ガソリン車とハイブリッド車はどちらがお得?メリット・デメリットから自分に合った方を選ぼう!
車を選ぶときハイブリッド車にするのかガソリン車にするのか非常に迷いますよね。 ハイブリッド車は、燃費が良いためガソリン代が節約できますし、ガソリン車は車の本体価格が安いとうメリットがあります。 どちらがいいのか、使用目的や走行環境に左右されますので、どちらがお得に乗れるのか検証してみましょう。 ガソリン車かハイブリッド車の2つで迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
- 0
- 62,702
- 投稿日:2017-11-9
ガソリン車とハイブリッド車ではどちらがお得?
ガソリン車かハイブリッド車かで迷っている方は多くいると思います。
使用用途や走行環境によって、どちらがお得になるのか判断するのはなかなか難しいですね。
一概に判断できないから悩んでしまいます。
そこで、一つの目安として
- 長期間同じ車に乗るか
- 高速道路をよく使うか
- 街乗りがメインか
この3つで判断することをオススメします。
1.長期間同じ車に乗らないなら『ガソリン車』
長い期間同じ車に乗らず、短いサイクルで車を買い替える方は、ガソリン車の方がお得です。
車両本体価格に大きな差が出ますから、短いサイクルで買い替える方にハイブリッド車は割高に感じます。
価格の差を燃料代などで補うためには、長い期間乗らななければなりません。
車検ごとに買い替える予定がある方は、ガソリン車がオススメです。
2.高速道路をよく使うなら『ガソリン車』
高速道路をよく使う方は、ガソリン車の方がオススメです。
ハイブリッド車は、止まる力をエネルギーに変えて、発進する際にモーターを動かし燃費の効率化を図っています。
ですので、止まることが少ない高速道路では、燃費が落ちてしまいます。
止まらないので電池が充電されず、エンジンのみの駆動となるためハイブリッド車は一定走行に向いていません。
通勤などで高速道路を利用される方は、ガソリン車がいいですね。
3.街乗りがメインなら『ハイブリッド車』
ストップ&ゴーが多い街乗りメインの方は、ハイブリッド車がオススメです。
先ほどもご紹介したように、ハイブリッド車は止まる時のエネルギーを充電して、車を動かすことができますので、信号待ちや一時停止が多い街乗りで大活躍です。
アイドリングストップも装備されているので、燃費も向上します。
ガソリン車とハイブリッド車のメリット・デメリット
□ ガソリン車のメリット
○ 車両本価格が安い
ハイブリッド車と比べて、車両本体価格が安いです。
車種によっては、100万円近く価格に差が出ることがあります。
いくら燃費が良いハイブリッド車でも乗り出し価格が高ければ、購入を躊躇してしまいますね。
予算のことも考えて選択するようにしましょう。
○ 修理費用が安い
ガソリン車の場合、大きなバッテリーシステムを搭載していないので、どこの修理工場でも請け負ってくれます。
小さな自動車工場では、ハイブリッド車を修理することができない工場もあります。
旅行先で故障してしまった場合に、どこでも修理してもらえるのがガソリン車のメリットです。
修理費用もハイブリッド車と比べて安く済みますし、安心ですね。
□ ガソリン車のデメリット
○ 燃費が悪い
燃費に関しては、1.5倍ほどの違いがあるのでガソリン代がかかります。
排気量が大きくなれば、燃費も悪くなりますから、カタログ燃費や実燃費もしっかり確認しておきましょう。
燃費を一番重視して購入する方もいますので、ガソリン車かハイブリッド車かを選ぶときの重要な判断材料となります。
○ エンジン音が大きい
最近の車種は、遮音性が向上して車内へ入ってくる音も少なくなりましたが、ハイブリッド車と比べるとまだまだです。
車内の静かさを求めるのであれば、ハイブリッド車の方がいいですね。
□ ハイブリッド車のメリット
○ 燃費がいい
ハイブリッド車の一番のメリットは、『燃費がいいこと』です。
ガソリン車と比べて、燃費がいいのでガソリンスタンドに行く回数も減り、燃料代も抑えることができます。
