運転技術を向上したい!JAF主催のセーフティートレーニングは免許取得から時間が経っていても受けられるの?
JAF主催のセーフティートレーニングとは、運転の基本事項の確認や普段では体験できない急ブレーキ体験やASV体験ができる講習会をいいます。免許を取得したけど自信がない方や免許を取得して以来運転することがなくペーパードライバーの方にオススメです。もちろん、しょっちゅう運転をしていて「運転は得意だ」「好きだ」という人も、参加してみると長年の運転で身についてしまった癖などを見つけることが出来ます。初心に返ることができるので、興味がある方は是非一度参加してみてください。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 最終更新日:2018-5-8 / 投稿日:2017-6-28
目次
JAFが行っているセーフティートレーニングとは?
セーフティートレーニングとは、主にJAFが主催する安全運転講習会をいいます。
この講習会は全国地区で開催されており、自動車を運転するのに欠かせない基本操作を再確認することができます。
マイカーを使用して行うものが多いので、
- 自分の車がどれぐらいの大きさがあるのか
- どのくらいハンドルを切れば、どれぐらい曲がっていくのか
など、様々なことを確認することができます。
講習で身につけた技術が、すぐに自分の車に行かせるのが特徴です。
平成29年度の開催計画は以下です。
運転免許を取得してから数年経っているけど受けられる?
セーフティートレーニングを受けられる条件として、『運転経験が1年以上ある方』とあります。
これを満たしていれば、どなたでも講習を受けることができます。
特に、
- 免許を取得したけど日常でほとんど運転する機会がない方
- 運転免許証が身分証明書としてしか活躍していない方
にオススメです。
また、車の運転は定期的にしているけど、運転にクセがついてしまい思うように車を操作できない方なども多く受講されています。
自分の運転技術に不安のある方や運転のクセを直したい方であれば、誰でも受講することができますよ。
セーフティートレーニングの講習内容
では、実際にセーフティートレーニングで行われている内容を見ていきましょう。
1.運転の基本
まずはじめに、運転の基本を確認します。
マイカーのボンネットを開け、事前点検の方法や車を安全に走行させるために欠かせないセルフ点検の方法などをスタッフの方と一緒に実践し学んでいきます。
また、正しい運転姿勢と悪い運転姿勢などを比較し、運転疲労の軽減や万が一に備えて、しっかりとブレーキやハンドルが切れる姿勢を学びます。
安全確認や点検、運転姿勢などの基本事項を再確認しましょう!
2.パイロンスラローム
パイロンの間を走行し、ハンドリング感覚を学びます。
一定間隔に置かれたパイロンを左右に避けながら、走行していきます。
リズム良くハンドルを切り、どれぐらいハンドルを回せばどのくらい車が動くのか?などを実際に自分の車を使って確認します。
このハンドリングで車両の感覚をつかむことによって、スムーズにコーナーを回ることができます。
また、道路に落ちている障害物などを避ける際にも役立ちます。
3.急ブレーキ体験
滑りやすい路面や、信号が付いたら踏む、などで急ブレーキを体験します。
雪上や凍結した路面を想定した特殊路面が用意され、実際にその上を走行してブレーキの効き具合を知ることができます。
この体験では、タイヤの回転が止まってからも車が動いていくことを体感することができます。
実際に雪上や凍結した道路を走行する際に、どのようなことに注意したらよいかが体験できるので、ぜひ一度受講してみてください。
また、乾いた路面でも急ブレーキをかけ自分の車がどれほどの制動距離なのか測定することができます。
急ブレーキは実際の道路では早々体験することができませんし、実験することができないので、とても貴重な体験になると思います。
4.運転と反応
信号機を利用して、点灯したランプと逆方向へハンドルを切り、障害物を回避する体験ができます。
咄嗟の判断力とハンドルを切る反応速度を確認することができます。
自分の車がどれぐらいハンドルを切れば回避できるのか、危険と判断してから自分がどれぐらいの速さで反応できるのかの確認ができますよ。
5.コーナリング特性
自分の車がどれほどのコーナリング力があるか知ることができます。
八の字コースを周り、コーナーでの恐怖心を取り除くことも目的とされています。
直線を走るのは大丈夫だけど右左折がなぜか怖いと思う方に、コーナーリングの感覚をつかむのに非常に有効なトレーニングです。
6.ASV体験(先進安全自動車)
衝突軽減装置などの先進安全技術を体験することができます。
いわゆる、「ブレーキを踏まなくても、障害物の前で自動で止まってくれる」ものです。
今では多くの車種に装備されている衝突軽減装置について、詳しく学ぶことができたり、実際に衝突軽減装置が装備されている車に乗り、その技術を体験することができます。
公道で先行車にに対して実験できるものではないですから、どれほどの効果があるのか体験できるのは嬉しいですね。
衝突軽減装置の自動ブレーキが怖くて信用できない…という方には、セーフティートレーニングで経験してみるといいと思います!
セーフティートレーニング以外にも教習はたくさんある
JAFでは色々な種類のセミナーを開催しています。
時期や開催地方が様々ですので、お住いの地域でいつ開催されるのか?はこちらのサイトから確認と申し込みができます。
いくつかご紹介いたしますので、興味がある方は是非ご覧ください!
1.マンツーマン車庫入れセミナー
駐車に不安がある方に効果的なセミナーです。
ショッピングモールの駐車場や狭い場所での駐車など、様々な場面を想定して車庫入れが学べるセミナーです。
どのような部分に注意して車庫入れをしたらいいのか、何を目標物にしてバック駐車したらよいかなどが学べます。
駐車が苦手な方はぜひ!
2.シニアドライバーズスクール
ベテランドライバーに向けてのセーフティートレーニングです。
これまで運転に自信があった方も、体力や視力の低下などで、運転免許を取得した時とは状況が変わってきます。
自分の運転方法の再確認としても利用されていますよ。
また、70歳以上の方は運転免許を更新する際に高齢者講習を受けなくてはなりません。
高齢者講習でも運転技術に関しても指導を受けます。
この時にスムーズにクリアできるために、事前に講習を受ける方も多くいらっしゃいます。
3.エコトレーニング
環境に配慮した走行を心がけるための講習会です。
実際に燃費計を使用し、エコドライブについてを学びます。
どのようにアクセルを踏み、どれだけ燃費を伸ばせるかや、自身の運転のクセを見つけて個別にアドバイスしてもらえます。
普段気づかない運転のクセなどがわかり、今後の運転に生かすことができますよ。
参考:交通安全とエコ|JAF
運転が得意な人も苦手な人も、参加できるセーフティートレーニングはオススメ!
運転が得意、好きだという人は、改めて自分のクセなどを見つけて直し、更に運転技術を向上することができます。
苦手な人は、JAFスタッフに見てもらいつつアドバイスを受けることが出来るので勉強になるでしょう。
どちらの場合でも、安全運転のために一度行ってみると結構楽しいですよ!
普段できないようなこと(急ブレーキやASV体験など)は、安全な環境だからこそ実際に試せることでもあるので、もしもの時のために体験しておくのもいいと思います。
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