危険!車からの異音で特に注意すべき4つの音!いつもと違うと思ったらすぐに対処しよう
車から異音がする場合はトラブルの可能性が高いです。どの部分からどのような音がしていたらダメなのか、車からの異音で注意すべき4つをそれぞれの対処方法も合わせて紹介します。普段はあまり気に留めない車の音かと思います。でも、車が発する変な音は故障の重要なサインや兆候ですから、普段からしっかりと車の音を気にかけて聞いてあげてくださいね。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2018-8-23
車から異音がする?危険な故障のサインかも!
車からいつもと違う音(異音)が聞こえてきたら、車の不調・故障のサインです。
車のトラブルには何らかの前兆があり、そのあとに故障が起こります。
運転中聞き慣れない音がしだしたら、車のどこが不調なのか確認する必要があります。
車の異変を早めに察知することで、思わぬ事故や重大な故障を防ぐことができます。
いつもと違う音が聞こえてきたら車を止めて、原因を見つけましょう。
最近の車は、電気系統の異常やエンジントラブルが起こると警告灯が点灯し知らせてくれる便利な機能も装備されていますが、警告灯だけでは気づけない部分もあります。
例えばタイヤのトラブルは、警告灯で知らせてくれませんから、音から異変を感じ取る必要があります。
では、どんな異音があるのか。
異音で注意すべきものを4つ、合わせてその音に気づいた場合の対処法はどうすればいいのかについて詳しくご紹介します。
1.エンジンからの異音
エンジン部分の異常を知らせる音として『ガラガラ』という音が聞こえてきたら、エンジン系のトラブルの可能性が考えられます。
(ガラガラ音の具体的な音は↓の動画で聞けます)
『ガラガラ音』は、多くの場合エンジンオイル不足が原因で起こります。
また、『キンキン』や『カンカン』といった金属音が聞こえる場合は、エンジンの温度が高温になってしまうオーバーヒートが考えられます。
『キュルキュル』という音が聞こえてきたら、タイミングベルトなどの部品の劣化が考えれます。
どの現象も放置しても直りませんので、エンジンから普段聞かない音がする場合は、早めに点検に出すことをお勧めします。
エンジンから異音が聞こえたらどうすればいい?
エンジンからの異音がした場合は、すぐに自動車整備工場へ行ってください。
エンジン周りは、重要なパーツがたくさんあります。
また、専門的な知識が必要なため、私たち素人が簡単に対処できるようなものではありません。
エンジンは車を動かす重要な部分です。
オーバーヒートも、タイミングベルトの破損も、大きな事故になってしまう恐れもありますので、手遅れになる前にすぐに見てもらいましょう。
2.マフラーからの異音
排気系のトラブルの場合、特別な音がするのはマフラーです。
マフラーからの音が大きいことやザラついた音(マフラーの途中からの音漏れ)がしたら要注意です。
※↓こちらの動画で、マフラーの異音が聞けます
マフラーの異音は、音が大きくうるさいだけでなく、エンジンとも繋がっているため車全体に大きな影響を及ぼします。
また、マフラーもエンジンも不具合があると不完全燃焼が起きることもあり、一酸化炭素中毒など命が危険にさらされます。
排気系のトラブルは、車内にいると気づきにくいものです。
気づけるように、出発前にエンジンをかける際、窓を開けてマフラー音を確認しましょう。
特にアクセルの踏み込みなどで音が変わってると気づいたら、外に出て音をしっかりと聞いください。
マフラーから異音が聞こえたらどうすればいい?
マフラー周辺で変な音がした場合もすぐに整備工場で見てもらいましょう。
車底部は素人では簡単に確認出来ませんから、壊れているかどうか目視することが難しいものです。
そのため、自分では解決することができないうえに、マフラーの故障は放置すると危険な場合もあるのです。
【注意】排気系のトラブルで死に至った事例も!
