
新車購入時に下回りの防サビ対策は必要?錆の原因・影響・サービス内容・種類の調査まとめ
今回新車購入の際に下回りの防サビのオプションを進められ、本当に必要かどうか不安になりいろいろ調べたので、まとめました。(結論私はつけました)。新車購入の際には、いろいろなオプションがありますよね。オプションを沢山つければ車は豪華になりますが、それはそれで高額なのでどれかは諦めなければなりません。ちょっと待ってください!せっかく購入した新車を「長く」「キレイ」に乗り続けるためにはボディコーティングが大切ですよ!しかも今回は、通常はあまり見ない「下回り(足回り)」について調べてみました。あなたの車がサビでボロボロにないように、下回りのコーティングについて勉強しましょう!

免許取得歴:15年 今乗っている車種:ホンダステップワゴン ダイハツミライース(新車で購…
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- 最終更新日:2018-5-10 / 投稿日:2017-1-19
目次
サビって怖い…金属を破壊するモンスターです
@kainushi0519 簡単にこんな風になっちゃいますので下回り洗浄は入念にしたほうが良いですねf^^;
特にホンダ車はサビに弱いので。。 pic.twitter.com/mRMID1MLjv— さんきち。@Team22 (@sankichi_GWS204) January 31, 2016
さて、皆さんの車。
下回り大丈夫でしょうか?
見えるところはキレイに洗車できますが、車の下側って見たことありますか?
車検の時、リフトアップしたところを見せてもらえばわかりますが、あと確認する方法は寝そべって見るしか方法がないのが現状ではないのでしょうか?
あなたの愛車、もしかしたらサビだらけになっているかもしれませんよ!
車の下回りはなぜ錆びるのか?
金属(車の素材)と酸素プラス水分(環境)の化学変化で錆びると言われています。
■犯人1:水分
水分が金属に触れるとイオンやら、電子分解などを繰り返し(詳細は割愛)溶解します。
■犯人2:酸素
溶解を促進させ、金属を安定化させるために酸素とくっつき、サビが発生&進行すると言われています。
ここで知ってほしいのは、車のボディをつくっている素材の「金属」というものは常に不安定な状態だということ。
金属はその不安定な状態から、安定した状態になろうと「酸素」や「水分」を好みくっついてしまうと、次々サビが生まれてしまうそうです。
■サビを発生させやすい気候。日本!
日本には四季があります。
雨が降る、雪が降るなど、何かと水分や湿気が多いのが現実です。
■融雪剤の存在
雪が降れば、道路が凍らないように融雪剤をまきますが、その融雪剤も車を錆びさせる原因となります。
融雪剤としてよく使われている「塩化カルシウム」は車体を錆びさせるため洗車をマメにしないと穴があくこともあるそうです。
■海に囲まれた国!日本!!
塩化カルシウムについてお話ししましたが、どうやら海水にも多く含まれているようで、海風にあたると車が錆びる、海沿いにすんでいると、車が錆びやすいというのは、この影響ですよね。
いずれにせよ、車は錆びます。
毎日見ているものだから気付きにくいのですが、徐々に、少しずつ、あなたの車を破壊していることを忘れないでくださいね。
下回りのサビにはどんな悪影響があるの?
1.パーツの破損(マフラー穴あき等)、さらに修理・交換費用が高額に!
進行したサビは・・・
駆動部分の動きを悪くし、パーツ破損の可能性も!
ボディ強度を低下させ、ガタや軋みの原因に!
マフラーが錆びて穴が空き、突然の爆音騒ぎに!
ふむ、車が爆音響かせたので羽でも生えたのかと思ったらマフラーの引き込み管に穴が開いたのであった。それにしてもタフな車である。修理ついでにオイルもくれてやるから長生きしろよ。
— @憶良2世 ベリーを摘んだらダンスにしよう (@hinkyumondouka2) January 13, 2017
もちろん、交換費用は高額になります。車検時よりも工賃が高くかかる場合もあるようです。
マフラー折れた→直管でオートバックス→交換費用十数万円、納期二週間→泣きながら直管で帰る←いまここ
— だいまおう (@maruku7777) September 27, 2016
2.車検に通らないため高額の部品交換が発生!
