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停電の発生理由はいろいろ!
普段、私たちは生活する上でかなり電気のお世話になっています。
停電になるとその恩恵を意識することになりますが、停電で怖いことの1つは信号機が機能しないことです。
信号機は送電線からの送電により電気を供給されているので停電になったら当然、信号が消えてしまいます。
どんなことが起こると停電になる危険性があるのか、調べてみました。
自然災害によるもの
【関東で雷10000発超えも】関東地方の広い範囲で発生したゲリラ豪雨の影響で、関東では1万発近くの雷が観測されました。このため東京、埼玉を中心に停電が相次ぎました。https://t.co/O4KSVmohlE pic.twitter.com/pz9vVCtib0
— ウェザーニュース (@wni_jp) August 27, 2018
夏場には落雷や近年多く発生するゲリラ豪雨の影響で停電することがあります。
大型の台風が発生したときにも停電することがあります。
冬場には積雪の重みで送電線が切れてしまうことも停電の原因になることがあります。
電力供給量が多すぎる
電力会社が供給できる電気の容量を超えてしまったときにも停電が起きます。
特に、近年のような暑い夏ではエアコンの使用量が増えるために電力不足になりやすいので、停電のリスクが高くなります。
信号機の停電時に警察の対応は?
信号機は交差点などに設置されていて、普段正常に稼動している時には信号機により交通整理がされています。
信号機が停電などの理由で、消えている時には警察官が手信号により交通整理を行ってくれます。
https://twitter.com/map_imi/status/1041675773503954944
手信号の意味や種類
手信号は素手を使って誘導する方法以外にも、灯火を使用する方法もあります。
それぞれの方法で青・黄・赤の信号を表して車両を誘導します。
青信号
- 素手の場合:手を水平に伸ばし、水平方向が青信号になります。
- 灯火の場合:灯火が振られている方向が青信号になります。
黄信号
- 素手の場合:水平に伸ばされた腕が垂直に上げられている時に、黄信号になります。
- 灯火の場合:灯りが警察官の頭上に上げられている時に、黄信号になります。
赤信号
- 素手の場合:水平に伸ばされた腕の対面方向が赤信号です。
- 灯火の場合:振られている灯火に対面する方向が赤信号になります。
手信号の覚え方はこれ!
- 「警察官の体が自分から見て横向き・手が下がっていると『青』」
- 「警察官の手が上に上がっていたら『黄』」
- 「警察官の体が自分から見て正面か背中を向いていたら『赤』」
と、、手信号の説明を文章で読んでいても、急に手信号に出くわした場合に「あれ?この場合青だっけ?赤だっけ?」となりがちです。
シンプルに次のことだけは覚えておくと良いかと思います。
警察官がこっちを向いて、手が上がっていたら黄色か赤なのでまずはゆっくり止まりましょう。
信号機の停電時に気をつけることやポイント
実際に災害などで突然信号が消えてしまった時、車を運転している最中だったとしたらどうして良いかわからなくなると思います。
警察官による交通整理がされている交差点では、さきほどご紹介した手信号に従って走行しましょう。
地震の直後など、まだ警察官による手信号がされていない場合には注意が必要です。
https://twitter.com/Caprice3rieco/status/1046722819986358272
速度を落として走行しつつ、交差点に進入する際には、一時停止をしながら最大限注意して進むようにしましょう。
信号機が停電時の交通ルールはどうなっているの?
ご紹介したように、信号機が消えてしまったら警察官による手信号の交通整理がされている交差点では誘導する警察官に従いましょう。
しかし、手信号が行われていない交差点では交通ルールはどのようになっているのでしょうか?
交通整理のされていない交差点は信号機の無い交差点と同じ扱い
警察官が手信号を行っていない交差点では、基本的には信号機の無い交差点と同じ交通ルールになります。
ゆっくりと徐行して交差点の前で一時停止して左右を確認して進みます。
交差点で自分と相手とどちらが優先か、という点に関しては信号機の無い交差点と同じように道幅の広さで優先道路を判断します。
優先道路とは
- 交差点の一時停止の書かれている道路に交差する方の道路
- 交差点の中央線又は車両通行帯が書かれている方の道路
- 交差点の道幅の広い方の道路
同じ条件では左の車が優先される?
交通整理の行われていない交差点で、いくら気を付けて走行しても事故を起こしてしまうことがあると思います。
実は、交通整理の行われていない交差点で事故を起こした場合の過失割合があるのです。
信号機のない交差点での右折車と直進車
右折車の過失:直進車の過失 = 80%:20%
左側から出てきた右折車と直進車の事故
左から出てきた右折車の過失:直進車の過失 = 40%:60%
ただし、例としてご紹介したこの情報は、スピードや状況なども含めて総合的に判断されるのであくまで基本的な過失割合と思っておいてください。
基本的に優先されるのは、自分の左側からくる車です。
手信号の無い交差点では徐行スピードで走行して、左側から車が来たら必ず一時停止して道を譲るようにしましょう。
気になる停電復旧までの時間について
車で走行する上でなくてはならない信号機が停電して使用できなくなってしまったら、一刻も早く復旧して欲しいと思うのですが、実際に停電してから復旧までにかかる時間はどのくらいなのでしょうか?
停電になった原因にもよりますが、過去の東日本大震災の時の停電は、電気が復旧したのは地震から1週間後でした。
水道の復旧に3週間、ガスの復旧に5週間程度かかっているので電気の復旧は比較的早いと言えます。
大規模な災害の場合は2日~1週間はかかりますが、落雷や送電線の切断の場合などの簡単に直せる場合は半日くらいで復旧できるようです。
災害後は停電を見越した運転をしよう
地震、台風、ゲリラ豪雨が来たら停電が起こるということを想定しておきましょう。
いつもついている信号が消えてしまうと慌ててしまうものです。
しかし、信号機の無い交差点だと思って慎重に、お互い譲り合って安全に走行したいものですね。
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