車のエアコンの臭い・故障対策には1年中つけっぱなしが良いってほんと?
これから梅雨や夏を迎え、エアコンが大活躍する時期です。 エアコンのニオイや、きき具合などで困ったことはありませんか? 季節を通じたエアコンの使い方、付き合い方について調べてみました。
免許取得歴:20年以上 今乗っている車種:Nissan Skyline(中古で購入) …
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- 最終更新日:2018-5-14 / 投稿日:2017-6-27
目次
車のエアコンは1年中つけておくのがポイント
初夏から秋頃にかけては、車のエアコンをよく使う方が多いのではないでしょうか。
その他の季節では、どうしていますか?
燃費が気になるから、あえてオフしているという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
エアコンのコンプレッサーのオイルが実は重要
カーエアコンが、主に冷えた空気を作りだすために、コンプレッサーと呼ばれる圧縮装置が使われています。
冷蔵庫が冷えるのと同じ仕組みで、冷媒(空気中の熱を運ぶガス)を圧縮し排熱するために利用されています。
そしてコンプレッサーには、内部の潤滑のためにオイルが入っています。
長期間、全くエアコンを使わない(コンプレッサーを使わない)とどういうことになるでしょうか?
コンプレッサーのオイルは、機器が動いて回ったりする事で絶えず潤滑油として機械部分の周りに絡みついています。
もしこれが長い間停止したままになると、絡みついていたオイルは重力でゆっくり下に滴り落ちていきますよね。
そして滴り落ちきってしまうと、オイルが機械の表面にほとんど留まっていない状態ということになります。
ここでスイッチを入れると、はじめはオイルなしと同じ状態で動きだすのと同じなので、磨り減ったり、無理な力がかかって、壊れやすくなります。
これを繰り返せば、早く消耗してしまうというわけです。
※Yahoo!知恵袋にも、同様の質問がいくつか出ていました。
以上から、夏場以外でもときどきエアコンを使った方がよさそうです。
ガラスに曇りが発生したときや雨のとき、エアコンを利用すれば窓の曇りをすばやく除去することができます。
是非、エアコンは年間を通じて利用してみてください。
車のエアコンのガス・オイルは補充や交換などのメンテンスって必要なの?
ガソリンスタンドなどでエアコンのガスやオイルの補充や交換を勧められたことはありませんか?
ですが、基本的にエアコンのガス・オイルは故障でもしない限り、補充する必要などはありません。
ガスは消耗品ではないので、本当にガスが抜けてしまっている場合は配管の傷や穴などから漏れてしまっている可能性があります。
そのため、単に補充したたけではまたすぐに抜けてしまいます。
ガソリンスタンドでガス等の補充を勧められた時は、一旦その場ですぐに補充はせずディーラーや整備工場に行って点検をしてもらいましょう。
※整備士資格を持ったスタッフがいないガソリンスタンドで、エアコンのガス・オイルを、故障でもないのにおすすめされたケースもあるようです。不安な場合は、本当に必要なのか検討することが大切なので、信頼できる整備士さんがいればお任せしましょう!
きちんと点検をしてもらって、実際に漏れや故障などが起きてしまっていたら修理をしてもらってくださいね。
車のエアコンの嫌な臭いは…オゾン消臭で対策を!
エアコンのメンテンスといえば、臭い対策も含まれますよね。
タバコやペットの臭いなどの除去には、強力な除菌・消臭効果をもつオゾンを利用した臭い取りがよく使われています。
オゾン発生器を使ってエアコンを動かして循環させ、エアコン内部と車内を丸ごと除菌・消臭するものです。
業者にお願いして作業してもらうこともできますし、自分でオゾン発生器を購入して使用することもできます。
日立マクセル 低濃度オゾン除菌消臭機 オゾネオ MXAP-AM30BK ブラック
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ただし、シートに防水その他特殊加工がされている場合は、オゾンによる除菌効果で効果が薄まってしまう可能性があるようなので注意が必要です。
また、オゾン発生器によっては、発生するオゾン濃度が非常に高くなるものがあり、注意が必要という書き込みもあります。
購入して利用する場合には、家庭用として安全に設計されたものを利用しましょう。
社内の臭いを丸っと取りたい!という時は、専門業者へ頼むと簡単ですね。
臭いの原因はエアコンフィルターだけじゃない、車内全体を見て
エアコンの臭いの原因は空気清浄フィルターの劣化が原因とよく言われますが、他にも原因はあります。
たとえばシートやフロアマットに付着した臭い。
食べ物だったり、花粉だったり、車の中にはいろいろな臭いが溜まってしまいますよね。
これらがシートやフロアマットに付着したまま車内の空気を循環させてしまうと、結局エアコンをかけてもイヤな臭いが回るだけになってしまいます。
そのため、定期的なエアコンフィルターの交換も必要ですが、普段からシートやフロアマットのメンテナンスもしておきましょう。
フロアマットは丸洗いもできますがシートはそうはいきません。
その際は、重層やクエン酸を使ってお掃除するとよさそうです。
- 小さなホウキやブラシを使って、シートの細かいゴミやホコリを落とす。
- 重層水(スプレーボトルに重層小さじ1くらい)を付けたやわらかい布で拭く
- クエン酸水(スプレーボトルにクエン酸小さじ1くらい)を付けたやわらかい布で拭く
※手荒れに注意!必ずゴム手袋等を着用して作業してください。
車のエアコンは毎日使いで長持ちさせよう!
エアコンの使い方、メンテナンスについて調べてまとめてみました。
「エアコンは我慢できないときだけ」と、燃費を気にして夏・冬だけ利用するという方もいらっしゃるようです。
エアコンには除湿効果もありますので、ウィンドウの曇り取りや雨の日など、年間を通じて有効に利用してください。
また、エアコンを使ってジメジメ車内を乾燥させることにより、雑菌の繁殖も抑えることができますから、ニオイ対策にも有効!
快適な車内のために、エアコンは有効的に活用していきましょう!
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