親が70歳になったら安全のためにも高齢者マークをプレゼント!年齢・表示義務・罰則も再確認!
高齢者マークは「貼り付け努力」とされ、義務ではありません。ですが、貼ることによって周りのドライバーへの周知になりますし、道を譲ってくれたりスピードを落としてくれたりといったメリットがあります。 現在では70歳以上のドライバーから取り付けるようになっていますが、義務でなければ貼っていなくても罰則等はないのか、どこで購入したら良いのかをご紹介します。ご自身、もしくはご家族に70歳以上のドライバーがいる方、参考にしてみてください。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2018-5-21 / 投稿日:2017-9-4
目次
高齢者マークは何歳からつけるべき?
高齢者マークは、70歳以上の方が運転する場合に取り付けるとされています。
この高齢者マークの正式名称は「高齢者運転者標章」と呼ばれ、1997年に作られました。
貼る場所としては、
地上〇・四メートル以上一・二メートル以下の位置に前方又は後方から見やすいように表示するものとする。
とされています。
高齢者マークの貼り付けは義務なの?
本来高齢者マークは「取り付け義務」として進んでおりましたが、同時期に国会で話し合いがされていた後期高齢者医療制度の問題等もあり、義務化するのは難しいとして、努力義務とされました。
そのため現在は年齢を70歳まで引き下げ、取り付け義務から努力義務とされました。
普通自動車対応免許を受けた者で七十歳以上七十五歳未満のものは、加齢に伴つて生ずる身体の機能の低下が自動車の運転に影響を及ぼすおそれがあるときは、内閣府令で定めるところにより普通自動車の前面及び後面に内閣府令で定める様式の標識を付けて普通自動車を運転するように努めなければならない。
簡単に言えば、「取り付けなければならない」から「取り付けるよう努める」というようになったんですね。
運転免許を取得したばかりのドライバーは、「初心者マーク」を表示させなければならないという規定が道路交通法に定められています。
これとは対照的に高齢者マークはこのような定めがありません。
マークのデザインが変わったのはなぜ?
高齢者マークといえば、雫型のオレンジ色のイメージが強い方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そのマークは1997年~2011年1月まで使われていた旧型で、現在では「使っても良い」とされています。
新しい高齢者マークをわざわざ買わず、持っている旧型を貼っていても何か問題が起きるわけではありません。
そもそもなぜデザインが変わったかというと、デザインや色合いから「落ち葉」や「枯れ葉」の印象が強く、実質「枯葉マーク」と呼ばれることも多くなり、批判の声が増えたため新しくなりました。
高齢者マークをつけなかったら罰金はあるの?
初心者マークが義務規定である一方で、高齢者マークは努力義務規定となっていますので、取り付けていなかったとしても罰則はありません。
ただし、警察官から別件で取り締まりを受けた際、何らかの注意がされる可能性があります。
自分の身を守るためにも、できれば付けておいたほうが安心ですよ。
高齢者マークに「割り込み」「幅寄せ」すると一般ドライバーが罰金になる!?
高齢者マークを取り付けていない一般のドライバーは、気をつけなければならないことがあります。
それは、高齢者マークをつけているドライバーに対しての遵守事項です。
高齢者マークをつけて運転している車に対して、「割り込み」「幅寄せ」を行った場合
- 違反点数:1点
- 反則金:6,000円
となります。
道路交通法違反になりますので、十分注意してください。
その他にも、
- 仮免許練習中のマーク
- 初心者マーク(若葉マーク)
- 身体障害者マーク(クローバーマーク)
- 聴覚障害者マーク(蝶々マーク)
にも、幅寄せや割り込みをすると違反となります。
遅いから、などと言って無理な運転をすることはやめましょう。
高齢者マークはどこで手に入れる?
高齢者マークは、カー用品店やネット通販で購入することができます。
最近では、100均でも売られていますし、少し変わったデザインの高齢者マークも売られています。
□ 通常の四つ葉マーク
こちらは一般的な高齢者マークです。
70歳を迎えた、運転好きのご両親に安全運転の想いも込めてプレゼント…とかも良いのではないでしょうか。
□ ちょっと変わった高齢者マーク
四つ葉マークの周りに装飾が施された高齢者マークや可愛さのある「ゆっくりだっていいじゃないか 爺ちゃんだもの」といった高齢者マークなどがあります。
※婆ちゃんバージョンもありますよ。
高齢者マークは、過去の「もみじマーク」が不評でデザイン変更された経緯がありますので、こういう可愛らしいマークなら付けてもいいかなと思う方も多いのではないでしょうか。
また、こういったオシャレなものもあります。
これも、抵抗なく貼りやすいデザインではないでしょうか。
シールタイプになっていますので、「マグネットだと剥がれないか不安…」というお爺ちゃんお婆ちゃんには安心なステッカーですよ。
高齢者マークで、他のドライバーへ安全運転の周知認識ができる!
高齢者マークは、努力義務とはなっていますが、貼っておくと周りのドライバーも注意して運転ができます。
この高齢者マークをつけることで年齢がバレて恥ずかしいと思っている方も多くいますが、自分と周りの安全のために取り付け他方が安心です。
つけているだけで道を譲ってくれたり、かもしれない運転に注意して走行したりと、周りのドライバーに対して非常に効果があります。
お父さん・お母さんに安全に運転してもらうためにも、貼っていないのであれば貼るように勧めてみると良いと思います。
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