車種によっても異なりますが、ガソリン車の1.5倍ほどの燃費があり非常に経済的です。
最近では、環境にも配慮した低燃費の車が多く売られているので、選択の幅も広がりますね。
○ 売るときに高値になりやすい
車両本体価格がガソリン車よりも高いので、売るときの値段も必然的に高くなります。
また、ハイブリッドの方が需要があり、人気があるため高値になりやすいですね。
売るときのことも考えるのであれば、ハイブリッド車を選んでもいいかもしれません。
○ 走行音が静か
モーターで動かしている部分があるので、走行音が非常に静かです。
エンジン始動時もかかっているのかどうかわからないほど静かで、閑静な住宅街に住んでいる方には非常にいいですね。
また、車内に入ってくる音も少ないため静粛性もガソリン車と比べて大きく違います。
□ ハイブリッド車のデメリット
○ 車両本体価格が高い
ガソリン車と比べて、車両本体価格が高いです。
ハイブリッド車の場合は、減税などが受けられそこまで大きな差にはなりませんが、乗り出し価格を抑えたい方はデメリットになります。
先ほどもご紹介したように、売るときに高値が付きやすいので、この差はほとんどないと言ってもいいかもしれませんね。
○ システムの修理費用が高い
ガソリン車と違いハイブリッド車は特別なシステムを搭載しています。
このハイブリッド機関が故障した場合、修理費用は20~50万円ほどする可能性があります。
どの部分が故障するかによって金額が異なりますが、それなりの費用がかかることを覚えておきましょう。
長く乗れば乗るほど、修理するリスクが高まりますので注意が必要です。
○ 車内スペースが狭くなる
ガソリン車にはない特別なシステムを搭載していますので、同じ車種でもガソリン車とハイブリッド車とでは、車内空間に差が出ます。
居住スペースに大きな差はありませんが、収納スペースなどが狭くなります。
車種によっては、使い勝手が大きく左右されるので、しっかりと確認して購入しましょう。
実際にシミュレーションしてみよう
トヨタのシエンタを例に挙げ、差のシミュレーションしてみましょう。
○ 車両本体価格の差
- ハイブリッドG:2,329,855円
- ガソリンG:1,980,327円
2つの車両本体価格の差は約35万円です。
○ 燃費の差
- ハイブリッドG:27.2km/L
- ガソリンG:20.2km/L
ですが、実燃費はカタログ燃費の8割程度と言われていますから、
- ハイブリッドG:21km/L
- ガソリンG:16km/L
程でしょう。
○ 10年乗った場合にかかるガソリン代
1年10,000km走行すると仮定し、ガソリン価格が126円で計算すると
- ハイブリッドG:59,976円
- ガソリンG:78,750円
年間18,774円の差となります。
これが10年乗ったと仮定すると、187,740円です。
ガソリン代だけで、車両本体価格の差を埋めるには19年乗らなければなりません。(19年乗ると356,706円)
この他にもエコカー減税や車検費用、自動車保険、税金などを含めても、実質17~18年ほど乗ることになります。
単純計算でこれだけの差があることを意識して、ガソリン車かハイブリッド車かを選択するようにしましょう。
参考:シエンタ|TOYOTA
目的や用途に合わせて選択しよう
ガソリン車もハイブリッド車もそれぞれメリットとデメリットがあります。
燃費の差だけでハイブリッド車にしてしまうと、損をしてしまう可能性があるので注意してください。
使用する目的や走行環境をしっかりと考慮して、どちらにするか決めましょう。
■こちらの記事もオススメです!
このあとによく読まれている記事
クラッチのカテゴリー一覧
当社は、この記事の情報(個人の感想等を含む)及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、正確性、完全性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただくと共に、必要に応じてご自身で専門家等に相談されることを推奨いたします。