【簡単】エンジンオイルの点検方法!定期メンテナンスでオイル交換時期を見極めよう
エンジンオイルは自分で簡単に確認出来るパーツの一つです。洗車や点検の際に、エンジンオイルの状態を見ておくだけで、エンジントラブルなどを回避することが可能です。 また、エンジンオイル交換の時期やどこで交換してもらうのが安心なのかもご紹介します。 オイルレベルゲージの見方なども詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2018-1-16 / 投稿日:2017-4-18
目次
エンジンオイルとは?
エンジンに使われている潤滑油のことを、エンジンオイルと呼んでいます。
エンジンに使用するための油であり、様々な機能の為に使用されるが、主となる潤滑作用を元に潤滑油とも呼び、モーターオイル (motor oil) と呼ぶこともある。
車に乗られる方は、定期的に交換しているかと思いますが、ディーラーに行った時や車検のときに「汚れてるのですぐ交換したほうがいいですよ」と言われること、多くありませんか?
毎回そこまで言われるほど汚れていたなんて…となる前に、自分でチェックできると安心ですし楽ですよね。
そこで、自分でできるエンジンオイルの点検方法をご紹介します。
エンジンオイルってどこにあるの?
エンジンオイルは車のボンネットの中にあります。
■ ボンネットを開けてみましょう
まず、運転席の足元にあるボンネットオープンレバーを探しましょう。
はずいことしたわ…
ガソリン入れにきて給油口のとこ
開けようとしたら間違って
ボンネット開いた… pic.twitter.com/Apv4Cqge09— だらっくま (@pur12nz666) May 13, 2016
ガソリン給油口のレバーと近くにある場合があり、間違えやすいので注意してくださいね。(笑)
ボンネットオープンレバーを引くと、ボンネットが少し浮きます。
この浮いた隙間に指を入れ、ロックを解除して開けます。
開けたら、ボンネットステーで固定します。(車種によってはものステーがない場合もあります。)
※ボンネットステーがなければ、そのまま開けた状態を保つので大丈夫です。
車種により開け方が異なる可能性がありますが、日産のサイトに図での説明もありますので参考にしてみてください。
エンジンオイルの役割
エンジンオイルは5つの役割を持っています。
- 潤滑
- 冷却
- 洗浄
- 防錆
- 密閉
それぞれが、大切な役割を持っています。
エンジンオイルの一番の目的は『潤滑』です。
エンジン内には、たくさんの部品があり、その部品たちを複雑に回転させて、エンジンを動かしています。
金属同士の摩擦を少なくし、うまくエンジンを回すためにエンジンオイルが潤滑油となっています。
2つ目は『冷却』。
金属が擦れ合うため、その部分は高温になります。
エンジンが高温になってしまうと、故障の原因になるのでエンジンオイルを利用して冷却しています。
3つ目は『洗浄』。
エンジンは回転運動をしているので、金属同士がこすれ合い汚れが生じます。
この汚れをエンジンオイルが吸着・分解することで、エンジン内を綺麗な状態に保ってくれています。
4つ目は『防錆』。
エンジンは高熱になりやすく、外気温との差で水分がつきやすいため、月日が経つにつれて錆びていきます。
錆はエンジンの機能を低下させてしまうので、エンジンオイルによってこれを防止しています。
最後は『密閉』です。
エンジンエネルギーを逃さないために、部品の隙間を埋める役割をしています。
その隙間部分からエネルギーが逃げていかないよう、エンジンオイルを使って密閉状態を保っているのです。
このように、エンジンオイルは複雑なエンジンの内部を正常に保つ大切な役割を担っています。
そのため、定期的に点検をして綺麗な状態にしておく必要があるんですね。
エンジンオイルが汚れているとダメなの?
エンジンオイルの役割からわかるように、オイルが汚れたままだと、エンジンが正常に作動しなくなってしまいます。
そのまま放置し続けると、動かなくなってしまいエンジンそのものを交換しなければいけなくなります。
エンジンの乗せ替えにはかなりの費用がかかってしまうので、エンジンオイルはきちんと交換する必要があります。
オイルレベルゲージを見て、オイル状態を確認しよう
自分でも簡単にオイルの状態を確認することができます。
1.オイルレベルゲージを探す
エンジンルーム内にある「目立つ色の丸いもの」を探してみましょう。
この丸い部分を持ち、引き抜きます。(引っ張れば、簡単に抜けます。)
2.オイルレベルゲージの先端を拭き取る
オイルレベルゲージを抜いたら、まず先端に付いているオイルを拭き取ります。
この時に拭き取るものはなんでもいいです。(ティッシュやキッチンペーパー、タオルなど)
綺麗に拭き取りましょう!
