エアコンが効かなくなる症状と原因

車のエアコンが効かない現象は、送風口から風が出ない場合と、風は出るが冷えない、又は温まらない場合の2パターンがほとんどです。

送風口から風が出ない場合

車内に風を送る仕組みが故障している場合が多いです。

風は出るが冷えない、又は温まらない場合

以下のような原因が考えられます。

1. コンプレッサーの故障
2. コンデンサーファンの故障
3. ヒーターコアの故障
4. エアコンガス（フロンガスなどの冷媒）漏れ・不足

1．～3．は各部の部品を交換する必要があり、4．はガスの補充で解決する場合もありますが、ガスが漏れている箇所によっては、その部分の交換が必要になります。

稀に、エアコンのスイッチにジュースなどの液体がかかってしまい、錆び付く事もあるようですが、この場合は、スイッチパネルの分解清掃か、スイッチパネル自体の交換になります。

「エアコンガス不足」ならスグ解決！

エアコンが効かない原因で、最も早く解決出来るのが「エアコンガスの不足」です。これはガスを充填するだけで解決します。

気になる料金は？自分でできるの？

ガスの充填は5,000円前後から10,000円程になります。

ただし、エアコンガスは、車によって種類や充填方法、充填量やガス圧が異なるため、カーエアコンに詳しくない場合は自分で補充する事はお勧めできません。

先ずはディーラーや整備工場に行ってガスの充填をしてもらいましょう！

ガスチャージ用のキットも市販されていますが、ガス量が多くても少なくてもガス圧が適正にならないので、コンプレッサーがきちんと作動しなくなります。

そして、原因がコンプレッサーの故障かどうか判断するためにも、ガスが正確に充填される必要があります。

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ガス以外の問題でエアコンが効かない場合は部品交換修理が必要

エアコンガスが充填されてもエアコンが効かない時は、コンプレッサーやファンなどの、部品の故障が原因の場合が多いので、部品交換などの修理になります。

修理費用目安

• ガスの充填　5,000円～
• ガスラインつまり解消　20,000～30,000円
• コンプレッサー交換　50,000円～
• コンデンサーファン交換　30,000円～
• エバポレーター交換　50,000円～

部品の故障の場合は、部品がそれぞれ万単位になるため、複雑な故障なら10万以上かかる事も覚悟しておいた方が良いと思います。

それ以外では、ガスの循環しているガスラインが詰まっている場合もあるので、これは詰まりを除去する分解清掃を2～3万程度でしてくれる事が多いです。

ただし、ガスライン自体が劣化してガス漏れしている場合は、ガスラインの交換になるので、これも10万程度かかる場合があります。

電気系機構の専門家「電装屋」に依頼してみよう！

部品交換になってしまうような修理の場合、ディーラーや整備工場でも修理可能ですが、電装整備工場（一般には電装屋と言われています）に依頼してみるのも一手です。

エアコンの修理はディーラーじゃやれず電装屋にまわすはずなので、その20万円がディーラー価格なら、電装屋なら半額にはなるはず。

— B六輔 (@b_6suke) July 12, 2016

それは、ディーラーや整備工場でも、電装系機構が修理できる整備士がいない場合、外注で電装整備工場に出しているからです。こちらは、いわばエアコンなどの電気系機構の専門家なので、故障個所の的確な判断をしてもらえる点で、修理費用を抑えられる場合があります。一度検討してみると良いでしょう。

【結論】エアコンが効かなくなったらガス不足を疑ってスグ点検！

まずはガス漏れやガス不足ではないか、近くのガソリンスダンドなど無料で点検できるところで見てもらいましょう！

それでもダメ…ということであれば高額な出費となるので、落ち着いて、何か所かで見積もりをとってみるのがおススメです。

車のエアコンは、車の振動や衝撃、エンジンルーム内の高温に晒されているので、意外と故障が多いです。

しかし、エアコンが効かないのは困りもの。万が一の場合は、上記の対処法を参考にしてみて下さい。

日常の使用で効きが悪くなって来たら、早目の点検をして対処し、暑い夏を乗り切りましょう。

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