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夏はエンジンがかかりにくくなる…
夏にエンジンのかかりが悪くなることが多くあります。
おはようございます♪
月曜の夜から車のエンジンがかからない。暑い中、酷使しすぎたのか?やっぱり車がないと不便な我が家の立地(╥﹏╥)— sion (@yu_ka_rinko) August 21, 2013
車の中が死ぬほど暑い…窓開けたいのにエンジンかからないとかもう…
— seven@【常】金欠 (@seven5711) July 4, 2013
JAFの統計によると、夏はエンジンがかからないというトラブルが多く発生するそうです。
これは、夏は車の電力を多く使うことから電気系に異常が起こったり、モーターに負担がかかるのが原因だと考えられています。
確かに夏の車内は外気温よりも更に暑くなるので、エアコンをつけずに過ごすのはつらすぎるので、車に乗ったらすぐにフルモード・強にして一気に涼しくすることも多いですよね。
車はエンジンが回転することで電力を貯め、それをエアコンやオーディオなどの電力に使っています。
そのため、暑いからといってエアコンなど電力を使いすぎると、いざというときエンジンがかからない、なんてことも起きてしまいます。
ひどい場合は、オーディオをつけた途端にエンジンが停止してしまうことも…。
電気を使いすぎて、バッテリーに負担がかかるため、なかなかエンジンがかからなくなってしまうのです。
しかし、実はバッテリーの問題以外にも、エンジンがかかりにくくなる原因があるのです。
今回はバッテリーの問題以外に関して、詳しく見ていきたいと思います。
エンジンがかかりにくくなる原因でバッテリー以外の3つの可能性
1.セルモーターの故障
エンジンを始動させる時に使用するのが『セルモーター』です。
エンジンがかかる前に「キュルキュル」っと音がしますよね?
これがセルモーターの音です。
このセルモーターが故障しているとエンジンがかからなくなります。
バッテリーなどには問題がなく、オーディオやライトが正常に動いているのに、エンジンがかからない場合は、この部分の故障を疑ってください。
頻繁にエンジンのON・OFFを繰り返す方は要注意です!
2.燃料系のトラブルが原因
燃料を供給するホースなどが劣化している場合は、うまく燃料が供給されず動かなくなることがあります。
また、燃料の入れ間違いも考えられます。
軽自動車に軽油を入れてしまい、車が故障して動かなくなってしまった...。なんてこともあります。
ハイオク車にレギュラーガソリンを入れてしまった場合やレギュラー車にハイオクを入れてしまっても車は動きますが、軽油を入れてしまうとエンジンが故障します。
最悪の場合はエンジンを分解して修理が必要になるため、かなりの費用がかかってしまいます。
給油の際の油種選択には注意が必要ですね。
3.オルタネーターの故障
オルタネーターとは、車に装備されている発電機のことを言います。
車を動かすための重要なパーツですから、そう簡単には壊れることはありませんが、機械ですから100%故障しないとは言えません。
バッテリーを新品に交換しても、またすぐに車が止まってしまうようであれば、このオルタネーターの故障が疑われます。
そういった際は整備工場に持ち込んでその旨を伝えて専門家に見てもらいましょう。
エンジンがかかりにくい時の解決方法
エンジンがかかりにくいと感じたら、最初はまずバッテリー上がりを疑いましょう。
これまでの走行で車の電力をかなり使っている場合、突然エンジンがかからなくなることが多くあります。
また、夏に限らない場合で言うとルームランプの消し忘れやライトのつけっぱなしも原因だったりします。
ウッカリしがちな方は注意が必要ですよ。
解決方法として、まずすべての電装品を停止させます。
- エアコン
- オーディオ
- ヘッドライト
- ルームランプ
これらや、車内で使用している電力をすべてOFFの状態にします。
この状態で、もう一度エンジンをかけてみてください。
エンジンがかかり、走行できる状態になれば、走行することでバッテリーへ充電が行われます。
しかし、すべてをOFFの状態にしてもエンジンがかからないのであれば、JAFや他の車からジャンピングコードを使用して電気をもらってエンジンをかけるしかありません。
バッテリーに関してはこうした方法でエンジンをかけることができますが、部品のトラブルや故障が原因であればその場でエンジンをかけるのは難しいです。
エンジンがかかりにくい原因の簡単セルフチェック!
エンジンがかからない原因は何・・・?
これを素人で判断するのはなかなか難しいものですし、出発しようとしているので時間も気になりますよね。
- エンジンのかかりが悪い
- オーディオの調子が悪い
- ライトの明るさが変化する
この3つにあてはまる場合にはバッテリー本体の不調が考えられます。
ただしこれ以外に3つ、エンジンがかからない原因をセルフチェックできる項目があります。
1. バッテリーの残量をチェック
バッテリーを横から見て、バッテリー液の量を確認します。
バッテリーの側面に『UPPER LEVEL ・LOWER LEVEL』という文字が書いてあります。
コンチネンタルGTにしばらく乗っていないのでバッテリー充電してみた。
FI車なのに開放型バッテリーだ。
ふと液面線を見るとバッテリー液がアッパーレベルを上まわっているじゃないのw
急ぎスポイトで標準液面まで抜き取りしたよ(^-^; pic.twitter.com/BwgA0U47fQ— 大きな (@o_kina) December 7, 2016
バッテリー液不足がエンジンがかからない原因のこともあります。
適正な量の判断方法は『UPPER LEVEL ・LOWER LEVEL』間に液面があれば、大丈夫です。
この部分よりも下にある場合などは、バッテリー液の補充が必要となります。
2. エンジンオイルのチェック
エンジンを回転させるために必要なものがエンジンオイルです。
汚れ具合や量を確認してみましょう。
汚れていたり、エンジンオイルが無くなっていることでエンジンがかからない、ということもあります。
エンジンオイルは油ですから、新しいものに交換した瞬間から酸化して汚れていきます。
定期的に点検し、交換することでエンジンを長持ちさせたり、故障を防いでくれますよ。
エンジンオイルの汚れや量のチェック方法はこちらの記事で紹介しています。
運転免許を取る時の教習所でも習った記憶がありませんか?棒を抜き差しして不足をチェックするあの方法です。
3. エンジン始動時に異音がしないか?
エンジンを始動する際に、いつもと違う音が聞こえてきたら要注意です。
変な音がある場合は、セルモータが故障している可能性やエンジン自体が故障し始めていることがある為、一度専門家に見てもらうことをオススメします。
少しでも異音に気づいたら、大きな故障や事故になる前にすぐに対応しておきましょう。
例えばガソリンスタンドでは簡単な点検なら無料で行ってもらえたりします。
エネオスの無料点検についてはこちらのサイトで確認ができますよ。
異変を感じたら自己判断はやめよう!
エンジンのかかりが悪い場合、これまでご紹介してきたようにバッテリーの故障が第一に考えられます。
ですが、バッテリーに電力を供給して、エンジンを始動させることができても、また止まってしまう可能性もあります。
また、バッテリーの影響でエンジンがかかりにくいと思っていたのに、実は違う部分の故障だった...、なんてこともあります。
自分での判断はなかなか難しいですよね。
エンジンは車を動かす大事な部分ですから、少しでも異変を感じたらディーラーや自動車整備工場へ行き車を見てもらいましょう。
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