目次
そもそもオービスとは?
オービスの正式名称は「自動速度違反取締装置」といいます。
主要な道路、高速道路、事故が多発している道路、速度違反が多発している道路などに設置してあり、車の速度を計測し、大幅に速度オーバーをしていた時に自動で速度を記録し、ナンバープレートと運転手の顔を撮影する機械です。
オービスでどれくらい捕まっているの?
オービス検挙率=約9%
ネズミ捕り・移動オービス検挙率=約49% ・ 白バイ・パトカー・覆面追尾による検挙率=約42%
全国で1日平均6.975人の方が、スピードによる取り締まりを受けております。
2013年のデータでは固定式オービスの検挙率は約9%とのことです。
平成22年よりも平成26年(2014年)にはスピード違反の件数は22%減少しています。2014年の取締り件数は1,835,930件(1日平均5,029人)となっています。
オービスが検知したらどうなるの?
■ピカッ!
速度オーバーでオービスに検知されたらランプが光ります。
フラッシュの色は一般的には赤色ですが、機械によっては青色やオレンジ色や白色に光るものもあり、光り方もフラッシュや点滅があります。
■運転手に速度オーバーを知らせています
オービスの光は、運転手に速度オーバーを知らせるためなので、運転手には光ったことが分かるようになっています。
しかし、昼間など、場合によっては分かりにくい場合もあります。
オービスが光る速度は何キロ?
一般に言われている速度は30km/h以上の速度超過から作動すると考えられます。つまり違反点数が6点以上に該当する速度(高速道路の場合は40km/h以上の速度超過)からであり、オービスに撮影される場合で30km/h未満の速度超過だったことはほとんどありません
しかし、場所によって設定速度は異なるようなので、少しの速度オーバーでも気を付けるのが確実ですね。
今日イチのニュース
わけし8km/hオーバーでオービス光らせるwww— わけしさん@白s161 (@wake1110) August 13, 2016
お父さんが俺の経験から言って高速でオービス引っかかるのは40オーバーからだよって言うから調べてみたら合ってた怖い
— 葉月 (@ou__iea) August 3, 2016
■【法律】決められた速度を1km/hでもオーバーすれば違反対象です!
罰則が適用されるのは、法定速度15km/h未満からです。これは事実上1km/hでもオーバーした段階から速度超過違反ということになります。罰則区分はここから5km/hごとに区切られていて、50km/h以上まであります。
1km/hオーバーでも、スピード違反として捕まる可能性があるのです。そして、一般道は30km/h以上、高速道路は40km/h以上で即免停となってしまいます。オービスにとられた場合は、ほぼ即免停となる場合が多そうですね。
【オービスの種類】「固定式」4種類
固定式のオービスは、全部で4種類あります。
■1:レーダー式
レーダー式オービスは昔ながらの取り締まり装置 http://t.co/me18KTdMxH pic.twitter.com/K7DWhJtw9Q
— ラジオライフ編集部 (@radiolife1980) June 20, 2015
オービスの中で最も古いもので、道路上部にスピードを測定するレーダーがあり、道路脇に設置されているカメラで撮影します。
■2:ループコイル式
道路の中に特定の磁場を出すセンサーが埋め込まれており、道路の上を通るとセンサーがスピードを測定します。
■3:Hシステム
美女木で撮ったはんぺんオービスことH
システム pic.twitter.com/OqqrYZAxOU— syonanは夏バテ (@syonan_okabe) October 30, 2016
白い四角の板からレーダーが発生してスピードを測定し、四角の板の隣にあるカメラで撮影します。
また、新Hシステムもあり、これは従来のHシステムとは違い、レーダー探知機で探知できなくなっています。
■4:LHシステム
これはHシステムと同じようなシステムですが、レーダーではなくループコイルになっており、レーダー探知機で探知できなくなっています。
複数の車が連なっていても、一台一台のスピードを測定します。
【オービスの種類】「移動式」は3種類
移動式のオービスは、全部で3種類あります。
■1:1BOXタイプのワゴン車に搭載されているオービス
速度違反取締機(オービス)。
今、移動式オービスがあるのは皆さまご存知でしょうか?
