
こんな時はどっち!?ハイビーム・ロービームの正しい使い分け方を復習!
ハイビームとロービームの使い分けはできていますか? 法律・道路交通法では原則ハイビーム・ロービームどちらで走行するか知っていますか? このような違いに加え、最近流行っているLEDヘッドライトやHIDヘッドライトの違いについてご紹介します。 走行中の視界をしっかり確保するためにも、ハイビームとロービームの切り替えを行い安全運転を心がけましょう!

免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2018-5-17 / 投稿日:2017-1-25
目次
ハイビームとロービームの違いとは?
車には、2種類の前照灯が装備されています。
- ハイビーム
- ロービーム
この2つの一番の違いは、照射距離です!
ハイビームは約100メートル、ロービームは約40メートル先を照らしてくれます。
ロービームは車のライトスイッチをONにした時に点灯するライトです。
ハイビームは山間部や街灯のない道路などでも、遠くまでよく見えるように装備されています。夜間ハイビームで走行すると、ロービームよりも2倍以上遠くの距離から歩行者をみつけることが可能とのことです。
走行する道路状況や天候によって使い分けるドライバーが多いですね。
法律・道路交通法では、どのような使い分けになっている?
■法律ではハイビーム・ロービームの使い分けはどう定めたれているの?
日本の法律や道路交通法では「原則ハイビーム」ということが道路交通法 第52条で定められています。
第十節 灯火及び合図
(車両等の灯火)
第五二条 車両等は、夜間(日没時から日出時までの時間をいう。以下この条及び第六十三条の九第二項において同じ。)、道路にあるときは、政令で定めるところにより、前照灯、車幅灯、尾灯その他の灯火をつけなければならない。政令で定める場合においては、夜間以外の時間にあつても、同様とする。2 車両等が、夜間(前項後段の場合を含む。)、他の車両等と行き違う場合又は他の車両等の直後を進行する場合において、他の車両等の交通を妨げるおそれがあるときは、車両等の運転者は、政令で定めるところにより、灯火を消し、灯火の光度を減ずる等灯火を操作しなければならない。
出典:道路交通法,(略)道交法
ですから、通常はハイビームで走行し、対向車などがある場合には減光モードのロービームにする必要があります。
法律上では、この減光をしなければ減光等義務違反となり、点数(1点)や反則金(普通車:6,000円)が課せられてしまいます。
■しかし実際は…
しかし、街中では、ほとんどのドライバーがロービームのままで走行していますね。
夜間にハイビームで走行して対向車がある時にロービームに毎回切り替えるのは、正直面倒…という理由が一番だと思います。
その都度切り替えると、切り替えを忘れてしまい対向車からパッシングされてしまうこともあります。
街の中では街灯があるので、ロービームでの十分明るさが確保できますから、多くのドライバーが初めからロービームで走行していますね。
■事故の96%はロービーム時に発生
平成27年中、夜間に発生した車両(原付以上)と横断中歩行者の交通死亡事故は625件で、そのほとんど(約96%)の車両は、前照灯が下向き(ロービーム)でした。
教則の改正が2018年(平成29年)3月12日からスタートします
夜間のロービームでの事故が多いことから、夜間の運転ではよりハイビームを推奨する内容に、「交通の方法に関する教則」が改正されます。
夜間の事故を防ぐためにも、少し面倒でもハイビーム・ロービームを切り替えることが大事ですね。
交通の方法に関する教則 (「夜間の灯火の方法」改正部分一部抜粋)
【改正後】
〇 前照灯は、交通量の多い市街地などを通行しているときを除き、上向きにして、歩行者などを少しでも早く発見するようにしましょう。ただし、対向車と行き違うときや、ほかの車の直後を通行しているときは、前照灯を減光するか、下向きに切り替えなければなりません。
〇 交通量の多い市街地などでは、前照灯を下向きに切り替えて運転しましょう。また、対向車のライトがまぶしいときは、視点をやや左前方に移して、目がくらまないようにしましょう。
【改正前】
〇 対向車と行き違うときは、前照灯を減光するか、下向きに切り替えなければなりません。ほかの車の直後を通行している場合も同じです。
〇 交通量の多い市街地などでは、常に前照灯を下向きに切り替えて運転しましょう。また、対向車のライトがまぶしいときは、視点をやや左前方に移して、目がくらまないようにしましょう。
雨の日のヘッドライトはどうしたらいい?
車のヘッドライトは「原則ハイビーム」と定められています。
しかし、雨や霧の日は空気中の水分が多く、ライトの光が乱反射してしまい、ハイビームのライトが周囲に届きにくくなってしまいます。
ですから、ロービームで走行するか、フォグライトを点灯させて、ゆっくり走行すると、視界が確保され、走行しやすくなります。
また、フォグライトは前照灯と比べて、車の下の方に装備されているので周囲に光が届きやすく、対向車にも気づかれやすくなりますよ。
ヘッドライトのLED・HIDって何?どれがいいの?
■ライトの種類
最近の車には、HID・LEDヘッドライトが採用されています。
そのため、下記のヘッドライトの種類の車があります。
1)ハロゲンライト
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PHILIPS(フィリップス) ヘッドライト ハロゲン バルブ H4 3350K 12V 60/55W エクストリームヴィジョン X-tremeVision 輸入車対応 2個入り XV-H4-1 |
2)HIDヘッドライト
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3)LEDヘッドライト
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■HID・LEDヘッドライトの特徴
この中でもHID・LEDヘッドライトは明るく、ファッション性に優れています。
さらに最近ではフォグライトもHID・LEDライト化が目立ちますね。
LEDヘッドライトが多くの車に採用され始めていますが、LEDヘッドライトの方が新しいからといってHIDヘッドライトと比べ、明るいわけではありません。HIDのほうが、LEDよりも明るいので、明るさを求める人はHIDがおすすめです。
■どれを選べばいいの?最近ではLEDヘッドライトが多く採用され始めている!?
【ライトの白さ】
ヘッドライトをよりファッション性の高い純白にするにはLEDが優れています。
【反応生の良さ】
HIDヘッドライトは、MAXの明るさになるまで少し時間がかかります。ライト点灯から、じわ〜っと明るくなっていきます。 しかし、LEDヘッドライトの場合は点灯した瞬間からMAXの明るさを得ることができます。
【寿命の長さ】
LEDヘッドライトはハロゲンバルブライトに比べ長寿命です。LEDは消費電力が少なく長寿命という点が特徴ですからね。
こういった点から、LEDは人気が出ています。しかし、中には粗悪なLEDも存在しますから、しっかり設計されたLEDであれば...という条件付きです。
事故が起こらないようにハイビーム・ロービームを正しく使おう!
今回ご紹介したように、車のヘッドライトは「原則ハイビーム」です。
- 暗い道で、対向車や先行車がいない場合は、ハイビーム
- 交通量の多い市街地、対向車や先行車がいる場合は、ロービーム
夜間や雨で視界が悪い時は、スピードを落とし、ハイビーム・ロービームの切替えをできる限り行いましょう。
事故を起こしてしまったら大変なので、少し煩わしく感じるかもしれませんが、安全第一でヘッドライトを使い分けてくださいね。
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