カープライスを利用する際の注意点・デメリットはある?その対策は?
査定が1回で買取店からの大量の電話も無く、さらにオークション形式なので価格が競り上がり、高い価格で車が売れるサービス。売りたい人の気持ちをわかってる!と感じる安心・簡単な仕組みの買取サービスでメリットしか無いようにみえるカープライスですが、うまい話には裏が…デメリットって無いの?と思い、詳しく調べてみるとデメリットとまではいかないのですが、利用するときに注意しておいたほうがいいところや、事前に知っておくべきことがありました。「これをやっちゃうとお金がかかってしまう」などの注意点と失敗しない為の対策も併せてご紹介します。
免許取得歴:23年 今乗っている車種:エスティマハイブリッド 車に対する思い:親からもらっ…
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- 最終更新日:2019-6-20 / 投稿日:2018-8-1
目次
査定が1回で済んで、沢山の買取店と電話や交渉をしなくても高値がつく!そんなメリットだらけに見えるサービスだけど…
独自のオークションシステムで複数の入札が受けられて車が高く売れるという「オークション形式の車買取サービスCarPrice(カープライス)」
元SMAPでオートレーサーの森且行さんがカープライス公式アンバサダーに就任したことで、ますます注目度もUPしている今大注目の買取サービスです。
査定が1回ですんで、沢山の買取店と電話や交渉をしなくてもいいというすごい仕組みですよね。
車一括査定とヤフオク!のいいとこ取りのように見える車買取のサービスで、メリットばかりのサービスに見えます。
でも、人間、うまいハナシには裏があるのでは…?と考えてしまいます。私もそう思いました。
利用するうえで、注意が必要なことや、デメリットなどはあるのでしょうか?
カープライスのサービスを利用規約など隅々までよーくチェックすると、デメリットとまでは行かないけれど「知っておくべき注意点」がいくつかありました。
注意1)カープライスはウリキリ価格(最低落札価格)を超えれば必ず売買契約が成立してしまう!
カープライスは、出品する時に「最低この価格がついたら売ってもいいよ」という意味合いの、ウリキリ価格(最低落札価格)というものを自分で設定する必要があります。
お車の検査後、ウリキリ(売り切り)価格、および車両引渡日を設定します。
このウリキリ価格を超えない場合は、無理に売る必要が無いのですが、ウリキリ価格を超えた場合には必ず売買が成立します。
そのため、あまりにも高く設定してしまい、まったく落札されなかったり、なんとなくの金額で設定したら、相場より安い落札価格で終わってしまったり…ということが想定されます。
ウリキリ価格を誤って設定してしまうと、少しリスクがあるなと思いました。
しかし、この「ウリキリ価格」があるからこそ、車が希望金額以上で売れる可能性が高まるようです。
ウリキリ価格を設定することによって、中古車販売店は「この金額以上で入札すれば買えるんだ!」と積極的に入札し、結果として希望金額以上に競り上がる可能性が高まります!
自分で設定と言っても、高くしたらいいのか、安くしたらいいのか…迷いますよね。
私は、「じゃあこの車のウリキリ価格をめちゃくちゃ高く設定したら、すごい高額で売れちゃう・・?」
と期待が高まりましたが、すぐにその希望は無くなりました。
カープライスのウリキリ価格の設定方法に関するページをちゃんと読むとこんなこと↓↓が書いてあるのです。
「ウリキリ価格を高く設定すると、売る気が無さそうに見えて入札が期待できない」
では一体、売却価格はいくらなら高くていくらなら低いの?
という疑問がわいたので、ちょうどいいウリキリ価格を設定するための作戦を考えてみました。
ウリキリ価格設定は高く?低く?初心者が失敗しないための対処法
価格の設定が高すぎたら入札が少ない、低すぎたら自分が損するかもしれない。
ということで、我が家のエスティマを売ることを想定して私が考えたのは「カープライスに申し込む前に他の買取店で査定をしてもらう」という対処法です。
他の買取店で査定してもらっていれば、「この車の売却価格の目安」がだいたいわかります。
ウリキリ価格を他店での査定金額よりもちょっと高めに設定すれば良いはずです。
買取店で30万と言われたら、カープライスの手数料1万を上乗せ、さらに1万くらい高くして、32万などにウリキリ価格を設定するのです。
32万以上で売れれば、相場より高く売れたことになりますし、万が一カープライスで落札されない場合には、前に査定を受けた買取店に売れば手間もかかりません。
ただ、この方法はお急ぎの方にはおすすめできません。
事前に他の買取店に査定を受けなければならないので、やり取りする手間や査定の時間がとられてしまいます。
急いでいる方は、車種別の下取り価格がわかるツールを使ってだいたいの金額だけ調べて、あとはカープライスの人と相談してウリキリ価格に設定してみるのもありかと思います。
メーカー名、車種、年式を選ぶだけで簡単に金額がみられました。
注意2)カープライスは売買契約が成立すると手数料が1万円かかる
カープライスは、売却が成立した時に「成約手数料」が1万円(税抜)かかります。
ただし、車一括査定は大量に電話が来る、ということももはや有名な話です。
こちらの記事を読んでいただいている方は、それが嫌でカープライスを知った方も多いではないでしょうか。
ご自身が電話や交渉事がイヤであればカープライスで、手数料を支払うのがイヤであれば車一括査定での売却を選択すると良いかと思います。
オークションで車を売るのに「手数料1万円」は高いの?