今日、環七で本物の移動式オービスを見てしまった。路肩に停まってる白いワンボックスカーには気をつけて下さい。
もちろん僕も人事ではない。
こえぇ。— ジョ凌駕古賀ジョースター (@59xnLuABSySFO7R) January 27, 2016
ワゴン車にスピード測定器とカメラが設置してあり、見た目が普通の自動車なので、オービスだとわかりにくい仕様になっています。
■2:光電管式オービス
外苑西通り国立競技場前で光電管式ネズミ取り
拡散 pic.twitter.com/CEdPux5aoL— YOCCHIN (@yocwitter) June 3, 2016
道路の両側に装置を設置し、そこから出る特殊な光でスピードを計測します。
主に警察官のいる「ネズミ捕り」で使用されます。
光で測定しているので、レーダー探知機で探知できなくなっています。
■3:移動式小型オービス
移動式小型オービスは面倒だな
こんなのいちいちどこにあるか気にしてたら運転できないしょ
もう法定速度で走るしかないのか pic.twitter.com/Ml9pRgp7IT— うえむー (@yuuki_uver) July 13, 2016
首都圏で2014年より試験的に導入されているものです。
「ゾーン30」という制限速度が30km/hに設定されているエリアに設置してあります。
「ゾーン30」とは、歩行者や住人等が使う生活道路を安全に使用するために、区域(ゾーン)を 決めて最高速度30km/hの速度規制を運用します。通学路や、幹線道路に囲まれた生活道路が集まった市街地で適用され、これによって、抜け道として通行する自動車の抑制等を図る生活道路対策です。
オービスが設置してある場所は標識で事前に警告されています!
高速走ってるときはオービス探しを楽しんでます。
大好きな標識♡ pic.twitter.com/gx9lkB7Md7
— はまっしー⚾︎現地40勝39敗4分 (@takayukiiiiii_3) June 9, 2015
この「予告」の標識を見つけたら、すぐにオービスがあります!
「自動速度取締機設置区間」などと書かれた標識が約1~2km手前に2ヶ所ほど立てられています。
道路に設置してあるオービスには、事前に警告している標識があります。これは、事前予告なしに写真を撮ることがプライバシー侵害となるため事前に警告しなければならないと定められているためです。
しかし、看板を見つけて急に減速すると、事故にもつながりかねませんので、スピードを出し過ぎないように日常から気をつけて運転しましょう。
【オービス対策】レーダー探知機とアプリでオービスの場所が分かる?
■レーダー探知機
現在は、オービスの場所をあらかじめ知らせてくれるレーダー探知機やアプリがあります。
オービスレーダー探知機のススメ pic.twitter.com/QpOMGwz61Y
— もふり隊@オオカミ連盟 (@Ranshamaaaa) August 16, 2017
レーダー探知機は、GPSが付いているものとそうでないものがあ、GPSが付いているものであれば、GPS上に登録してあるオービスに反応しますが、GPSが付いていない探知機に比べると値段が高くなります。
ループコイル式、LHシステム式、光電管方式のオービスの場合、レーダー探知機では反応しないので注意が必要です。
■アプリ
アプリは無料でスマートフォンで取得することができます。
こちらも、GPS上に登録されているオービスに反応します。
レーダー探知機とアプリはどちらも完璧にオービスを探知するわけではありませんので、制限速度を守り、安全運転をしましょう。
オービスの違反通知はどのように来るの?
■出頭通知がくる
@109_chan227
兵庫県警からオービスの速度違反で出頭通知くる
↓
ぐぐる
↓
最低でも免停1ヶ月と罰金8万喰らうことを知る
↓
(`o´(`o´(`o´(`o´(`o´(`o´)`o´)`o´)`o´)`o´)`o´)←今ここ— Saiki (@apooou) November 20, 2015
オービスによって撮影された場合、ナンバープレートの情報から車両の所有者を特定し、3日後から1ヶ月後くらいで、警察から出頭通知が所有者へと届きます。
通知内容は、スピード違反をしたことについての概要、出頭する日時、場所、持参する物、連絡先などが書かれています。
■出頭通知がこない場合も???