3.オイルレベルゲージをもとに戻し、再び抜き取る
綺麗に拭き取ったら、オイルレベルゲージを一旦戻し、再び抜き取ります。
抜き取ったら、白いタオルやペーパーなどをあて、エンジンオイルの状態を確認します。
この時、スレッジと呼ばれる金属の汚れがあり、オイルが真っ黒な色をしていれば交換の時期です。
また丸い印の間にオイルが付いていれば、エンジンオイルの量も適切です。
このように簡単にエンジンオイルの状態が確認できます。
ですが、こまめにボンネットを開けてチェックして…っていうのは少し面倒ですよね。
更に色だけでの判断なので、「これくらいはどうなの…?」と悩むこともあると思います。
慣れれば簡単に判断ができますが、最初は見てもわからないかもしれません。
そんなときは、「前回の交換時期から15,000kmか1年経過しているか」という部分で判断するといいですよ。
それくらいに交換に行って、その時に「どれくらいの汚れになったら交換に持ってくるべきか?」をプロに聞いてしまうのもいいでしょう。
エンジンオイルは油ですから時間が経つにつれて酸化していきます。
汚れがひどくなくても、交換が必要な場合もありますので、距離と年数も判断目安にしてくださいね。
エンジンオイルの交換はどこでできるの?どこがオススメ?
実際にオイル交換をしてもらうのは、どこがいいのでしょうか?
ディーラーで交換してもらう
ディラーで交換してもらう場合が一番安心で確実です!
費用はやや高くなってしまいますが、交換時期やオイルの種類も適切なので、お任せで交換できます。
商品名・型番 料金(1Lあたり) 特徴 ウルトラMILD(10W-30) ¥1,252 幅広い車種に対応した
マルチタイプエンジンオイルウルトラLEO(0W-20) ¥1,323 0W-20推奨車向け環境対応型・
低燃費エンジンオイルウルトラGreen ¥1,323 Hondaハイブリッド及び低燃費
ガソリンエンジン向けエンジンオイルウルトラNEXT ¥1,485 エンジンの耐久性と省燃費性能を高次元で
両立させた次世代エンジン用エンジンオイル
次回の交換時期やエンジンの状態も教えてくれますから、ディーラーで交換する方法が一番オススメですよ。
町の整備工場(指定工場・認証工場)で交換してもらう
ディーラーと違い、様々な種類のエンジンオイルが選べます。
価格も色々あるので、選択の幅が広がりますね。
エンジンオイルは車種によって入れる種類が違ってきます。
自分の車にあったオイルを整備士さんと話し合って入れることができるので、車にこだわりのあるユーザーにはオススメです。
カー用品店やガソリンスタンドで交換してもらう ※失敗談アリ
カー用品店やガソリンスタンドでの交換は、あまりオススメできない方法です。
私の体験談ですが、いつも入れているガソリンスタンドではないところでガソリンを入れようとした時の話です。
スタッフが「エンジンの音が少し気になるので、一度エンジンルームを見せてください」というのです。
エンジン音がおかしいなんて、かなり焦りますよね...。慌ててボンネットを開けて、確認してもらいました。
数分見た後に「エンジンオイルが古くなっているので交換が必要ですっ!(ドヤ顔)」と言われました。
3日前に車検を受け交換したばかりなのに?なんで?
私は「エンジンオイルは3日前に車検を受けた時に交換したばかりですが、もう古くなっていますか?」と言うと
スタッフは無言でボンネットをそっと閉じました。(笑)
適当すぎるでしょ!違う意味で不安になりました。
あまり知識がなく、経験が少ないスタッフがいる可能性が高いので、あまりオススメできません。
なかには、資格を持った整備士さんもいるので必ずしもダメとは言えないですが...。
なので前回いつ交換したのか?は覚えていたほうがいいでしょう。
信頼できる整備士さんに、やってもらいたいですもんね。
早めにエンジンオイルを交換したほうがいい場合
車種によって、エンジンオイルの交換時期が少し違います。
ターボ車やスーパーチャージャーといった過給付き(一気にたくさんの燃料を燃やして動力へと変えるもの)のエンジンを積んでいる車種は、エンジンが高温になりやすく負荷がかかるので、普通車よりも早めに交換する方がいいでしょう。
普通車の場合は15,000km走行か1年に1回程度の交換でいいですが、ターボ車やスーパーチャージャーなどの車は5,000kmごとか6か月に一度の頻度で交換することいいですね。
エンジンオイルは何がいいの?
エンジンオイルは車種によって異なります。
またオイルの特性などによっても様々なものが用意されています。
輸入車であれば、輸入車専用のオイルですし、最近の車種に多いハイブリッド車専用のオイルもあります。
さらに、使用状況や走行環境によっても入れるエンジンオイルが違ってきます。
自分の車に最適なエンジンオイルはどれなのか、ディーラーや業者とよく相談してオイルを決めましょう!
自分でオイル交換をすることも可能ですし、費用を抑えることもできますが、初めての人にはちょっと難しいかもしれません。
専用の工具を集めるのに最初はお金がかかったり、廃油の処理などに時間と手間がかかります。
失敗すればオイル漏れなどの原因にもなるので、車の整備に自信のある方以外はディーラーや業者にお任せしたほうが安心です!
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