車の「幅寄せ」は危険?それ間違ってます!巻き込み事故防止のために必要な行為です!
『幅寄せ』と聞くとどのような行為を思い浮かべますか? 幅寄せとは道路の左折時などに道路の左側に寄って、バイクや自転車の挟み込みを防止するための行為です。ですが、「幅寄せ」の意味を勘違いしているドライバーを多く見かけます。 ロードバイクの流行により、幅寄せ行為は事故防止のためにも重要な役割を持っています。幅寄せ行為を十分に理解して、間違った幅寄せをしてしまわないためにも、どのような行為が本来の幅寄せなのか、本当にその行為は必要なのかを詳しく見ていきましょう。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2025-10-6 / 投稿日:2017-7-25
車の幅寄せってどういうもの?

幅寄せとは、左折時にあらかじめ道路の左側に寄り、道路の左端に沿って走行することを言います。
道路交通法 第34条にもあるように、左折する際に車を左側に寄せて走行するとあります。
教習所でも「キープレフト」という名で習うのではないでしょうか。
ですが、ロードバイク(自転車)の流行や二輪車のすり抜けが目立つようになり、幅寄せ=並走するそれらの車両をわざと避けさせるための危険行為 と認識してしまっている人も少なくありません。
また、駐車時に指定の位置からずれてしまった場合に行うことも「幅寄せ」と言います。
最初に説明したものと合わせて3つの意味を持つ『幅寄せ』ですが、本来の意味は「左折時に巻き込み事故を防ぐため」というものです。
では、どうして幅寄せが必要なのか見ていきましょう。
走行中、車の幅寄せは必要なの?

幅寄せは巻き込み事故防止のため
先ほどご紹介したように、幅寄せは『巻き込み事故防止』のために行います。
これは、車の死角である部分に自転車や原付などが入り込まないように、あらかじめ車を左側に寄せてカーブを曲がっていく行為です。
車の後方はサイドミラーやルームミラーでは確認できない部分があります。
この図のように右左後方はミラーの死角になってしまいますから、この位置に車両があると左折しようとする際に巻き込み事故が起こってしまいます。
この巻き込み事故を防止するために「幅寄せ」があります。
左折の際に目視によって死角部分に車両がいないことを確認して、カーブを曲がります。
これを本来の幅寄せと言います。
幅寄せの意味を間違えているドライバーが多い...
しかし、この幅寄せを正しく認識し行っているドライバーは少ないですね。
最近では、ロードバイクが多くなり、車道を走行する軽車両が増えています。
車を運転するドライバーから見れば、軽車両は交差点から突然飛び出してきたり、突然進路を変更するなど、かなり迷惑に思うこともあります。
このようなマナーの悪い軽車両のドライバーを嫌がり、左折する場合でもないのに幅寄せや無理な追い越しなどの危険行為をするドライバーが多くいます。
この行為は、軽車両のドライバーからみると怖くて、車道を走ることができません。
だからと言って歩道を走るわけにもいきませんからね...。
このような危険行為のために幅寄せをするのではなく、巻き込み事故防止のために車の幅寄せを行うと認識しましょう。
幅寄せのメリット・デメリット
□ 幅寄せのメリット
幅寄せのメリットは先に述べたように『巻き込み事故防止』です。
十分に注意していても死角に軽車両があるとミラーでは確認できませんし、事故の可能性が高まります。
このような事故を防ぐためにも、幅寄せする必要があります。
□ 幅寄せのデメリット
幅寄せするデメリットは、寄せすぎによる接触です。
巻き込み事故を防ごうと車を寄せすぎてしまい、カーブの際にタイヤを縁石にぶつけてしまったり、擦ってしまう可能性があります。
また、内輪差の影響でガードレールと車体がぶつかってしまうことも考えられますから、幅寄せの際には適切な間隔を意識するようにしましょう。
正しい幅寄せの仕方
- 交差点の30mほど手前までにウィンカーを出します。
- 減速をしながら、車を左側に寄せていきます。もし、後方に軽車両がいた場合、ウィンカーの合図で車が左に曲がることがわかるため、早めにウィンカーを出すように心がけてください。
- 交差点に入る前に、しっかりと目視で後方の確認をします。ミラーだけの確認では死角がありますから、必ず目視してください。
- ゆっくりと交差点へ侵入していきます。
- 交差点に侵入する際も目視で巻き込みがないか確認してから、カーブを曲がります。横断歩道がある場合は、歩行者にも注意しましょう!
左折をする交差点の手前から、車を左側に寄せていき、歩道と車道との間にスペースを作らないことで他の車両を死角に入れないようにします。
巻き込み事故を防ぐためにも『幅寄せ』は必要なドライブテクニックの一つです。
また、ウインカーも早すぎるのはよくありませんが、早めに合図をすることで周囲に左に曲がる意思が伝わります。
そうすれば、相手も減速し巻き込まれないように意識してくれますよ。
状況によっては、軽車両を先に行かせてもよい
左折する交差点よりずいぶん手前から軽車両を確認している場合、速度をあえて落とし、軽車両を先に行かせてから、ゆっくり左折する方法もあります。
無理に追い越しをかけて慌てて左折するよりも、交差点までの距離や車両の速度などから判断して、軽車両を先に行かせることによっても巻き込み事故を防止することができます。
ですが、お互いに譲り合ってしまい意思の疎通がうまくできなくて、接触事故になってしまう可能性があります。
ウィンカーでしっかり合図したり、手で合図したりなど、声が届かない分しっかりと意思を表示することも大切です。
安全に走行するために思いやりのある運転を!

ロードバイクやの普及によって、様々なトラブルが起きています。
間違った幅寄せによって、危険行為を受ける軽車両のドライバーが多く出てしまっているのは確かです。
自分の道路だと言わんばかりに、煽り行為や無意味な幅寄せをするドライバーや車道と歩道を行ったり来たりする軽車両のドライバーも、お互いの安全を考えてマナーを守ることが必要です。
車のドライバーは交通弱者を保護する必要もありますから、思いやりのある運転を心がけましょう。
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