【節約術!】車のエアコン暖房は燃費が悪化しないってほんと?賢い暖房の使い方を調査!
これから寒くなる季節・・自宅の電気代が上がっていくから車の暖房も気をつけて使わないと、燃費が悪くなる・・なんて思っておられる方も多いと思います。果たして燃費は悪くなるのでしょうか?冬、車のエアコン機能は要らないでしょうか?夏だけでしょうか?車の空調に関するボタンで使っていないものがあるけど、ほんとは何に使うのだろう?今回は知っているようで知らない?そんな車内環境と燃費の関係と、燃費を消費しないための対策のご紹介です!
今乗っている車種:マツダ アテンザセダン…
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- 最終更新日:2018-5-18 / 投稿日:2016-10-27
目次
車の暖房をつけても燃費は悪化しない?
結論から先にいっちゃいましょう。
燃費は全く悪くなりません♪(A/Cボタンを押さなければ)
なぜなのか?
■もともとある熱を利用して空気をあたためているから!
車を走らせる時にはエンジンから熱が発生します。
その熱くなったエンジンを冷やすために、冷却水(ラジエーター液)がエンジンの中に張り巡らされています。
暖房のあたたかさは、エンジンの熱をもらって熱くなった冷却水(ラジエーター液)の熱を利用して、空気があたためられたものなのです。
暖房用としては新たにエネルギーを使用していないので、車の燃費には全く影響しませんよ。
■送風も燃費に影響しないの?
「A/C」ボタンを押さない送風は、コンプレッサーの駆動にエンジンのパワーを使うということがありませんので、基本的には燃費に影響を与えないということになります。
送風もほとんど燃費には影響ないようですね。
ただし、窓ガラスの結露をとるために、A/CスイッチをONにすることがあるでしょう。この時は、例え暖房でも燃費に影響します。
A/CスイッチをONにすると、空調用コンプレッサ(冷媒圧縮機)が稼働を始めます。エンジンの動力を利用して、新たに機械を動かすようなものなので、燃費に影響するわけです。
大体、10%は燃費が悪くなると言われているようですよ。
車内を暖めたい時、A/C スイッチはいれる?入れない?
こちらも結論から♪
車内を暖めることを最も優先させたい時、A/CスイッチONは入れなくてもOKです。
でも、冬の間は全くA/Cを利用しない!というこではありません。どういった場合に利用するのでしょう?
1.A/Cスイッチを入れたほうがいい場合
この時期に雪を見てしまうと、ホワイトクリスマスとかどうでもよくなる。
雪道の運転はフロントガラスが曇りやすいのでA/Cないしデフロスタースイッチを入れてね! pic.twitter.com/Krq0rwaCes— シェフィールド (@Yorkshire1008) December 10, 2016
窓ガラスが結露で曇ってしまった時は、間髪をいれずにA/CスイッチONにしましょう。除湿機能を使って曇りをとってくれます。ガソリンが勿体無いからといって、フロントガラスが曇った状態では運転もままなりませんよ。
2.A/Cスイッチを入れないほうがいい場合
少しでも燃費を気にしたい時です。あとは、A/CをONにしっぱなしで車内の湿度が必要以上に下がってしまった場合ですね。
ノドや目が乾いてきますから、乾燥肌の人も車内が快適じゃなくなってしまいます。
冬にフロントガラスが曇ったら、車内温度は上げる?下げる?
そもそも結露とは、何故起こるんでしょう?
答えは「内外温度差と湿度がある条件になった場合に結露します」と、なります。
因みにある条件のことを「露点温度」と言いますがご存知でしたでしょうか?
露点温度とは?
車内の温度が25℃で、湿度が50%の時、車外の気温が「13.9℃」になると窓ガラスが結露を始めます。この結露し始める温度のことです。
まとめると、結露とは車内の(人いきれなどで)暖かく湿気を含んだ空気が車外から冷やされることで、車内の暖かい空気に含まれた湿気がフロントガラスやサイドガラスに凝縮して結露(水)に変わることが原因と言えます。
結露の仕組が解れば、対策は簡単!
冬にフロントガラスが曇ったら、車内温度は下げましょう!
冬は外の気温が低いので、車内と車外の温度差が大きく結露が起きやすいです。
結露が発生してきたら、少し車内温度を下げてみましょう。結露を起こす条件から環境を外すことで防げますよ♪
ただ、あまりにも車内温度を下げてしまうと凍えてしまいますから、A/CをONにして除湿してあげることで車内温度を極端に下げることなく結露を防げます。
また、結露は常に空気を動かしている状態にしてやると防げます。空気を動かす=(ガラスに)風を当ててやる=デフロスター機能です♪
↓このマークのスイッチ(デフロスタースイッチ)を押しましょう!
エアコン以外にも気をつけよう!燃費悪化のNG行動3選!
ガソリンを消費する行動TOP3
暖房は燃費に影響しなくても、他の行動で消費してしまっていてはもともこもありませんよね…
車にとって、ガソリンを必要以上に消費してしまう行動を3つご紹介しますね。
①重い車で運転する!
トランクやラゲッジに常時荷物が載っていませんか?
例えばゴルフのクラブセットがそのまんま・・とか、夏に使ったBBQセットとか・・普段から使っている洗車用具とか・・まさに自宅の物置代わりになっていませんか?
ある調査によると、「10%の重量増加は約5%の燃費低下」につながるようです。
家の中だけでなく、車も断捨離が必要ですね。
②アイドリングを長時間続けて停車
一般財団法人省エネルギーセンターの調査では、排気量2,000ccの乗用車を10分間アイドリング状態で停車していると約130cc~250ccのガソリンを消費するとのこと。
移動中に偶然見かけたドライブスルーで昼食を買って車中で休憩・・1時間で約1.5Lのガソリンを消費していることになりますよ。
③タイヤの空気圧が不足している状態で走行するのもNG
車の規定空気圧から100kpaほど下がると、明らかに15%程度燃費が悪化するとの調査結果も出ています。
もちろん、急発進や急加速もガソリンを消費する行動ですが今回ご紹介した3つは、普段から安全運転を心がけておられる方もついついやってしまう行動ではないでしょうか?
給油や洗車するタイミングでメンテナンスを♪しつつ、アイドリング時間を短縮してみてくださいね~!
燃費節約の冬のエアコンの最適な利用方法はコレだ!
最後に、燃費節約のための冬のエアコンの利用方法のをおさらいしましょう!
- 暖房+送風だけであれば「燃費は悪くならない」ので、思いっきり使いましょう。
- A/Cスイッチは「ガラスがくもったとき」に少しだけ使う!
- 結露が出やすいので車内温度はあたためすぎない!
この3点を意識すればOKです!
暖房って実は燃費に関係なかったり、何気ない行動が燃費の悪化につながったり・・目からウロコが落ちるとはこのこと?みたいなご紹介もあったと思います!
これからますます寒くなりますが、燃費が悪くなるからと言って暖房を切るのはまず止めたほうが良さそうです♪
燃費のことばかりが気になってフロントガラスが結露したまま、安全運転が出来ない状態でドライブするなんてことはしないでくださいね!安全をきちんと確保した上で、エコドライブを楽しみましょう!
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