道路交通法違反取締り件数ランキングTOP6【平成26年度】違反内容・反則金・点数まとめ
1位は約4人に1人が取り締まりにあっているあの違反です!平成26年度の道路交通法違反の取締り件数ランキングを1位~6位まで紹介するとともに、反則金や違反点数などもまとめました。 上位に入ったのは、どんな違反なのでしょうか? 普段から運転をするドライバーならば、これらは1度は取り締まられたことがあるのでは? 取り締まられやすいポイントを再確認して、安全運転を心掛けたいものです。
免許取得歴:20年以上 今乗っている車種:Nissan Skyline(中古で購入) …
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- 最終更新日:2017-6-29 / 投稿日:2017-1-17
目次
ランキング発表! 道路交通法違反とは?
「道路交通法違反」
いわゆる、おまわりさんに反則切符を切られる件数のランキングです。
平成26年中には、車両等の道路交通法違反の取締り件数は約703万件となっています。
平成26年の免許保持者の総数が820万人なので、1人1回違反したして計算すると、85%の人が取り締まられているということになります。
取締り件数の多い違反を知って、取り締まられないように日常から気をつけていきましょう。
1位~6位までをご紹介していきます。6位までの違反で約500万件、違反の70%を締めています。
第6位 「酒酔い、酒気帯び運転」 27,122件
道路交通法「酒気帯び運転等の禁止」
酒を飲んだり、酒気を帯びて運転してはいけないというだけではなく、運転者に酒を出したり、勧めたりすることによってもこの違反に該当します。
酒気帯び運転の車に跳ねられた猫、運良く会社社長に救助された、怪我は二カ月の重症でしたが 順調に回復し、
会社の招き猫勤務に従事 pic.twitter.com/P8QZHW50vY— 権太 (@mutu70) January 7, 2017
■反則金と違反点数
[罰則]
酒酔い運転 5年以下の懲役又は100万円以下の罰金
酒気帯び運転 3年以下の懲役又は50万円以下の罰金
[違反種別と点数]
酒酔い運転 35点
酒気帯び運転 (呼気1リットル中のアルコール濃度0.25ミリグラム以上) 25点
酒気帯び運転 (呼気1リットル中のアルコール濃度0.15ミリグラム以上0.25ミリグラム未満) 13点
第5位 「横断歩行者等妨害」 94,433件
道路交通法 「横断歩行者等の保護のための通行方法」の違反
横断歩道を横断する歩行者を妨害する行為です。
横断歩道を横断中の歩行者や自転車がいるときに、その前を横切るように車が進入したりすると違反となります。
ご存知ですか?(1)「横断歩行者等妨害等違反」
~横断歩道を通行する時に、歩行者、自転車がいない事が明らかでなければ、徐行をする必要があります。また、歩行者、自転車が横断中は一時停止する義務があります~
横断歩道で待っている方がいても止まらないドライバーさんが多いですよね。 pic.twitter.com/KzzoLBCzxs
— ちたじ(知多自動車学校) (@chitaji) January 6, 2017
【歩行者優先】信号のない横断歩道で、歩行者が横断しようとしているのに停止せずそのまま通過するのは「横断歩行者等妨害等」の交通違反です▶普段から横断歩道を意識して運転しましょう▶特にこの時期は暗くなるのが早いので、歩行者を確認しづらくなります▶早めのライト点灯とハイビームの活用を! pic.twitter.com/RDfdtueVgr
— 山梨県警察 (@YamanashiPolice) December 12, 2016
■反則金と違反点数
[違反行為の種別] 横断歩行者等妨害等
[反則金] 9千円(普通車)
[点数] 2点
第4位 「信号無視」 71,233件
道路交通法 第7条の違反
赤信号で交差点を通過したり、信号機の点滅時の交差点の通過行為によって違反となるものです。
赤色の点滅時は停止位置での一旦停止してから、黄色信号の点滅時は、注意して交差点に入る必要があります。
信号無視の違反は、点灯信号でも点滅信号でも2点です。反則金は車の大きさによっても変わりますが、普通車の場合は、9千円か7千円です。
— traffic signal (@signal_traffic) January 13, 2017
■反則金と違反点数
[違反行為の種別] 信号無視
[反則金] 9千円(赤信号), 7千円(点滅)
[点数] 2点