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ジムニーシエラ用静香御前マフラー(マフラー認証制度適合モデル / 新規車基準適合モデル) ジムニーJB33,JB43用
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マフラー交換の場合、約10万円前後の出費となります。マフラー本体が6~9万円前後、工賃が5,000~10,000円前後かかるようです。
車検時に下回りのサビを+¥8,000で処理。特に前側のエンジン下部〜後部のマフラーまでと、サス周辺の溶接部分に赤さびが目立ち、放置するとマフラー脱落、サス周りの破損で、修理費が数十万かかるとビビり、高圧洗浄でサビ取り、その後防腐剤を全面塗装。新車並みにキレイになりビックリ!
— ひろ (@hiro_sap) September 6, 2015
車検から、無事ご帰宅のマイカー、下回り部品交換など3ヶ所直し、16万円。確かに走りがスイスイ、エンジンの調子が良いこともわかります。安全運転としっかり整備することは大事ですから、しかたがない。代車のアコードは、前も後ろも大きすぎで、以前オデッセイを運転していたのがうそのようです。
— サラ (@sara514sara) August 30, 2012
車買ってから2回目の車検。1回目はユーザーしたけど、今回は点検も含めてディーラに任せてみることに。下回り錆びてて部品交換発覚、、乙。雪のせいではなく塩カルか。北国、だけでなく海沿い等は維持費がかさみそう。
— Yuko (@yun_art) January 29, 2010
交換はできるだけ避けたいですね…
3.売却時に、下取りや買取価格に影響
いざ、愛車を売りに出そう!という時に、がっかりすることになってしまいます…
DY3Wデミオとは小学生から10年以上の付き合いだった。
今では自分がデミオのオーナー
下取り価格は0円 決め手は下回りのサビ・・・雪国に住んでいたから仕方ない
最後にデミオで遠出して最後を締めくくりたい(´;Д;`)
あと、トランク凹ませてゴメン— 101@リョウ (@nowsleeping101) October 12, 2016
@takaikenji ざっくり見るに、買い換え下取りは7~8万円とかではないですか…? 中古車店での売値で程度良くて17万円とか。車検切れで取ってもらってコミコミ25万円でどうだろう?って感じかなぁ…。ただ長野は融雪剤の下回りサビチェックが。条件悪いと見た目が良くても腐ってる。
— Isao Sakuma(文と企画ほか) (@Biz_Sakuma) May 13, 2013
結果…下回りの防サビ処理は必要なのか?
前項で、
- なぜ錆びるのか?
- 何が原因なのか?
お話ししたので、もうお分かりだと思いますが、車は放っておけば錆びます。
海沿いにいなくても、融雪剤をまかない地域でも、酸素と水という環境は整いますので、多かれ少なかれ、遅かれ早かれ、錆びます。
■錆びる前に予防する?錆びてから修理する?
車の床下に錆が出れば修理が必要であり、車検が通らないどころか、穴があけば走行するのにとても危険ですよね。
錆びる前に予防しておけばコーティング代は高いですが、長く安全に車に乗ることが出来るのではないでしょうか?
錆びてから修理するという手もありますが、車をリフトアップして下回りの広い面積の部品を数多く修理すれば、修理代が高く付きます。
修理するには、部品代と工賃の両方がかかりますし、修理中は車を使うことが出来ない等の不便もでてきます。
修理費用は10万円を超えることもありますが、下回りのコーティングサービスはもっと安く防サビ対策をすることができますので、最終的には防サビを実施したほうが、節約になることが多いのではないでしょうか。
ここまでお話すれば、あなたは、「予防」と「修理」どちらが賢いかお分かりですよね!
結論…。
車の下回り処理はするべき!
