車が盗難にあったらすぐすべき行動とは?盗まれやすい車ランキングや盗難予防策も!
車の盗難は、全国で毎日のように起きてしまっています。数にすると1日に約30件ほどです。 窃盗の手口が年々高度になり、スピーディーになっています。万が一車が盗まれてしまった場合の対処方法や手続きの仕方などをご紹介しています。 また、あなたの大切な車が盗まれてしまわないように盗難対策グッズもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2018-5-18 / 投稿日:2017-6-6
自動車盗難は全国で何件ある?
全国でどれぐらいの自動車が盗まれているのか
自動車盗難は全国で約11,655件(2016年)発生しています。
1日に換算すると、約30件起きている計算です。
自動車の盗難は2006年,2007年ごろは約3万件ほどの自動車盗難が発生していましたが、この頃を境に減少傾向にあり、昨年(2016年)は約1万件となっています。
このようなに自動車盗難は年々減少している原因として、車のセキュリティー性能がアップしたことにあります。
ユーザー自身が自動車の盗難に対して警戒意識を持ち、またメーカーもセキュリティーアイテムの強化をしていいるからです。
盗難されやすい車 TOP3(2014年11月調査データ)
全国で多くの自動車盗難が発生しています。
その中でも多く盗難にあっている車種がありますが、どのような車種なのでしょうか。
第1位 トヨタ 『プリウス』
堂々の第1位はトヨタのプリウスです。
高級車でなく、ハイブリッドカーであるプリウスが1位とは意外ではないでしょうか。
しかし、これには理由があります。
プリウスは世界的に人気で、型落ちのプリウスやエアロパーツなどが高値で売れるからなんですね。
またプリウスは他のガソリン車やディーゼル車と違いモーターも使用して車を動かしています。
「EVモード」で走行する場合は、かなり静かで燃費も向上します。
ですが、このモーターもかなり高価なものなため、窃盗団の標的になってしまっているんですね。
第2位 トヨタ ハイエース
耐久性に優れ、人や荷物を多く積むことができるため、トヨタのハイエースも狙われやすいです。
パーツの汎用性や世界でも人気があることから、プリウスに次いで2番目に盗難が多い車種となっています。
最近では、イモビライザー(盗難防止装置)が装備されたことによって、やや減少傾向にあります。
このような装置がつけられたことから、今では、最新のハイエースではなく、セキュリティーが甘い5年ほど前のハイエースのほうが、窃盗団からは目をつけられやすいです。
第3位 トヨタ ランドクルーザー
通称ランクル!
この車は、トヨタが誇る最高クラスのSUVとして、自動車ユーザーからとても人気です。
サスペンションやフレームなどかなり厳しい審査をくぐり抜けた車種で、『安心のトヨタ』から壊れない車として評判があり、海外でも需要があります。
日本ではかなり大きい車ですが、海外のユーザーからは壊れにくく乗り降りのしやすい車として人気のため、高く売れることも盗難ランキングに入る原因の1つです。
あなたの車も窃盗団の標的になっているかもしれません。
できる限り防犯対策をして、自動車盗難にあわないようにしましょう!
車が盗まれたら保険料は支払われる?
車が盗まれてしまった...。
でも車両保険に入っているし安心!と思っていませんか?
しっかりと盗まれた状況や保険の内容を確認しておかないと1円も払われないこともあるので注意が必要です。
まず、「本当に盗難なのか?」をきちんと確認しましょう。
- 周囲を確認する!(サイドブレーキなどの駐車措置が不十分で移動している場合がある)
- 見つからない場合、警察に連絡をし、被害届を出す。
- 保険会社に連絡をし、事情を説明する。
車がない!となると動揺しますが、盗難にあった時にとる最初の行動が重要ですから、慎重に行ってください。
そしてその際、加入している自動車保険に「盗難補償」はきちんとついているか?を改めて確認してください。
保険料の一番安いエコノミー型だと、盗難は対象外になっていることがあります。
ご自身のプランを、きちんと把握しておくことも大切です。
自動車盗難にあった時、車が戻ってくることを一番に願いますが、多くの場合戻ってくることはありません。
また、戻ってきたとしても車内が荒らされていたり、壊されている場合がほとんどです。
次の車の購入へのお金として、しっかりと対処することが必要です!
車が盗難にあった場合、保険金は支払われるのか?
自動車の盗難の被害に遭えば、これまでかけていた保険から、保険料が支払われます。
では実際にどのように補償されるのか見ていきましょう。
・ 盗難にあった場合、損害は全額補償されるの?
車が盗難にあった場合、あらかじめ契約した保険内容に従い、車両保険に記載されている額が支払われます。
車両保険プランの中に『盗難』が対象になっていれば、全額支払われますので安心してください。
しかし、保険金の支払いまでに1ヶ月以上かかることがほとんどですから、その間に使用する代車などの料金が含まれているかなども確認しておきましょう。(代車の料金が支払われないプランであれば実費です。)
・ 車の中にあったものの補償は?
