付近は、気温が低くなりやすく、凍結しやすい場所です。
特に橋は坂道になっているため、アイスバーンでブレーキが効かなくなってしまった場合は非常に危険です。
上り坂、下り坂ともに危険ですから、このような場所を走行する際はスピードを出しすぎないよう十分に注意してください。
2.交差点
交差点付近は、非常に多くの車が止まります。
車が止まると、路面の雪が溶けていき、夜間に再び凍結する可能性があります。
また、交差点内の道路は縦や横にワダチができます。
この部分を走行する際にハンドルを取られてしまうことがあります。
3.日陰になりやすい場所
日が当たらず常に日陰になっている場所は、路面温度が上がりにくく、水になった雪がすぐに氷になります。
周囲の雪が溶けていても、このような日が当たらない場所は、いつまでも氷が残った状態になっているので、注意して走行するようにしましょう。
どの部分が日陰になっているのか、日頃から気にしておくといいですね。
アイスバーンを安全に運転するための2つのコツ
□ 急ブレーキ・急ハンドルなど『急』の付く操作をしない!
急ブレーキ・急ハンドルなど『急』の付く操作をしないようにしましょう。
一気にブレーキを踏み込んだり、ハンドルを切ったりすると車両をコントロールできなくなり、対向車線や側壁に衝突してしまいます。
特にブレーキをかける時は、短いブレーキを多くしましょう。
一気に踏み込むのではなく、断続的にブレーキをかけるとうまく止まれます。
通常の運転のように、一定の力でブレーキを踏み続けるとスリップする危険がありますから、十分注意してください。
□ 夜間走行時は、速度を落としてしっかりハンドルを握る
昼間に比べ、路面が凍結しやすい時間帯です。
昼間と違い路面の状況を判断しにくいため、慎重な運転が必要になります。
速度を落として、しっかりハンドルを握ることを大切ですね。
夜間走行では、常に路面が凍結していることを意識して運転するようにしましょう。
どこに、どんなアイスバーンがあるか分かりにくいので、あらかじめ危険を予測して走行すると事故を未然に防ぐことができます。
スタッドレスタイヤならいつもの運転で大丈夫?
スタッドレスタイヤを履いているからといって、完全に安心してはいけません。
スタッドレスタイヤは、「滑らない」ではなく、「滑りにくい」という性能ですから、過信は禁物です。
私たちが雪道でも制御できるレベルまでにタイヤの性能を引き上げているだけですから、通常の運転とは違った意識で運転する必要があります。
CMでの演出から、ピタッと止まるイメージがありますが、現実はそうはいかないことも多いです。
雪道での運転の仕方をしっかり意識して走行してくださいね。
たとえスタッドレスタイヤだとしても、「滑る時は滑る!」と思って安全運転を心がけましょう。
雪道を安全に運転するための3つのコツ
アイスバーンは雪で隠れていたり、見えにくくて気づかないこともあるので、アイスバーンが目に入らなくても雪道の運転には注意しましょう。
雪道の運転のコツを知って、危険を回避してください。
1.車間距離を十分にとる
車間距離をいつもより広く取るように心がけましょう。
雪道では制動距離も長くなりますし、急ハンドル・急ブレーキを行ってもスリップしてしまいうまく危険を回避することができません。
先行車がどのような動きをしても対応できるように、車間距離を十分にとっておきましょう。
2.急はハンドル操作・ブレーキ操作をしない
『急』のつく操作は非常に危険です。
乾いた路面を走行するときと同じような感覚ではダメですよ。
車線変更する際は、ハンドル操作はゆっくり長い距離を使いましょう。
ブレーキをかける時は、いつもより早めにブレーキをかけ始め、数回に分けてゆっくりと踏みます。
一度に強いブレーキをかけてしまうと車がスリップしてしまいますから、ゆっくり優しくブレーキを踏みましょう。
3.意思表示を早めに
「曲がる・止まる・車線変更する」といった動作を行う際は、早めに意思表示をし、周囲の車に知らせましょう。
曲がる直前で合図を出すと、後続車が急ブレーキを踏まなくてはならなくなります。
急ブレーキを踏むと車がスリップし、追突事故の原因にもなりますから、できるだけ早めに意思表示をするように心がけてください。
自分の動きを周りの車に伝えることも重要です。
油断大敵!慎重な運転をしましょう
アイスバーンは、運転席から非常にわかりにくいものです。
特に『ブラックアイスバーン』には十分注意しましょう。
一見濡れているだけの路面に見えて、実は凍結しているという非常に厄介な現象です。
油断せず、慎重に運転しましょう。
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