
地震・台風などの災害時に車を乗り捨てる時の5つの注意点!ドアはロックすべき?
車に乗っている時に地震が発生したらどのように行動したらよいのでしょうか?走行中に強い揺れを感じたら、無理に走行を続けては危険です。ですが、むやみに車を乗り捨てていくのもよくありません。どのように対処をしたら良いのか、車の中で行うべきことと、車で避難するときの注意点、やむを得ず乗り捨てる場合の注意点などをご紹介します。

免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2018-7-30
目次
車を乗り捨てて避難する時の注意点
車移動は危険だと判断し、徒歩で避難することにした場合の注意点です。
- 道路の外、端に車を移動させる(道路上に乗り捨てる場合は、鍵をつけておく)
- 窓は開けておく
- ドアはロックしない
- 連絡先を書いたメモを置いておく
- 貴重品は持っていく
以上のことに注意して、車を置いて避難しましょう。
車内にある車検証などの貴重品はすべて持って避難してください。
道路上に車を置いて避難する場合は、緊急車両が通り場合に通行の妨げになるため、このような時に移動させられるよう車の鍵はつけたままにしてください。
また、連絡先を書いたメモを置いておくと後から連絡が来るようです。
キーを付けたまま避難することやメモを残しておくなど、災害時の原則となっています。
知っておいて損はないですね。
運転中に地震が起きたら行うべき2つの行動
大きい地震のときは道路状況もパニックになってしまうこともあります。
慌てずに正しい行動をして、安全に避難する必要がありますよ。
1.車を左に寄せて停止させる
車を運転中に地震が起こったら、まず車を停止させましょう。
急ブレーキをするのではなく、ハザードランプをつけ、道路の左側へ車を寄せて停止させます。
強い揺れの場合は、車が左右に揺れ、タイヤがパンクしたような感覚になりますが落ち着いて行動する必要があります。
また、周りの車とぶつかったり、事故が起きないようにも気をつけてください。
周囲の建物や電柱などが倒れてくる可能性もあるので、できるだけそういったものの無い安全な場所を見つけて車を停めるのがいいでしょう。
ですが揺れている最中に冷静に安全な場所を探すのはなかなか難しいかもしれませんので、一旦その場で停止させても問題ありません。
揺れていても走行し続けるのはうまくハンドルが切れなくなり危険ですので、気をつけましょう。
2.スマホやラジオで災害情報や交通情報を確認する
車を停止させたら、スマホやラジオ、カーナビのテレビを使って、情報収集をしましょう。
どの場所で発生したのか、津波の心配はあるのか、建物の倒壊あるのかなど、周囲の状況などを把握してください。
揺れがおさまったからといって無理に走行し続けると、道路の陥没や崩落などの二次被害に巻き込まれてしまう可能性があります。
今、何が起きているのかしっかりと情報収集を行いましょう。
その際スマホはアクセスが集中して繋がらなくなることもありますので、その時はラジオやテレビを確認してください。
※走行しながらスマホやナビを操作するのは大変危険ですので、必ず停車してから行ってください。
地震がおさまったら取るべき3つの行動
1.車を道路外へ移動させ安全を確保する
地震の揺れがおさまったら車を駐車場やコンビニの駐車場など広いスペースを探し、道路ではないところへ車を移動させてください。
道路上に車を停めていると、救急車や消防車などの通行の妨げになってしまいます。
万が一、緊急車両の通行の妨げになる場合は、強制的に移動させられたりすることもありますから、広くて安全な場所へ移動させましょう。
2.家族に連絡をする
家族と離れた場所にいて安否がわからない際、災害用伝言ダイヤルを使用して家族に安否状況を連絡します。
災害時は電話などの通信量が膨大に増え、繋がりにくくなることが多いです。
そういったときに、NTT東日本からは災害用伝言ダイヤル(171)が提供されます。
自身の安否連絡や、どこにいるのか、何か必要なものはあるのかなどを1伝言30秒で録音できます。
災害時にすぐ携帯などで電話をしたりメールをしたりする人が多いですが、なかなか繋がりませんし長く通信することで電池も減ってしまいます。
スムーズな連絡を取れるように、こういった専用の連絡手段を活用しましょう。
また、家族などとは事前に災害の際に集まる場所などを決めておくと安心ですよ。
3.スマホやラジオ等で情報を得てから今後の対応を考える
大きな地震が起きた際には、緊急地震速報がスマホやラジオなどに流れます。
津波や注意情報を確認することもできますので、必ず聞くようにしましょう。
スマホが繋がる場合は、自治体の災害情報ページなどにも情報が随時更新されていきます。
もし車を降りて避難しなければならないほど大きな被害が出ている場合は、道路には乗り捨てず、横道や駐車場などに止めてキーをつけたまま降りましょう。
その際、車検証などの貴重品は持って、連絡先は残しておくと後から車を見つけやすくなります。
車を置いて逃げる…というのはなかなか勇気のいることですが、状況によっては必要な決断です。
特に津波などの時は徒歩で高台に逃げたほうが早くて安全というときもあります。
渋滞になって動けなくなってしまい被害にあったケースもありますので、状況をよく確認しながら出来る限り落ち着いて行動しましょう。
車で避難する際に注意すべきポイント
運転中に地震が起き、そのまま車で避難することになった場合、短時間で遠くへ行くことができますがデメリットもあります。
それは、みんなが車での避難をすれば、必ず渋滞が起きるということです。
渋滞に巻き込まれてしまい、避難が遅れてしまって津波や余震の二次被害にあう可能性は十分にあります。
また、焦って運転しているため追突事故なども多く発生しますので、非常に危険です。
素早く遠くへ避難することだけに意識が集中してしまいがちですが、災害時こそ落ち着いて冷静に行動し、無理な運転はしないようにしましょう。
そして、もし「一緒に乗せてください」や「助けてください」と声をかけられたら、乗せてあげて一緒に避難してあげてください。
ケガをしてしまっているかもしれませんので、助け合って避難しましょう。
地震が起きた時こそ安全運転を意識し落ち着いて行動しよう!
地震の際に車に乗っていた場合の対処方法についてご紹介してきました。
実際に地震が起こると、何をしたらいいのか戸惑ってしまいますよね。
車に乗っている時は、なおさら何をしたらよいのかパニックになりやすいです。
あらかじめ、このようなことを確認しておくと、いざという時に役立ちます。
地震などの自然災害はいつ発生するかわかりませんから、今のうちに正しい対処法を覚えておきましょう!
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