第3位 「一時不停止」 1,231,190件
道路交通法 第43条 指定場所における一時停止
道路標識等によって一時停止すべき場所が指定されているときには、一時停止しなてはなりません。
よく警察官が陰に隠れてみていて、止まらないと追っかけてきて捕まえることがよくありますよね。
会社近くの狩場(警察の)通ったら目の前の車が一時不停止してて、あ〜あれは警察居たら確実に捕まるな〜と思ってたら目の前の暗がりで急にパトランプ点灯してビビる
南無— 福 (@fukuzinduke) January 11, 2017
■反則金と違反点数
[違反行為の種別] 指定場所一時不停止等
[反則金] 7千円(普通車)
[点数] 2点
第2位 「駐停車違反」 1,530,064件
道路交通法 第44条~第50条
駐車・停車については、多くの記載がありますが、簡単にまとめると、道路標識等で指定された駐停車禁止区域での駐車や停車は違反となります。
土日祝祭日に駐停車違反のタクシー見かけたらどうするの? pic.twitter.com/yiQe5b5Gt5
— そよかぜ@栽培係青 (@soyokaze270) December 3, 2016
駐禁が駐停車違反→放置車両となると、反則金がMAX!1万8千円と知る(早めに払おう、直近の銀行営業日だな)反則金の括りが普通車、大型車というのが気に入らないが仕方ない。二度と会社で駐停車違反はしない。
— ten (@ten_suzuki) January 8, 2016
■反則金と違反点数
[違反行為の種別]駐停車違反
[反則金]
駐停車禁止場所で放置 1万8千円(普通車)
駐車禁止場所・方法違反等で放置 1万5千円(普通車)
[点数]
駐停車禁止場所等 2点
駐車禁止場所等 1点
第1位 「最高速度違反」 1,835,930件
道路交通法 第22条
これはみなさんご存じの通り、最高速度を超えて走行した場合の違反です。
ほとんどのドライバーが、少なくとも1度は経験しているものではないでしょうか?
<○×>日本のパトカーはスピード違反の車を検挙する場合 制限速度を守らなくても良い
→○パトカーは緊急自動車であり、他の車同様に法定(制限)速度を厳守する必要性があるが、最高速度違反における取締りにかかる緊急自動車は適用外であり、制限速度は無い。(道路交通法第41条)
— QMA道路問bot@実装お待ちしてます (@QMA_roadQbot) January 4, 2017
■反則金と違反点数
[違反行為の種別] 速度超過
[反則金] (いずれも普通車の場合)
高速道路35以上40未満 35千円
高速道路30以上35未満 25千円
一般道路25以上30未満 18千円
一般道路20以上25未満 15千円
一般道路15以上20未満 12千円
一般道路15未満 9千円
これ以上の速度超過は、「反則金」ではなく「罰金」となり、一発で免停となってしまいます。
[点数]
50以上 12点
30(高速40)以上50未満 6点
25以上30(高速40)未満 3点
20以上25未満 2点
20未満 1点
道路交通法違反 取締り件数ランキング【平成26年度】まとめ
平成26年度の取締り件数のランキングを1位~6位までご紹介しました。
やはり1位は最高速度違反、街中や高速道路での取締りも常時行われていますし、件数もダントツで多くなっています。
筆者が意外だったのが、「横断歩行者妨害」が5位にランクインしていたことです。
運転する側から見ますと、自転車がぎりぎりのタイミングで横断歩道に突っ込んで来たりすることも多いので、非常に神経を使いますね。
この辺りは、国によって特徴が出ると思います。
たとえば英国の場合には、道路では自動車が歩行者よりも優先的に走っている感覚がありますので、歩行者は車の動きに非常に気を付けて渡っています。
(一方で、歩行者は、歩行者用信号機をまったく無視して、自己責任で道路を渡る人が結構多いように見受けられます。)
運転する側も、歩行者も自転車も、お互いの動きを予測しながら道路を移動することで、より安全な交通社会になるのではないでしょうか?
また、これらの違反のポイントですが、それぞれの違反を酒気帯びで行った場合には、上述した違反点数が数倍に大きくなるということです。
酒気帯びの運転は、それだけリスクが大きいということにもなりますね。
参考:
第5節 道路交通秩序の維持|平成27年交通安全白書(全文) - 内閣府
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