レンタカーでハイブリッド車とガソリン車はどっちがいい?コスパと性能を比較して紹介!
最近はレンタカーで当たり前にハイブリッド車を借りられるようになりました。レンタル料金がガソリン車よりも高かったりするのですが、ハイブリッド車をレンタルするにはいったいどんなメリットがあるのでしょうか。旅先での移動用に、長距離の出張へ行くためなど、様々な場合でレンタカーを利用すると思います。トータルコストの違いも含めてどんな場合にハイブリッドカーがおすすめなのかご紹介します。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:audi A3(中古で購入) 車に対する思い:免許…
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- 最終更新日:2018-10-25 / 投稿日:2018-10-11
目次
レンタカーではハイブリッド車を借りたほうが得?
皆さんはレンタカーを借りる時に、ハイブリッド車を選んで借りたことがありますか?
レンタカーを利用するときには多くの場合、何人乗りか、SUVかセダンか、など目的によって車のタイプを選びます。
そこに加えて、ここ数年ではハイブリッド車かガソリン車か?という選び方もできるようになっています。
レンタル料に関しては、多くのレンタカー会社でハイブリッド車がガソリン車よりも高いです。
一方で、ガソリン代のことを考えるとハイブリッド車のほうがかかりません。
実際にレンタカーを借りる場合には、ガソリン車とハイブリッド車はどちらがお得なのでしょう?
レンタカーでハイブリッド車を借りるメリット
ハイブリッド車をレンタルする場合、性能の面でメリットがあります。
私が考える、ハイブリッド車をレンタルする時の大きなメリット3つを紹介します。
ハイブリッド車レンタルのメリット①車内が静か
ハイブリッド車の多くは、エンジンをかける時、走っている時、再発進するときと、多くの場面でエンジンの音が静かです。
旅行となると、夜から出発するなんてこともあるかもしれません。
そうなれば車内で睡眠を取ることも珍しくありません。
小さなお子様がいるご家庭ならば特に、走行中でも車内は静かなハイブリッド車のほうが眠りやすいですよね。
ハイブリッド車レンタルのメリット②発進がスムーズ
ハイブリッド車は発進のときに、電気で動くモーターで発進します。
そのため、運転中の発進時の出だしが非常に速くスムーズです。
出だしがスムーズだと、同乗者は振動もあまり感じることなく車酔いしにくく、運転手も寄り道の多い長距離の運転の時では運転が楽に感じるのではないでしょうか?
ハイブリッド車レンタルのメリット③ガソリン代が少なくすむ
レンタカーの多くは、消費したガソリン分を満タンにして返却しなければならない場合がほとんどです。
ハイブリッド車は、ガソリンと電気の両方で走る車なので、ガソリンだけで走る車よりもガソリンの消費量が少なくすみます。
消費量が少ない分、ハイブリッド車はガソリン代も少なくすみます。
レンタカーは気になる車の試乗ができる点も魅力!
車の購入を考えていれば、購入する前に乗って試してみたいと考えると思います。
レンタカーならディーラーでの試乗よりも、いろんな道を長い時間乗ることができます。
ハイブリッド車も視野に入れているのであれば、ぜひ1日レンタルでハイブリッドカーを試してみてもいいかもしれません。
レンタカーでハイブリッド車を借りるデメリット
運転中の静かさや、発進のスムーズさなど性能の面、燃費の良さの面でハイブリッド車はとても魅力的なものがあります。
デメリットは何なのでしょうか?
ハイブリッド車は同じクラスのガソリン車をレンタルするより、料金が少し高い点がデメリットです。
例えば、ニッポンレンタカーの料金を見てみると
- ガソリン車のミニバンクラスのステップワゴン、ノアなど:24時間で21,600円~
- ハイブリッド車のヴォクシーハイブリッド、ノアハイブリッド:24時間で23,760円~
といったように、およそ1日当たり2,000円くらいの差があります。
レンタカーのハイブリッド車とガソリン車トータルコストを比較
ハイブリッドカーを借りるほうが少しレンタル料が高いのですが、負担するガソリン代はどのくらい差がでるのでしょうか?
燃費が良いと言われているハイブリッドカーのほうがガソリン代を負担せずにすみそうですが、実際に「レンタル料のもとが取れるほど差が出るのか?」について調べてみました。
ハイブリッド車の燃費が良い理由とは?
