赤信号や黄信号の点滅って一時停止?徐行?点滅信号を無視した時の違反点数や罰金も解説!
点滅信号のルール、きちんと把握していますか?点滅信号を無視して走行した場合、違反となるので罰則と反則金があります。では黄点滅を無視して走行した場合、違反はあるのでしょうか。もちろん黄点滅も違反になります。 なぜ違反になるのか、点滅信号のルールを詳しくご紹介します。 交通量が少ないからと言う理由で、あまり意識していなかった方はこれを機に再確認してみてください。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2019-2-28 / 投稿日:2017-8-28
点滅信号のルール、ちゃんと理解していますか?
信号機のルールは当然ながら、すべてのドライバーは知っていると思います。
では、点滅信号の場合はどうでしょうか。
正しい点滅信号のルール、覚えていますか?
たまにしか見ない点滅信号ですが、知らないと大変な事故を起こしてしまったり、悲惨な事故に巻き込まれてしまうことになりかねません。
「あまりよくわからないけど注意して走行すればいい」や「なんとなく色の感じで......」といった走行をしていませんか。
今回は点滅信号についてのルールを再確認しましょう。
点滅信号時の走行ルール
1.赤点滅
赤点滅の場合は「一時停止」の義務があります。
道路交通法施行令第2条で『車両は、停止位置に置いて一時停止しなければならない』とされています。
ですから、赤点滅は停止線で一時停止を必ず行ってください。
一時停止をし、周囲の確認を十分に行ってから進むみましょう。
2.黄点滅
黄点滅は、「注意して進む」です。
他の交通に気をつけながら進めば、赤点滅と違って一時停止が義務付けられているわけではありません。
周囲をよく確認して、他の車両がないか侵入してくる車両はないかなどを十分に確認して交差点を通過してください。
黄点滅が優先ということはないので、油断することなく注意して走行しましょう。
参考:第二条|道路交通法施行令
点滅信号はどんな時に使われる?
1.一灯点滅信号機
近所の一灯式点滅信号機 pic.twitter.com/Ps9djePV9D
— haru哉 (@helian_amadu) June 29, 2017
#信号機の日前夜祭
サイコロ型一灯式点滅信号機 pic.twitter.com/l1ibxKY2PU— series211 (@0909Yamachan) August 19, 2017
通常の信号機は3つの点灯箇所がありますが、一灯点滅信号機は点灯箇所が初めから一つしかないものを指します。
この一灯点滅信号機は、交通量の少ない場所で、一旦停止の標識だけでは不十分な場合、ドライバーへ危険を強調する意味で設置されています。
特に、『歩行者の交通量は多いが、通常の信号を設置するまでには至らない場所』に設置されることが多いです。
周囲に学校や幼稚園・保育園などがある場所に多く見られます。
2.夜間点滅信号
交通量が少なくなる22時〜翌5時まで、通常の信号から点滅信号に変わる信号機があります。
(点滅信号へ変わる時間は、場所により異なります)
昼間に非常に交通量が多い道路の信号は、通常の信号点灯時間が長い場合が多いです。
このような交差点で、夜間の交通量の少ない時間帯に昼間と同じ時間信号待ちをしていると、ドライバーを長く待たせることになります。
そういった状況を避けつつ円滑な道路環境を作るために、夜間は点滅信号にするようになっているのです。
点滅信号のルールを守らなかった時の罰則はある?
点滅信号無視による罰則がある
点滅信号であっても罰則はあります。
この違反は「信号無視」にあたり、しっかりと法律で定められています。
- 違反点数 2点
- 反則金 7,000円
赤点滅は停止線での一時停止が義務付けられていますので、一時停止を行わなかった場合は違反になります。
このことは、通常の信号と同じなのでわかりますね。
ですが、黄点滅は「注意して進む」ということから、違反に当たらないという認識をしているドライバーが多くいます。
しかし、そうではないので注意してください。
黄点滅は「他の交通に注意して走行しなければならない」とありますから、歩行者はもちろん車両が侵入している状態で安全確認を怠り、その他の車両の進行を妨害するような場合は違反になります。
赤点滅・黄点滅どちらの場合も罰則がありますので、気をつけましょう。
点滅信号で歩行者がいたら?
点滅信号に歩行者がいたら、通行の妨げをしてはなりません。
横断歩道等によりその進路の前方を横断し、又は横断しようとする歩行者等があるときは、当該横断歩道等の直前で一時停止し、かつ、その通行を妨げないようにしなければならない。
出典:第三十八条|道路交通法
上記のように決められているため、歩行者が優先となります。
点滅信号は信号機が設置されていない横断歩道と同じ扱いです。
そのため歩行者の通行の妨げをしてしまうと違反になってしまうのです。
これまでに点滅信号で車と歩行者との事故が多く発生しています。
どの事故を見ても点滅信号だから交通量が少ないだろう、こんな遅い時間に歩行者はいないだろうといった「だろう運転」が原因です。
「だろう運転」から「かもしれない運転」へ切り替えて走行するようにしましょう。
点滅信号のルールを再確認しましょう
なぜか、点滅信号だと「罰則がない」や「多少なら大丈夫」と思っているドライバーが多くいます。
ですが車両が少ないということだけで、ルールを守らなくていいと言う理由にはなりません。
この機会に、点滅信号でのルールをしっかりと確認して安全運転に心がけましょう。
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