わいの知り合いのシルビアはオービスばっちり光ってもフィルム切れで助かったらしいwwwwwwww運がいいんだな・・・・・
— しゃいん (@Shine__PB) February 8, 2016
古いオービスだとカメラのフィルム切れや、デジタルのオービスであってもナンバープレートが鮮明に撮影できない場合もあるそうです。
その場合は所有者を特定することができないのでオービスの通知は来ないこともあります。
スピード違反はどんな罰則があるの?罰金はいくら?
■スピード違反の罰則は、違反点数と罰金
一般道路でのスピード違反の場合、30km/h以上50km/h未満は6点、50km/h以上は12点です。
高速道路でのスピード違反の場合は、40km/h以上50km/h未満は6点、50km/h以上は12点です。
罰金はいずれも、簡易裁判にて金額が決定します。
通常は70,000円~80,000円ですが、60km/h以上の場合は100,000円になることもあります。
■免許停止と免許取り消し
違反点数が6点の場合は免許停止、12点の場合は免許取り消しとなります。
一般道は30km/h以上、高速道路は40km/h以上で違反点数6点で「赤キップ」となり、前科がつきます。前科がついてしまうと、一生消えません。
免許停止の場合は「停止処分者講習」というものがあり、講習を受けると免許停止の期間を短縮することができます。
免許停止期間が30日では13,200円、60日では22,000円、90~180日では26,400円かかります。
オービスの出頭通知を無視すると逮捕されるの?
警察から通知が来て、出頭をせずに無視をすると電話がかかってきます。
それでも無視をし続けると、逮捕状が出てしまい逮捕されることになります。
また、違反金を支払わないとその車は車検を通すこともできません。
車検を通してない車で公道を走ることも違反となります。
無視して良いことは何もありませんので、通知が来た場合はきちんと出頭しましょう。
警視庁は1日、6月30日までの1カ月間で、再三の出頭要請に応じなかった交通違反者516人を逮捕したと発表した。
違反の内訳は、速度超過165人▽携帯電話使用78人▽通行禁止62人▽一時不停止59人▽信号無視50人▽無免許運転2人▽酒気帯び運転1人
出頭しなかった理由は、「仕事が忙しかった」42%▽「金がなかった」37%▽「忘れていた」16%-だった。
自分は逮捕なんてされないだろう…と思わずに、通知は無視せずきちんと罰金を支払ったほうがいいです。
似ているけどオービスではない!「Nシステム」と「Tシステム」
道路の上部にオービスと似たような機械が付いていることがあります。しかしこちらは速度取り締まりのオービスではありません。
■Nシステム
【ニュース】 7歳女児殺害、検察側証人尋問で「Nシステム」が争点に https://t.co/A0KgaK7Vx5 #yomerumo pic.twitter.com/H3dDqqLaeQ
— Yomerumoセカンド (@Yomerumo_newssb) March 2, 2016
正式名称は「自動車ナンバー自動読取装置」といいます。
Nシステムは自動車のナンバープレートを読み取り、犯罪などの操作に使われます。
オービスとNシステムの見分け方は、下記のような方法が参考になります。
カメラの付近にパトランプの付いた箱型の装置がありません
全ての車線ごとにカメラが設置してあります(路肩用にも付く場合も)
■Tシステム
これはどこにでもある、旅行システム測定システム(Tシステム)。
よくNシステムや取締機と勘違いされている方多いですが、そういったことはしてません。 pic.twitter.com/vLzqhwLhhr— T (@pc_pb_MPD) September 20, 2015
正式名称は「旅行時間測定システム」といいます。
TシステムはNシステムと同様、自動車のナンバープレートを読み取ることもしますが、二つの違いは通過車両を撮影して渋滞情報の配信に使われます。
4人に1人が捕まっています!「スピード違反はしない」が大前提です!
スピード違反は交通違反取り締まり検挙数でダントツの1位です。2014年のデータによると、交通違反の26.1%が「スピード違反」となっています。発生件数は1,835,930件で、計算上は運転免許をもっている約40人に1人が捕まっていることになります。
オービスが設置してあるところだけスピードに注意するのではなく、オービスがないところでも普段から安全運転を心がけましょう。
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