トヨタが1997年に世界最初のハイブリッド車「プリウス」を発売してから、現在では国内各自動車メーカーの主要車種には必ずといっていいほど、ハイブリッドモデルが用意されています。
「ハイブリッド車はガソリン車に比べて燃費が良い」ということは車が好きな人以外も知っている常識になっています。
ハイブリッド車の燃費がいい理由は、ハイブリッド車はガソリンエンジンに加えて電気モーターも使って車を動かすからです。
運転の中でも燃料を多く使う発進をモーターで動かたしりすることで全体的な燃費を下げています。
またハイブリッド車は、ブレーキを使うことでもモーターの充電を行ったりするスグレモノです。
実際のハイブリッド車とガソリン車の燃費の差
レギュラーガソリン1リッターあたり140円で、ハイブリッド車とガソリン車の燃費を比較してみます。
・トヨタ シエンタの場合
ハイブリッドモデル (カタログ燃費) 140÷28.8km/L=約4.8円/km
ガソリンモデル (カタログ燃費) 140÷20.2km/L=約6.9円/km
シエンタは1kmあたり2.1円の差がでます。
仮に旅先で100キロ走る場合では、ハイブリッド車のほうが210円お得です。
・ホンダ ステップワゴンの場合
ハイブリッドモデル (カタログ燃費) 140÷25.0km/L=約5.6円/km
ガソリンモデル (カタログ燃費) 140÷17.0km/L=約8.2円/km
ステップワゴンは1kmあたり2.6円の差がでます。
100キロ走るとなると、ハイブリッド車のほうが260円お得、ということです。
ハイブリッド車とガソリン車の燃費の差は明らか
ハイブリッド車とガソリン車では燃費に明らかな差があることがわかりました。
長距離で移動するためにレンタカーを利用する場合には、レンタル中の給油も自費になりますので、費用がかかります。
ハイブリッドカーを借りれば同じ距離を走るにしても、ガソリン車よりもレンタル中のガソリン代が少なく済むということです。
ガソリン価格は地域の差がある
さきほどの例ではリッターあたり140円で計算してみましたが、リッターあたり150円台の時もありますよね。
さらに、ガソリン価格には地域差があるのはご存知でしょうか。
私の出身地である長野県はガソリン価格が高いことで有名らしいです。
2018年9月現在で全国平均で1Lあたり151.1円の時に、長野県は156円でした。
1Lあたり5円近く高いのです。
これに対して一番安いのは和歌山県でリッター146.5円でした。
わが長野県と比べると10円近く安いです。
ガソリン価格が高い地域を移動するのであれば、ハイブリッド車はガソリン車よりも感じるお得感は大きくなります。
総額で見るとガソリン車のほうがお得
実際のガソリン代の差をみていただきましたが、どう思いましたか?
ハイブリッド車は確かに低燃費ですが、ガソリン代との差は100㎞走っても300円以下の差額ということがおわかりいただけたと思います。
そのためレンタル料金2,000円の差を考えると、ガソリン代で元を取れるかといわれると、正直難しいところでしょう。
具体的にハイブリッド車をレンタルしたほうがお得になる距離を考えと、24時間で1,000㎞以上を移動する場合になります。
1,000㎞を移動するなら通常10時間以上かかります。
東京からだったら大阪が片道500kmくらいなので、東京大阪間往復をするためのレンタカー利用であれば、ハイブリッド車を借りたほうがお得になる可能性がある、ということになります。
費用だけを考えてハイブリッド車をレンタルすると、長距離運転をする場合やガソリン代が高い地域の場合に限ればお得ということになります。
レンタカーのハイブリッド車は長距離移動にはオススメ!
レンタカーで、ハイブリッド車を選ぶ場合のメリット・デメリットを紹介しましたが、燃費に関しては運転の仕方やどこに旅行に行くかによってかなり左右されます。
ハイブリッド車のモーターはブレーキで充電するため、停止、発進が繰り返される街乗りで大きな効果を発揮します。
半面、高速道路などの移動がメインになってしまうとガソリン車との燃費の差はそれほど大きくなるとは期待できません。
料金のことだけを考えると、
- ・都市部や渋滞が予想される道を走る場合はハイブリッド車
- ・ガソリン価格が高い地域への旅行はハイブリッド車
- ・車での移動はほとんど高速道路の往復のみ、ガソリンが安い地域に行く人はガソリン車
のレンタルがおすすめです。
ただしハイブリッド車には走行中の車内の音が静かだという大きなメリットもあります。
乗り心地を重視される旅行の場合には、筆者はハイブリッド車をおすすめします。
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