
ナンバープレートの破損は自分で修理してもOK?どのぐらい壊れていると違反になるの?
車の事故や誰かのいたずらなどでナンバープレートが破損してしまったらどうしたら良いのでしょうか? どの程度の破損ならそのまま直さずに車を走らせることができるのか?法律違反になる状態について調べてみました。また、ナンバープレートを直す方法・ナンバープレートを交換する際の注意点なども合わせて参考にしてみてください。修理が難しい場合には再交付を申請することが出来ることもわかりました。ナンバープレートの交換は一見申請が難しそうですが、実は簡単な再交付の方法や条件もご紹介します。

免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2019-2-15
目次
ナンバープレートが傷ついた!折れ曲がった!直すべき?
車の前後を事故などでぶつけてしまった場合、ナンバープレートが壊れてしまうことがあります。
そこで「ナンバープレートはどの程度壊れてしまったらダメなのか?」ということは気になるところでは無いでしょうか?
ちょっと傷ついた、ちょっとプレートが曲がってしまった。。。
そうした場合は修理せずにそのまま車に乗っていても違反にならないのでしょうか?
また、車の修理で出費は嫌だから、自分で修理はしても良いのでしょうか?
【法律を確認】ナンバープレートの表示は義務
道路運送車両法施行規則によると、
自動車登録番号標等の表示:第八条-二の中で
車のナンバープレートは、自動車登録番号が判別できるように、自動車の前面・後面の見やすい位置に確実に取り付けるように
と定められています。
この法律から「どの程度なら修理や取替えが必要か」を判断することになります。
プレートが錆びている場合
文字以外の箇所が錆びついている分には問題無いと考えられますが、錆付きがひどく文字や数字が読めない場合はダメでしょう。
プレートが折れ曲がっている場合
表示されているすべての文字と数字がしっかり見えるのであればOKだが、折れ曲がって文字が隠れていたり、ボコボコで文字が別のものに見える場合には違反とみなされる場合も考えられます。
私が法律から判断しただけでは不安なので、車の情報サイトでも確認してみました。
中古車を買ったり売ったりできる「車選び.com」が運営している自動車の情報サイトでは、壊れたナンバープレートの修理に関して「ナンバーの文字が、別の文字や記号に見えるとしたら違法」と説明しています。
自分でへこみを直せるか?
(中略)
手荒に直して、残った凹みによって文字が別の文字や記号に見えるとしたら、改造ナンバーとみなされ違法になります。ナンバープレートが裂けてしまったり、ナンバー部分が激しく破損したりしている場合はあきらめて、再発行をすることをおすすめ
- 【結論】ナンバープレートが破損したら、「文字や記号が見やすい状態に修理または交換しないと違法」
ナンバープレートの損傷を直す2つの方法
事故やいたずらでナンバープレートが破損(折れ曲がり・歪み)した場合には2つのいずれかの方法で対処しましょう。
- 「修理」板金業者に依頼して直す
- 「交換」陸運局でナンバープレートを新しくする
1.板金業者に依頼する
ナンバープレートは板金業者に依頼して修理してもらえます。
ただ、損傷状態によってはあまり綺麗に直すことができない可能性があります。
ナンバープレートはアルミでできていますので、一度曲がってしまうと元に戻しても跡が残ってしまいます。
板金業者によっては、ナンバー交換を代理で行って取り付け直しをしてくれる場合もあるようです。
2.新しいナンバープレートにする
自分で陸運局で新しいナンバープレートを発行してもらうことができます。
- まったく新しい番号に変更する
また
- 番号はそのままで新しいナンバープレートの再交付
いずれかのパターンで今ついているナンバープレートと交換します。
2つの方法については次に紹介していきますね。
数字を変更して新しいナンバープレートにする方法
ナンバープレートの数字を変更するケースは2パターンあります。
一つは番号は何でもいいが新しくしたい場合と、もう一つは、せっかくだから希望の番号にしたいという場合があります。
- ナンバー変更の場合は1500円~、希望ナンバーの場合は5千円前後
ナンバープレート変更に関する注意点
- 引っ越しなどで管轄している陸運局が変更場合には、ナンバーの変更も必要です。
- 希望ナンバーを取得したい場合には、事前に申し込みが必要です。
今までと同じ数字でナンバープレートを交換する方法
ナンバープレートを新しいものに交換するにはどうしたらよいのでしょうか。
手続きの流れや費用などを見ていきましょう。
ナンバープレート再交付の流れ
まずはじめに陸運局へ行きます。
- ナンバープレートの「再交付申請書」に記入
- 「再交付申請書」の提出
申請後にナンバープレートの作成が行われますので、この日は何も受け取らず帰ることとなります。
後日、指定された日に再発行されたナンバープレートを取りに行きます。
ナンバープレートの制作にはおよそ4~10日ほどかかります。
即日再交付されるわけではないので、損傷したナンバープレートは取り外してしまわないよう注意してくださいね。
このようにナンバープレートを再交付を受ける際は、2回陸運局に行かなくてはなりません。
再交付時の注意点
- ナンバープレートの装着されていない車は、公道を走行することができない。
- リア側のナンバープレートを交換する場合は、封印がありますので車両を陸運局に持ち込む必要がある。
再交付にかかる費用と必要書類
再交付にかかる費用
ナンバープレート代 1,500円です。(各地域ごとに料金は異なります。)
自分で手続きをするのであれば、かかる費用はナンバープレート代だけです。
これを、カーディーラーや自動車整備工場に依頼すると手続き代行料なども含めて5,000~20,000円ほどかかります。
必要書類
- 申請書
- 手数料納付書
- 車検証
- ナンバープレート
- 印鑑
注意!再交付出来ないケースについて
ナンバープレートを返納出来ない場合は再交付出来ないので注意が必要です。
また中部陸運局では、返納するナンバープレートの文字が読み取れない場合も再交付出来ないとあります。
ナンバープレートの全ての文字・数字が読み取りできない場合には、ナンバープレート(同一番号)再交付はできません
ナンバーの再交付に関して参考にしたサイト
自分でナンバープレートの破損を直す時の注意点
リアのナンバープレートの取り外しは要注意!
普通車の場合、リア側のナンバープレートには封印がされていますから、勝手に取り外してはいけません。
外した状態で公道を走行すると違反になりますので注意してくださいね。
必ず陸運局で取り外しと取り付けをするようにしましょう。
フロントナンバープレートを外してダッシュボードに置くのは違法!?
フロント部分のナンバープレートが破損してしまい、取り付けができない場合ダッシュボードの上に置いて走行は可能なのでしょうか。
法律を見るとダッシュボードに置いて走行するのは違法となってしまう可能性が高いです。
国土交通省から「ナンバープレートの表示及び視認性についての法的整理」という資料が出されています。
道路運送車両法では見やすい位置にナンバープレートをつけておかないと違反で、50万円以下の罰金ということが書かれています。
この資料の中では、視認性という「見やすさ」の定義づけもされています。
そのため、簡単に言うと「ナンバープレートは何が書かれているかが見やすくて、さらに見やすい位置についていないと交通ルール違反」
ということになります。
ナンバープレートの修理は自分でも可能だが難しい
ナンバープレートが破損してしまった場合の対処方法をご紹介してきました。
取り付けや取り外しに関しての注意点を守れば、自分で交換することもできます。
ただし、プロでも直すのが難しいナンバプレートの素材を考えると、あまりにボコボコになったナンバープレートを視認性が認められない可能性も出てきます。
そうして罰金を支払うリスクを考えると、潔く新しいものに交換したほうが良さそうです。
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