似たようなサービスでは車一括査定がありますが、一括査定は車を売却する側にはお金が一切かかりませんのでその点が気になる人はいるでしょう。
しかし視点を変えてみると、「タダほど怖いものはない」とも言えます。
よくよく調べてみると、カープライスの1万円はそれほど高くなく、むしろ良心的かも!?と思えてきました。
大手買取店は中間業者へのマージン(手数料)という見えないお金が
一般的な大手買取店やディーラー下取りは車を買い取ったあとに、一般人が参加できない「業者オークションに出品」します。
上の図のように、オークション出費の手数料や、買取業者の利益、その先の販売店の利益などを考慮するので、売り主の手元に入ってくるのは、それらの中間マージンがすべて引かれた額になるといっても過言ではありません。
※(参考)業者オークションでオークション会場に支払う費用
・出品するだけで 8,000円~(税別) ・成約手数料も 8,000円~(税別)
これだけでも、1万6千円の手数料がかかるので、その分は売った人ではなく、業者オークションの手元に入ってしまいます。
カープライスの独自のオークションシステムは、車を売りたい個人と、車を買いたい中古車販売店を直接つなぐ仕組みです。
車を売る人と買う人の間に「買い取る人」や「販売する人」などの中間業者をはさまない分、カープライスのオークションは高く売れる可能性があります。
代行オークションは手数料が3万円ほどかかる
業者オークションには一般の人は参加することが出来ません。
それを代行してくれる「オークション代行サービス」というものがあり、この代行業者には出品料・落札手数料・代行手数料などなど全体の費用として3万円ほどを支払う必要があります。
個人対個人のオークションでも業者オークションでも、オークションで車を売るには、通常なら出品料も支払う必要があるということです。
そう考えるとカープライスなら「出品料は無料」「成約した場合のみ1万円」だけですむ、と考えることもできます。
カープライスは、オークション出品も、その後の事務手続きも、陸送費も全部コミコミで1万円でOK!
カープライスは、オークション出品を代行してくれて、さらに落札後の事務手続きも、買い手の元へ車を輸送する陸送費もいっさい0円で行ってくれます。
そう考えると、1万円はそれほど高くない金額かも?むしろ良心的な価格なのかも、と思えます。
そして、手数料1万円を取り戻すための対処法として、カープライスを利用するなら1万円かかることを想定して売却の希望金額を1万円高く設定すればいいと思うので、私自身はその手数料に関してあまり気になりませんでした。
注意3)カープライスはタイミングによってはキャンセル出来ない
カープライスで売却する場合では、キャンセルのタイミングにも注意が必要なようです。
ガリバーなどの大手買取店とは、自分の意思でキャンセルをすることが出来るタイミングが違います。
ガリバーなど大手買取店の査定後キャンセル
査定を受けて、その場で査定見積もりが出されて、その場又は数日以内に「売るか売らないか判断する」という流れです。
買取店に売る場合は、査定の後でも売らないという判断が出来ます。
カープライスの査定後キャンセル
カープライスは査定を受けてからオークションに出品され、落札されるという流れです。
カープライスは査定を受けたら出品をキャンセルすることは原則出来ません。
わざわざ査定を受けて、出品をキャンセルをするというシーンはあまり想定は出来ませんが、キャンセル料を支払う必要があるタイミングもあるようで注意が必要です。
- ・利用規約には、出品をキャンセルすることに関する違約金の記載がありません。お金は発生しない可能性が高いですが、気になる方は査定の前に確認をしておくと良いでしょう。
- ・ウリキリ価格が上回った車を、売却のキャンセルをしてしまうと「契約解除」とうことになります。契約解除となった場合の違約金は3万円です。
さらにカープライスでは、決められた期日に遅れての提出なども違約金が発生します。
注意4)カープライスは手続きが遅れたりすると違約金が発生する
・車や書類を引き渡し期日までに渡さないと・・・
→ 違約金が5万円。
・交通違反などがあり書類提出が必要な場合で、期日から遅れると・・・
→違約金1万円。さらに7日を過ぎるごとに1万円が加算。
そのほか、日時の変更にも手数料がかかることもあります。
・引き渡し日が確定した後、日時の変更をすると手数料が発生
→ 別途定める手数料(規約には明記されていません)が発生します。
カープライスってトラブルは無いの?評判をチェック!
ご紹介した注意点は、全てカープライスの公式サイトに書いてある内容ですが、なかなかすべてを読むのは大変だと思うので「ここは注意すべき!」と私自身が感じた点を抜き出してまとめてみました。
注意しておけば、大きなトラブルになることもなく、高値で車が売却できる可能性のある優秀なサービスだと思います。
しかし、カープライスを実際に利用した方の評判はどうなのでしょうか?
公式サイトに書いてある口コミは、多くのサービスでもそうですが「良い口コミ」ばかり。
でも実際に私たちが知りたい評判は、トラブルなど悪い評判が無いか?本当に高く売れるのか?というところです。
↓こちらのサイトは良い評判も悪い評判も紹介されています。
カープライスの評判や口コミ一覧。「高く売れる」査定実績やトラブル事例 | クラッチ得する車の売り方ガイド
早速利用してみたいと思った方は、公式サイトで詳細をチェックしてみて下さい。また、こちらのページから査定の申し込みをすることも出来ますよ。
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