シートベルト着用なしは致死率15倍UPで危険度大!後部座席着用率は未だ36%!罰金・違反点数もチェック
シートベルトは、運転席はもちろん全ての座席で着用の義務があります。着用していない場合、後部座席は一般道での違反点や罰金はありませんが高速道路では違反点があります。また、着用していないことで万が一事故に合った際の衝撃はとても強く、死亡率も高くなっています。 警報アラートがうるさく運転に集中できないから装着しているやシートベルト非装着には罰則があるから着用しているなどといったドライバーが多いですが、このような認識を少しでもなくし、シートベルトに対しての理解を深めていきましょう。子供の命を守るチャイルドシートについてもご紹介しています。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2017-6-30
目次
シートベルトを着用しないとダメなの?
現在ではすべての座席にシートベルトの着用が義務付けられています。
警視庁が発表しているデータによると、シートベルトを着用しているか否かによって致死率が大きく変わってきます。
その割合はシートベルトを着用していた場合と比べて致死率が15倍になるといわれています。
シートベルトを着用していないと、かなり危険ということがわかりますね。
□ シートベルトをするだけで命が守られる!?
シートベルトをすることによって
- 車外放出
- 自分自身への被害
- 同乗者への被害
の危険性を少なくすることができます。
シートベルトをしていない際、車外放出の危険がかなり高まります。
事故を起こした際、フロントガラスやサイドガラスを突き破り車外へ体が飛び出してしまうのです。
車外へ放出されてしまうと、硬いアスファルトに全身を打ち付けてしまったり、後続車による二次被害などが考えられます。
自分自身の体を守るためにも、シートベルトは重要な役割をもっています。
後部座席のシートベルトの重要性
後部座席のシートベルト着用は平成20年6月から義務化されました。
多くのドライバーが義務化されていることは知っていますが、「めんどくさい」「ジャマ」という理由で後部座席のシートベルトを着用していない人も多いのではないでしょうか。
ですが、後部座席だからシートベルトを着用しなくても大丈夫ということは決してありませんよ!
こちらのJAFの実験動画を見ると、シートベルトをしていない後部座席でも、事故の際に車内でシートや天井などに叩きつけられたり、車外放出や前席の人へ被害を与えてしまう可能性があることがわかります。
シートベルトを着用していないと、車内で体が振り回され凄まじい衝撃が体に加わります。
そのため、車に乗る際はどこに座るにしても必ずシートベルトをしてください!
シートベルトの着用率はどれぐらい?
前席(運転席・助手席)のシートベルト着用率(2016年)
運転席と助手席でのシートベルト着用率は
- 運転席 98.5%
- 助手席 94.9%
となっています。
前席では、多くのドライバーがシートベルトを着用していますが、それでも100%ではありません。
現在で多くの車種に取り入れられている警報アラートによって、シートベルトの着用率が上がっていることがわかります。
『命を守るため』と思って着用しているドライバーもいますが、警報音がうるさいという理由でしぶしぶ着用してるドライバーも多くいますね。
後部座席のシートベルト着用率(2016年)
平成20年から施行された「後部座席シートベルトの着用義務化」ですが、全国ではどれぐらいの着用率になっているのでしょうか。
後部座席のシートベルト着用率は36%です。
前席の着用率と比べるとかなり低くなっていますね。
ですが、後部座席でもかなりの勢いで全身に衝撃が来ます。
狭い車の中で思い切り全身を強打することになったり、窓が開いていたら車外に放り出されることにもなります。
また、運転席や助手席の人のほうへ投げ出されて、そちらの人たちへ怪我を追わせてしまうことにもなるでしょう。
そのため、後部座席でも必ずシートベルトの着用は必要です!
シートベルトを着用しなかった時の罰則は?
□ 運転席・助手席でのシートベルト非装着
運転席と助手席でシートベルト非着用の場合、
- 違反点数:1点
- 反則金:なし
です。
違反点数だけとなり、反則金を納める必要がないものとなります。
□ 後部座席でのシートベルト非装着
後部座席でシートベルト非着用の場合は、
- <高速道路> 違反点数:1点
- 反則金:なし
- <一般道路> 違反点数:なし
- 反則金:なし
となっています。
後部座席は前席の罰則と同じですが、高速道路と一般道路とで少し異なります。
高速道路上では着用義務がありますので、必ず付けましょう。
一般道は違反点数や罰金はありませんが、警察官に注意を受けることもあります。
現実問題として、後部座席はプライベートガラスを使用している車が多く、車外から確認することは難しいということもありますが、自身の安全のために一般道でも必ず着用しましょう。
シートベルトはどれぐらい人間を守れるのか
事故で受ける衝撃は想像以上に大きいです。
例えば、40km/hで壁に衝突したと仮定しましょう。
その時、私たち自身が受ける衝撃は、体重の30倍とも言われています。
体重60kgの人であれば1.8t、体重10kgの子供であっても300kgの衝撃があります。
この衝撃から守ってくれるのがシートベルトですが、実際どれぐらいの強度があるか知っていますか?
実は、シートベルト1本で3tの荷重に耐えることができます。
事故の衝撃から身を守り、車の外へと放り出されないようしっかりとできています。
薄くて、なんとなく頼りなさそうなフォルムですが、実は私たちの命を守ってくれる大切なものなのです。
チャイルドシートの安全性
小さなお子さんを車に乗せる方は、チャイルドシートの着用が義務付けられています。
道路交通法では6歳まではチャイルドシートを使用しなければなりません。
衝突事故では、10kgの小さい子供に300kgの衝撃が加わります。
大変な衝撃ですので、チャイルドシートの装着が必要になります。
6歳未満の子供を車に乗せる際に、チャイルドシートを使用しなかった場合にも罰則があります。
- 違反点数:1点
- 反則金:なし
シートベルトと同じ違反点数です。
子供は抱っこではなく、必ずチャイルドシートに座らせましょう。
命を守るために必要なシートベルト
シートベルトの必要性についてご紹介してきました。
現在、シートベルト非装着に対する罰則がそこまで厳しくなく、シートベルトの必要性について理解しているドライバーが少ないのが現状です。
「違反点数があるから」や「警報アラートがうるさいから」という認識で着用しているドライバーも多いのではないでしょうか。
私は幸いにも大きな事故を起こしたことがなく、正直そこまでシートベルトに対して必要性を感じたことが今までありませんでした。
時には邪魔くさく、面倒にも感じることが多くありました。
ですが、この記事を書きながらシートベルトの必要性や重要性を再認識することができました。
これを機に多くのドライバーがシートベルトを着用し、『全席シートベルト装着率100%』となることを願います。
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