車内に置いてあった貴重品なども一緒に盗まれてしまった場合は、「みのまわり補償」と言うオプションによって補償されます。
セゾン自動車火災保険では、「車両身の回り品補償」というものがあります。
お車が盗難され、お車に載せていた持ち物も盗まれてしまった場合、持ち物は補償されません。この場合、別途「車両身の回り品補償」をセットすると、お車内の持ち物も補償されます。ただし、お車に載せていた持ち物だけが盗まれた、いわゆる「車上荒らし」の場合は、「車両身の回り品補償」でも補償対象とはなりません。
こういったオプションプランもつけておくと、安心できますね。
盗難でも保険金が支払われないケースもある?
『偽装盗難』と呼ばれる保険金詐欺が多くなってきているため、確実に「盗難」と分かるまでは支払われないケースがあります。
場合によっては、年収や資産などの経済状況まで調べられることもあり、保険会社が保険金を支払うか否かの決定をします。
本当に盗難があったのか、それとも偽装なのかが曖昧だと保険金が支払われないこともありますから、被害にあった際は、盗難にあった場所・時間・状況・当日や前日の行動内容など偽装と疑われない証拠も必要になります。
盗難にあった場合は、なるべく詳しく状況を確認し、焦らず対処しましょう。
車の盗難にあったらやるべき4つの手続き
車が盗難にあってしまったら、上記でご紹介した周囲の確認、被害届の提出、保険会社へ連絡を行います。
そのあとに行う手続きをご紹介します。
1. 末梢登録を行う
車の末梢登録をします。(いわゆる廃車手続きです。)
大きく分けて2つの登録方法があります。
- 盗まれた車が見つかったとしても、今後乗ることがないのであれば『永久末梢登録』
- 盗まれた車が戻ってきた場合、その車に乗り続ける場合は『一時末梢登録』
このような手続きをしておかないと、使用していない車に対して、自動車税や自動車重量税を支払わなければならなくなります。
無駄になってしまうことにもなりますので、必ず手続きしましょう!(普通車の場合、自動車税や自動車重量税が残っていれば、月割りで戻ってきます。)
2. 自賠責・任意保険の解約
末梢登録を行った証明書のコピーを添付し、解約の手続きを行います。
自賠責保険は有効期限が1ヶ月以上残っている場合は、還付を受けられますから、解約の手続きを行いましょう!
また任意保険の場合、車に乗らないのであれば解約、別の車に乗り換えるのであれば変更届を提出します。
3. 保険特約の申請
車が盗まれた場合、車内に置いてあった貴重品などの補償を受けられる場合があります。
車両保険の他に『携行品損害担保特約』というものをつけていると、車内にあったものに対して補償が受けられます。
ですが、特約によっては補償できる範囲がそれぞれ違うので、確認が必要になります。
(財布はOKだけど、パソコンはダメ!といったものもあります。)
4. 各種カード類の再発行申請・盗難届け
運転免許証や健康保険証などの再発行手続きやクレジットカードやETCカードなどは二次被害がないように盗難届けを申請しましょう!
いろいろなところへ連絡したり、書類を揃えて申請したりと、かなり時間と手間がかかりますが、手続きしておかないと治療が受けられなかったり、運転できなくなってしまいます。
盗難予防策の基本と、簡単にできる盗難防止グッズ3選
自動車を盗難に合わせないためには、
- 必ず鍵をかけ、窓も全て閉める
- 車の中に荷物(高価なもの、貴重品、その他目につくようなもの)は置いておかない
など、当たり前のことですが改めて注意する必要があります。
更に、しっかり盗難対策をしたいという場合は、防犯グッズを使い対策することも大事です!
1.警報装置&GPS装置
車が振動したり、窓ガラスが割られたりすると、警報音で知らせてくれます。
振動アラーム ワイヤレス リモコン付き ホームセキュリティ ドア、ウィンドウ、カー、バイク盗難防止セキュリティアラーム 安全システムの検出器 |
大きな音がなるので、かなり役立ちますが、あまり安物などを設置してしまうとトラックが通過した振動だけでも音がなってしまうので、専門家と相談し購入することをオススメします。
さらに、GPSを合わせて利用すると効果的です。
車が盗まれた際に、パソコンやスマホで位置情報を得ることができます。
警察と連携して捜索できるシステムも完備されているので安心ですね。
2.ハンドルロック
車のハンドルをロックしておくものです。
かなり厳重にロックできますし、見た目も大きく車外からも確認できるので、防犯に役立ちます。
3.タイヤロック
自転車や原付などに使用するものの自動車版です。
見た目にインパクトがあるので、「防犯対策してますよ!」ということがわかりオススメです。
接触部分がラバーになっていうので、ホイールが傷つかないのも嬉しいですね!
車を停める際は、細心の注意を払おう!
車は高価なものです。
カギの取扱や窓、ドアの開けっ放しなど決して無いように、しっかりと防犯対策をして車が盗まれないよう注意しておきましょう。
盗まれてしまってからでは遅いですからね!
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