カーナビの買い替え頻度はどのくらい?元カーナビ開発者が徹底解説!
今や車に標準的に装備されていて、無いと不便なカーナビですがまだまだ高価な買い物です。そこで気になるのが数年前に買ったカーナビの買い替え期間です。買い替えのポイントとなるのは、地図更新と本体のサポート期間と新しい技術の搭載状況です。これらの期間はどのくらいになるのか?またどんなナビを入れると、長く安く使えるかなども紹介します。
免許取得歴:20年以上 今乗っている車種:Nissan Skyline(中古で購入) …
- 231
- 26,160
- 投稿日:2018-9-6
カーナビの買い替え頻度はどのくらい?
車のライフサイクルは年々少しづつ伸びていると言われます。
また、日本の車は10年乗っても全く問題無く乗ることが出来るので、古い車も海外での再販ニーズが高いとも言われます。
車を10年くらい乗る場合、その間でカーナビの買い替えどのくらい必要なのでしょうか。
買い替え目安1:カーナビの地図更新サポート期間
カーナビは地図が古いと新しい道が出来たはずなのに地図に表示されず、最短ルートで案内されないなど不便です。
そのためカーナビ自体は長く使えますが、利便性の面でいつまで地図データを更新してもらえる保証があるか、が買い替えの目安のひとつです。
各社いろいろ調べてみますと、5~6年くらいで地図更新サポートを終了してしまうところが多いようです。
カーナビの地図更新とは?
地図更新には大きく2つの種類があります。
- 全データ更新…ナビ本体に持っている地図全体(全国の分)を書き換えるもの
- 部分更新…特定の地域や、高速道路や大きな幹線道路だけといった分け方で、部分的に地図更新をすること。
カーナビメーカーは、地図データ会社から発行してもらう全体更新用データを、年に1回~2回作成して販売しています。
この全体更新用データを基準にして、複数回の部分更新を掛けていきます。
ただ、少なくとも1年経ったら全データ更新を1度はしなくてはならないというのが、カーナビ地図更新の基本的な考え方です。
中には2年間部分更新を続けられる地図の仕組みをもったカーナビ・地図メーカーもあるようですが、各メーカーでそうした細かい仕組みまではオープンにされていません。
地図更新機能のカーナビメーカー各社の対応状況は?
近頃のカーナビは、「本体を買うと地図更新が●年(回)分ついてくる!」というものがあります。
この●年分といっているのは、全データ更新の意味で使っている場合が多いです。
各社どのくらいの期間で地図の更新サポートがあるのか紹介します。
★パナソニック
★□ Panasonic / パナソニック ストラーダ CN-RE04D 【カーナビ】【送料無料】
|
商品にもよりますが、例えばこちらのストラーダであれば型番によって1年もしくは3年分無料です。
★パイオニア
【パイオニア カロッツェリア】【AVIC-RL901】カーナビ 地デジモデル 楽ナビ8V型 AV一体型 メモリーナビゲーション{AVIC-RL901[600]}
|
こちらの商品のようなマップチャージ3年分付の場合、最大3年間全データ更新無料(年2回)です。
また、パイオニアでは、地図更新ソフトを毎年に自宅ま届けてもらえるお得なサービスも申し込むことができます。
参考:ナビ地図定期便
次に、車メーカー純正のナビについて紹介します。
★トヨタ Toyota T-Connect マップオンデマンド機能
トヨタ車純正のナビはT-Connectのマップオンデマンド機能で、3年間の地図データ更新が無料です。
★日産
日産の純正カーナビは、 CarWingsです。
全国地図更新:購入後3年間1回または3回無料
部分更新: 購入後1年間何回でも無料 モデルにより購入後3年間何回でも無料
参考:日産:地図の無料更新
★Honda
ホンダはInternaviという純正ナビがあります。
ディーラーオプションとメーカーオプションで機種によりまちまちですが、少なくとも3年間に1回分の全データ更新は無料でついています。
有料で地図データ購入すれば5年は買い替えずにOK
純正カーナビも含め、ほとんどのカーナビは3年更新までは無料サポートというところが多い状況がわかりました。
最初に本体を買ったときについている地図更新の回数は、1回~3回程度です。
何らかの有料サービスに加入するか、有料で地図データを購入すれば、比較的新しい地図のデータでトータル5年くらいは同じカーナビを利用していても大丈夫ではないでしょうか。
感想(1件) |
有料の地図データはこの商品のように楽天などで販売されていて、多くが15,000~20,000円の価格帯で購入することが出来ます。
買い替え目安2:カーナビのめざましい機能の進歩
昔からカーナビを利用されている方は覚えているでしょうか?
かつてのカーナビは、トンネルに入るとナビが途切れたり、一方通行の道を逆走するような案内があったりしていたものです。
日本では30年近い歴史のあるカーナビです。
メーカー各社の技術の進歩で、ナビの精度や渋滞情報のアナウンスなど機能が日々進歩してきて今のカーナビになっています。
かつてはどんどん新しい機能のついたものが発売になって、カーナビは3年くらいで新しくしたくなるものでした。
ただし、現在はカーナビに搭載されていた機能をスマートフォンの高性能化によって代替え出来たりする時代です。
「車の中でできること」「車の中で楽しむこと」がカーナビでは無くスマホで実現するように変化してきていると思います。
カーナビはナビゲーション専用と考えれば、地図更新で許容できる年数であれば同じカーナビを利用していても不便も不自由も無いでしょう。
カーナビの更新は5年を目安としてみては?
カーナビの買い替え時期について、最新機能を使い続けたい方は、3年くらいでの買い替えがよさそうです。
ただし、地図更新やカーナビのサポート期間を考えると、5年ほどで買い替えができればコストもあまりかけずに最新の情報をもとにしたナビを利用できるかと思います。
これから、2020年の東京オリンピックに向けて、特に東京近郊のさまざまな道路や施設の整備が進むものと予想されます。
カーナビを軸にして考えると2020年に新しいカーナビに買い替えるというのもひとつの賢い選択かも知れませんね。
■こちらの記事もおすすめです
このあとによく読まれている記事
クラッチのカテゴリー一覧
当社は、この記事の情報(個人の感想等を含む)及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、正確性、完全性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただくと共に、必要に応じてご自身で専門家等に相談されることを推奨いたします。