ナンバープレートは何色ある?色別の違いとは?
車のナンバープレートにはいくつかの色がありますが、ナンバープレートの色が違うのはなぜなのか気になっている人もいると思います。
一般的によく見かけるのは白と黄色ではないでしょうか。
普通車には白のナンバー、軽自動車には黄色のナンバーと言う違いがあることは知っている人も多いと思います。
他にも黒や緑、青色のナンバーがあり、車のナンバーの色はおおまかに5色あることになります。
白ナンバーは普通自動車の自家用
白いナンバーのプレートは普通自動車の自家用車・社用車に採用されているナンバープレートなので街中でも良く見かけるナンバープレートです。
白地に緑で文字が書かれています。
黄色ナンバーは軽自動車の自家用
黄色に黒の文字が書かれているこのナンバープレートは軽自動車に採用されているナンバープレートです。
白ナンバー同様に街中でも良く見かけるかと思います。
軽自動車の黄色いナンバープレートは、プレートを止めるボルトの上にするアルミ製の蓋で「封印」と呼ばれるものがないのが特徴です。
緑ナンバーは事業用車両
やっぱり緑ナンバーはいいですねえ! pic.twitter.com/AeBZPceAIX
— まころん (@999S899) January 8, 2019
緑のナンバープレートは事業用に使われる自動車に採用されているナンバープレートです。
白ナンバーの逆で緑に白の文字が書かれています。
タクシーやバスがこのナンバープレートを使用しています。
本来であれば緑ナンバーなのに許可を取らずに事業をしているタクシーやバスは、ナンバーが白なので白タクなどを呼ばれて違法なものです。
参考:白タク・白バス 警視庁
ただし、バスの中にはこちらの画像のような地方図柄のナンバープレートをしているものも多くみかけます。
仙台の市営バスがこうなっていたのを見かけたので、珍しく思いつい写真を撮りました。
黒ナンバーは軽自動車の事業用車両
黒ナンバーのプレートは事業用の軽自動車に採用されているナンバープレートです。
黄色ナンバーの逆で黒に黄色の文字が書かれています。
宅急便で使用されている軽トラックや軽ワゴン車がこのナンバープレートを使用しています。
軽の黒ナンバーいいなぁ pic.twitter.com/GREdtcnQsD
— 酒粕@車とお酒と料理おじさん (@sakecars) August 19, 2018
【番外編として】青ナンバーは外交官専用車両
青のナンバープレートは特殊で普段お目にかかれないナンバープレートで外交官が利用する車両用のナンバープレートです。
このナンバープレートは外交特権が認められているため、交通違反があってもおとがめしとなり、自動車税も免税となるなどの特典があるナンバープレートです。
青に白の文字が書かれているレアなナンバープレートです。
トラックは白ナンバーと緑ナンバーがある?
白ナンバーのトラックは例えば農家や製造業で自社の製品を積む為に使用されているトラックです。
社員の移動や自社の商品の運搬用として使用されているトラックになります。
もし、白のナンバープレートのトラックで他社商品の運送などをして、お金をもらうと違法行為となります。
許可を取って緑色のナンバーをつけたトラックであれば、他社の商品を有料で運搬することができます。
トラックが白ナンバープレートの場合のメリットは?
緑のナンバープレートならその車で収益を上げること、白は自社・自家用に荷物の運搬。
このように、そもそもナンバープレートの色で、目的が異なります。
他に違いはあるのでしょうか?
白ナンバーと緑ナンバー違い①自動車保険料
白ナンバーのトラックは緑のナンバーと比べて任意保険料が安くなります。
白ナンバーと緑ナンバー違い②許可
緑ナンバーにして営業行為を行うには一般貨物自動車運送事業の許可、もしくは特定貨物自動車運送事業の許可が必要になります。
トラックを使用して他人から運送の依頼を受け、荷物を運送し、運賃を受ける場合のことを指し、一般貨物自動車運送事業を経営しようとする者は、国土交通大臣または地方運輸局長の許可が必要
白ナンバーのトラックで営業行為を行うと罰則もある
白ナンバーのトラックは利益を得る為の営業目的での使用はできません。
もしも、白ナンバーで料金や利益を得るための営業を行ってしまうと貨物自動車運送事業法3条1項と35条1項に違反し、罰則を受けることとなってしまいます。
違反した場合の罰則は、1年から3年以下の懲役若しくは300万円以下の罰金となってしまいます。
緑ナンバーの取得の方法や費用について
緑ナンバーは取得する為には厳しい条件があります。
なぜなら、一般貨物自動車運送事業新規許可というものを取得する必要がありその条件が主に4つあります。
この事業許可申請の為の行政書士の方のサイトが専用に開設されたりするほどなので、自分ですべてクリアしていくとなるとなかなか難しそうです。
1.5台以上の車両を所持していること
まず、最初の条件は事業所に5台以上のトラックを所有していなければなりません。
2.事務所と駐車場の確保が必要
事務所と駐車場が必要なのですが、そのうえ建築基準法・都市計画法・農地法等関係法令・消防法の基準を満たしていなければなりません。
そして広さの目安としては10平方メートル以上の規模が必要だというのが運送業界の通説となっているそうです。
3.事業資金が潤沢であること
自己資金額が事業計画に見合っているかや必要な金額以上あるかなどもチェックされます。
資金の金額としては600万から1200万円とされています。
4.管理者など人員の確保
運行管理者1名、整備管理者1名とドライバー5名以上が必要だそうです。
白ナンバートラックと緑ナンバートラックの役目は違う
白ナンバーと緑ナンバーのトラックは全く別の役割を果たすことがおわかりいただけたかと思います。
自宅でお店をやっていて自社商品を輸送するなら取得が簡単でお手軽な白ナンバーになります。
緑のナンバーにするには単純にナンバーの種類変更の申請では無く、事業許可の届け出が必要なのでそう簡単には緑色のナンバーにすることはできません。
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