ポータブルカーナビとは？フロントガラスに貼付けは違反？

ポータブルカーナビは、名称の通り『持ち歩きができるタイプのカーナビ』のことで、ポータブルナビとも呼ばれます。

本体にディスプレイはもちろん、GPSアンテナが搭載されており、多くの場合バッテリーも内蔵されている製品です。

特に外部から何も接続しなくてもカーナビとして機能します。

とはいえ、電池持ちはそんなによくありませんので、通常はシガーライターから電源を取って使用します。

ダッシュボード等に両面テープで張り付けて使うタイプのものが多く販売されています。

しかし、吸盤などでカーナビをフロントガラスに張り付けるのは厳密に言うと、違反になります。

海外で認められているものが、そのまま輸入されて販売されているせいか、吸盤で貼り付けるものも簡単に手に入りますのが、安全面も考慮し、利用には十分注意してください。

日本では、車の窓ガラスに貼り付けてよいものが決まっています

４ 前項に規定する窓ガラスには、次に掲げるもの以外のものが装着され、貼り付けられ、
塗装され、又は刻印されていてはならない。
一 整備命令標章
一の二 臨時検査合格標章
二 検査標章
二の二 保安基準適合標章（中央点線のところから二つ折りとしたものに限る。）
三 自動車損害賠償保障法（昭和30年法律第97号）第９条の２第１項（同法第９条の４
において準用する場合を含む。）又は第10条の２第１項の保険標章、共済標章又は保
険・共済除外標章
四 道路交通法第63条第４項の標章
五 削除
六 前各号に掲げるもののほか、運転者の視野の確保に支障がないものとして告示で定
めるもの
七 前各号に掲げるもののほか、国土交通大臣又は地方運輸局長が指定したもの

平成29年6月22日に細目告示第 39 条が改正され、車内のドライブレコーダーも、フロントガラスへの取り付けOKとなりました。しかし、カーナビは違反となります。

ポータブルカーナビの4つのメリット

1.「取付けが簡単！」

ポータブルカーナビのメリットは、取付けが簡単なことです。

シガーソケットから電源を取り、ダッシュボードに固定すればOKですので、自分で取り付け可能です。

車を2台以上持っている方は、乗るときにポータブルナビだけ移動させることもできますね。

2.「ナビ機能に特化」

スマホでもカーナビを使うことはできますが、「カーナビ」「ハンズフリー通話」「音楽再生」「チャット」など、同時に使いたい機能がたくさんあり過ぎて、肝心なときにカーナビの案内がわからなかったりすることがあります。

カーナビだけの機能に特化しているからこそ、スマホとは別で使える点がポータブルナビのいいところです。

3.超小型ナビなら「車を停めた駐車場からも案内してくれる」

いまでは、スマホ並の超小型のポータブルナビもあります。これなら、持ち歩きや自転車への取り付けも可能なので、車を降りた後も、目的地まで引き続き案内してくれます。

4.「オフラインでもOK」

スマートフォンアプリのカーナビは、電波の通じるところでないと、目的地検索ができなかったり、地図が表示されなかったりすることがあります。

ポータブルナビなら、携帯会社の電波やwifiの届かないところでも問題なく利用することができます。

ポータブルカーナビの３つのデメリット

1.「手軽さではスマートフォンに劣る？？」

スマートフォンでのナビ利用も当たり前の昨今、ポータブルナビのメリットがだいぶ薄れてしまってきているのは確かです。

バッテリーの持続時間や持ち歩く場合の重量もスマートフォンに比べたら、やはり分が悪いのです。

2.「車載ナビに比べて位置精度が悪い」

また、車載カーナビのように車速パルスなどのセンサーを利用できませんので、位置精度がやや劣ります。

また、GPSの測位を主に利用していますので、トンネルの中などではうまく測位できないものもあります。

3.「多くのモデルが交通情報表示に非対応」

交通情報の受信には、FM多重チューナーが必要となるため、多くのモデルは対応していません。

渋滞回避ルートなどにも対応しませんので、混雑する都市部で利用する方は、これに対応したモデルを選びましょう。

おすすめポータブルカーナビ4選！

元カーナビ解説者である私の最新のおすすめポータブルカーナビを4点、ご紹介します。

目的にあわせて、ぴったりのものをみつけてくださいね。

1）低価格で高機能なポータブルナビでオススメ
「パナソニック GORILLA（ゴリラ） CN-G510D」

価格も大きさもバランスのとれた1台はパナソニックのゴリラシリーズです。

ワンセグチューナー付きなので、地デジも楽しめます。

昔から定評のあるGORILLAシリーズですので、自分の位置を地図上で正確に知るには十分な機能を持っています。

パナソニック Gorilla（ゴリラ） CN-G510D [SSDポータブルカーナビゲーション 5V/VGA/16GB/ワンセグ] 感想(1件)

2）低価格で多機能のポータブルナビが欲しい方にオススメ
「ユピテル 5型 ワンセグ搭載 ポータブルカーナビ YPB554」

安価に入手できるモデルを１つご紹介します。

全国の地図がついて、各種案内図でガイドします。

しかもうっかり違反を防止するオリジナル警告など、機能も多めなのに、15,000円前後で入手できるのですから、驚きです。（2018年8月現在）

【送料無料】Yupiteru(ユピテル) 5型 ワンセグ搭載 ポータブルカーナビ YPB554 [ワンセグ]

3）最新機能満載のポータブルナビが欲しい方にオススメ
「パナソニック GORILLA CN-G1000VD」

交通情報はVICS WIDEと呼ばれる新しいタイプの交通情報システムに対応しています。

また、道路マップも2020年までは無料で更新できるそうです。

さらにオプションのOBD2アダプター（CA-CS10D）を利用すれば、車の車速パルスを利用したナビゲーションも行えます。

これがあれば、GPS信号が届かないトンネルの中でも、自分の位置が正確な場所で表示されます。

【即納】パナソニック カーナビ 7V型 16GB SSD ポータブルナビ ゴリラ ワンセグ CN-G1100VD 2017年モデル 【送料無料】【KK9N0D18P】

４）便利なポータブルナビが欲しい方にオススメ
「パイオニア　エアナビ　AVIC-MRP770」

手を振ったり近づけたりするだけで操作できる「エアジェスチャー」が便利！

また、地図もとにかく見やすいのが特徴で、さらにワンセグチューナー内蔵です。

他のポータブルナビに比べると価格が高いので、購入を検討する際には注意が必要です。

[carrozzeria]ポータブルナビ：エアナビ「AVIC-MRP770」

あなたにぴったりのポータブルナビを選んでみてくださいね♪

ポータブルカーナビについてその特徴とオススメ機種をご紹介しました。

簡単な作りのものから、高機能のものまでさまざまです。

スマートフォンのカーナビアプリに押されがちなポータブルナビですが、カーナビ専用機器ということで、どんな状況でも安定して利用できるのが強みです。

貼り付けるだけで利用できるポータブルナビです。カーナビのついていない中古車を購入した場合などは、ポータブルナビの購入も検討してみてはいかがでしょうか。

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