ヘッドライトのつけ忘れは罰金有り!事故リスクも増加!うっかり点灯忘れを防止する方法を紹介
ヘッドライトはどのタイミングで付ければいいのか悩む、また付け忘れをよくしてしまうという方もいるのではないでしょうか。ヘッドライトは道路を照らすのはもちろんのこと、対向車に自分の車を見落とさないように知らせるためなど重要な役割を持っています。付け忘れをすると交通事故に繋がる可能性がありますので、暗くなってきたら必ず点灯させなければなりません。では、いつ頃付けるのがいいのか。また、付け忘れを防止するにはどうすればいいのかなどをご紹介します。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2018-6-1
目次
ヘッドライトつけ忘れは交通違反になる!
夜間、ヘッドライトを点灯せずに走行していると、無灯火運転として違反となってしまいます。
罰則は以下の通りです。
- 違反点数:1点
- 罰金:6,000円(普通車)
『夜間』って何時を指しているの?というと、道路交通法では以下のように決められています。
車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。
2 車両等が、夜間(前項後段の場合を含む。)、他の車両等と行き違う場合又は他の車両等の直後を進行する場合において、他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、車両等の運転者は、政令で定めるところにより、灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない。
出典:道路交通法第五十二条
上記の通り、「日没~日出」までの時間帯は、ライトを点灯していなければなりません。
日没が具体的に何時なのかは日々変わりますし、わかりにくいため、薄暗くなってきたら早めに点灯した方が安心でしょう。
ヘッドライトつけ忘れは事故の危険が高くなる
薄暗くなってくる、16~18時は交通事故の多い時間帯です。
学校帰り・会社帰りで人通りや交通量も増え、「疲れたから早く帰りたい」といってスピードを出す人もいますよね。
そんな中、暗くなって視界が悪くなるので、事故が増えてしまうのです。
また、薄暗くなってくると車と周りの景色が同化しやすくなり、注意していても他車の発見が遅くなります。
大変危険ですので、この時間帯は夏場の明るい時期出ない限り、ライトを早めに点灯したほうが安全です。
ヘッドライトつけ忘れないための防止策!
防止策としては「ヘッドライトをつけるタイミングを決めて習慣化させる」のがおすすめです。
タイミングを決めて習慣にすれば、忘れることも少なくなるのではないでしょうか。
■ オススメのタイミング2つ
1.メーターが見えにくくなったら
周囲が暗くなってくると、車内も暗くなりスピードメーターなどが見えにくくなります。
スピードメーターが見えてないと、速度がわかりませんよね。
メーターの見えにくさを感じたら点灯させると、安心ではないでしょうか。
ただ、キーをオンにすれば常にメーターが光る「自発光メーター」を装備している車も多いので、この方法が使えない人もいると思います。
そういった方々へは、次の方法はいかがでしょう?
2.対向車がヘッドライトをつけているのを一台でも見つけた時
自発光メーターの場合は、他の車の力を借りましょう。
走行中にヘッドライトをつけている車を一台でも見かけたら付ける、というようにするといいですよ。
ヘッドライトの点灯を忘れてしまわないためにも、ライトを点灯するタイミングを自分で決めておくのをオススメします。
ヘッドライトの早めの点灯は、交通事故を未然に防ぐことにも繋がりますからね。
ヘッドライトの役割をおさらいしよう
ヘッドライトの一番の役割は、夜間の見えにくい路面を照らし、視界を確保することです。
夜間では、ヘッドライトの点灯が義務付けられており、スモールライトやフォグライトだけで走行することは禁止されています。
ヘッドライトで視界を確保し、早めに危険を発見することで交通事故防止に繋げることができます。
また、ヘッドライトには「上向きライト(ハイビーム)」と「下向きライト(ロービーム)」があり、それぞれの照射範囲が大きく異なります。
これらをうまく利用することで、夜間走行が快適にできます。
□路面を照らす以外のヘッドライトの役目
□ 自車の存在を知らせる
ヘッドライトは、路面を照らす役割だけでなく、自車の存在を周囲に知らせる役割も持っています。
特に夕暮れ時は、1日のうちで最も事故が起きやすいと言われている時間です。
日没後の周囲の明るさが急激に変化するので、運転にも支障をきたしやすい時間帯です。
暗めのボディカラーの車は認識しづらく、ライトを点灯していない状態では、周囲に自車の存在を知らせにくくなり、交通事故が起こってしまいます。
このような時間帯にヘッドライトを点灯させ、自車の存在をアピールすることで事故を未然に防ぐことができます。
また、トンネル内でのヘッドライトの点灯も自車の存在を知らせるために行います。
トンネル内には、照明が設置されヘッドライトを使用しなくても走行することができます。
では、なぜヘッドライトを付けるのかといえば、「自車の存在を周囲に知らせるため」です。
トンネル内で車線変更を行う場合、後続車などをミラー等で確認しますね。
この時ヘッドライトをつけていない車は、気付かれにくく見落としてしまい、交通事故に繋がります。
また、ヘッドライトを付けるとテールランプも同時に点灯します。
すると後続車に自分の車の存在を伝えることが出来ますので、追突事故の防止に役立ちます。
□ 対向車に車幅を知らせる
スモールライトは、『車幅灯』とも呼ばれ、非常に重要な役割を持っています。
主に、ヘッドライトを付けるほど周囲が暗くない場合に使用します。
そうすることで、車の車幅を対向車に知らせることができ、接触事故を防ぐことが出来ます。
また、堤防道路などを走行する際は、非常に役立ちます。
堤防道路は道幅が狭く、ガードレールなどが設置していないところも多いため、のり面(盛土などでつくられた斜面)に落ちることを恐れ、中央に寄りがちです。
そうすると、対向車が来たときに接触事故が起きやすくなってしまいます。
明るい昼間であれば対向車をしっかりと認識し、ゆっくりすれ違うことも可能ですが、夕暮れ時は対向車の大きさがわかりにくく事故が起きやすくなります。
ですがスモールライトを使えば、薄暗くても対向車の車幅がわかり、接触事故が起きにくくなるのです。
スモールライトはどんな道路でも対向車とすれ違う時に役立ちますから、少し対向車が見づらくなってきたら点灯しましょう。
2020年以降はオートライトが義務化に!
2020年4月から、オートライトが義務化されることが決まりました。
2020年4月以降に販売される新型車には、「オートライト機能」が必ず搭載されます。
オートライトとは、車が自動で周りの明るさを検知し、ライトを付けてくれる機能です。
この機能が搭載されれば、ライトの付け忘れの心配もありませんね。
もちろん、この機能がすでに搭載されている車もありますが、手動でオン・オフが必要な車もまだまだ多いです。
オートライト機能が義務化することによって、いずれは全ての車がオートライトになり、付け忘れ・消し忘れが無くなると便利で安全ですね。
早めのヘッドライト点灯は事故防止に繋がります
ヘッドライトには、夜間走行において大きな役割を持っています。
手動でライトのオン・オフをしなければならない車種にお乗りの方は、意識して点灯忘れの無いように注意する必要があります。
自分が見えにくい時は対向車も見えにくいので、できるだけ早めにヘッドライトを点灯させて安全に走行しましょう。
罰則もありますので、点灯するタイミングを決めて忘れないようにしてくださいね。
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