家の塀に車のリア部分をぶつけてしまいましたが、軽度にみえるという理由で整備工場に持って行かず乗り続けていたドライバーがいました。
車を直せば費用はかかるため、そのまま放置して走行し続けていたのです。
ある日駐車場に車を停め、暑かったのでエンジンをかけたまま仮眠をとっていましたが、車内で亡くなりました。
一酸化炭素中毒による死亡事故と判断されたのですが、車をぶつけたことによるマフラーの破損が原因で、車内に高濃度の一酸化炭素が充満して中毒死したと説明されています。
マフラー部分の破損を放っておいただけで死亡事故が起こってしまうのですから怖いですよね。
何か異音を聞いたらすぐに見てもらってください。
3.トランスミッション系の異音
シフトレバーの動きがいつもと違ったり、ギアを入れた際に音や違和感を感じたらトランスミッションのトラブルが起きている可能性があります。
※↓運転中にギュルギュルギュルーーという不快な異音がする動画です
トランスミッション系のトラブルが起きると、車を制御できなくなってしまうのでかなり危険です。
シフトレバーが動かなくなったりします。
また、ブレーキを踏むたびに『キーキー』と音が聞こえた場合は、ブレーキパッドの消耗が考えられます。
ブレーキパットが古くなるとそのまま放置するとブレーキが効かなくなってしまいますので注意してください。
トランスミッション系の異変への対処方法
ギアに異変を感じたら、低速ギアに入れ走行してみてください。
この状態でも音やシフトノブの動きに、ひっかかりやいつもと違う感覚がある場合は、重大なトラブルが起きている可能性があります。
ギアの動きに異変がある時にも、エンジンや排気系のトラブルと同様に自動車整備工場へ持ち込みましょう。
4.足回り・タイヤ関係の異音
足回りでのトラブルでは『ゴーゴー』という音がなることがあります。
この場合ベアリングなどに不具合が出ている可能性があります。
※不具合と正常の比較動画です↓正常な場合はタイヤが回っても音がしないです
また、車内に入ってくる、車の走っていると聞こえる大きな音は普段も聞こえるかと思いますが、この大きな音(ロードノイズ)が普段より大きくなってきたと感じたら、タイヤの溝が減っていることがあります。
タイヤの溝は、路面の溝で地面とのグリップ力を高めてスリップを防ぐ役割があります。
タイヤが摩耗してすり減ってくると、溝が浅くなって普段より大きなロードノイズを感じます。
何か車内がうるさいなと思ったらタイヤのチェックをしてみましょう。
また、私の経験ではタイヤがパンクしたまま走行させていた際には「バタバタ」とすごい音が鳴りました。
パンクすると車体もガタガタするのですぐに異変には気づけるかと思いますが、油断しているとそのガタガタの感覚すら「単なる段差の多い道路かな?」などと思ってしまいますので、注意が必要です。
もしもタイヤが古いなと思ったら履き替えも検討しましょう。
高いイメージのある車のタイヤですが、エコタイヤや韓国製タイヤなど話題のお安めなものもチェックしてみてはいかがですか?
足回りの異音への対処方法
タイヤの溝が無くなっていることが原因である異音がする場合、見た目にも溝がすり減っている状態かと思います。
そうなると、ガソリンスタンドでは新しいタイヤの購入をすすめられるかもしれません。
自分で判断して放置するのではなく、タイヤを購入したり、一度整備工場で見てもらうなどの対応をしましょう。
またタイヤがパンクしていた場合には、決してそのまま車を走らせずに、スペアのタイヤと交換して下さい。
それが出来ない場合には、路肩に寄せてJAFのロードサービスを利用して救援要請をしましょう。
JAFは24時間いつでも助けに来てくれる安心できるサービスです。
未加入の方は加入を検討してみてはいかがでしょうか。
車からの声をしっかり聞き取ろう!
車から発せられる音は、気づけないほど小さな場合もあります。
でも、その異音がする原因はほとんどの場合、素人では解決できないことが多いとおわかりいただけましたか?
車の異変に早く気づくことで、大事には至らず修理費用も安く済ませることも出来る場合があります。
異音がするのに気づいていながら「走行には問題ないから。。」という理由で、そのまま放置するのは絶対にダメですよ!
普段と違う音がしている時は、何かしらのトラブルが出ているサインなので早めに点検してもらって下さいね。
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