と、ご理解いただけたと思います。
下回り処理で知っておいてほしい知識まとめ
- 防錆対策をするときは腐食要員である「水分」と「酸素」を遮断する方法手段が必要である。
- マフラーは熱を持つので錆びやすく穴があくこともよくある
- サビが進行すると、重要パーツ(駆動部分)の動き低下させたり、パーツ破損の可能性もある
- 凍結防止剤によるサビはどんな車にも発生する。下回りのコーティングを施工しておけば、サビの発生や進行を抑制する事ができるため、長く車に乗ることが可能である。
- 環境的に、潮風や雪道の融雪剤などが生活内にあるならば、錆び止めは必須項目
ディーラーでの下回り防サビ処理のサービス内容・費用を比較してみました
■TOYOTA(トヨタ)編
防錆能力に優れたワックス系 塩害対策用長期防錆コーティング
- クルマのシャシー・フロア下面などの「錆」「傷」が付きやすい箇所にコーティングすることで、融雪剤や塩害から守る。
- 完全に硬化せず、柔らかい膜を作ることで、飛び石・砂利などから傷つきを予防、防止。
- 防錆効果で錆が発生するのを防ぎ、腐食の進行をストップ!(塩水を噴霧する試験にて約1,000時間の防錆効果を確認)
- また、防音効果もある優れもの。
- フロア下面が露出しているクルマのドレスアップにも効果あり。
〈こんな方におすすめ〉
- 沿岸に面した地域に住んでいる方
- 融雪剤がよく使用される地域に住んでいる方
- マリンスポーツ(海の近くに行く)、ウィンタースポーツ(雪山に行く)をされる方
※詳しくは販売会社にお問い合わせください。
■HONDA(ホンダ)編
【アンダーコート(防錆塗装):目安2年】
- アクリル樹脂を主とした防錆塗料
- 密着性と防錆力にすぐれた光沢のある被膜を形成
- シャシーを保護し劣化を防ぐ(シャシーはいつも、泥水・塩水・雪・砂利などに触れていて傷が付きやすく、塗装のはがれた部分からサビる。)
※塩害地域や未舗装路の多い地域では、「塩害対策塗装」施工がオススメ
※効果の目安は、使用状況等により異なります。
※詳しくは販売会社にお問い合わせください。
【アンダーコート(塩害対策塗装):目安2年】
- 自己修復性のある柔軟な被膜の塩害対策用ワックス系長期防錆剤
- 寒冷地の強力な融雪剤をから下回りを守り、海沿いの塩害からシャーシーを守る
(雪道の凍結防止剤や塩害はシャシー劣化に直結、泥・砂利・雨水などは、シャシー劣化の原因となる)
※効果の目安は、使用状況等により異なります。
※詳しくは販売会社にお問い合わせください。
■NISSAN(ニッサン)編
【ボディ床下コート(クリア)】
サビの発生を未然に防ぐ
- ■床下・足回りのサビの発生を防ぐ
- ■腐食の進行を防ぐ
融雪剤の中でサビに影響のないものを透明コートが取り込むことで、防サビ被膜をより強化している。
サビの素は排出するため、錆びにくいコートになっている。
1.床下全面
価格:車種のサイズにより11,880円〜16,632円
作業時間:30分
効果:12ヶ月程度
2.部分施工(サスペンション部分)
価格:8,316円
作業時間:30分
効果:12ヶ月程度
※詳しくは販売店にお問い合わせください。
ガソリンスタンドでの下回り防サビ処理のサービス内容・費用を比較してみました
■エネオス編
【マフラーコート】
価格:6,500円〜9,000円
作業時間:30分
効果:半年から1年
【マフラーコート2層(防さび剤、マフラーコートの2層)】
価格:13,000〜16,000円
作業時間:40分
効果:1〜2年
【シャーシブラック(足回りに黒い塗装)】
価格:8,000〜19,000円
作業時間:30分
効果:半年〜1年
【サビガード防錆(繰り返し施工することで進行を伏せぐ】
価格:10,000〜22,000円
作業時間:30分
効果:1年
【塩害ガード(ラスブロッカー(1層フルコート))】
特殊合成樹脂(塩分に強い皮膜)で、定期的なメンテナンスをしっかりすれば耐久期間を伸ばせます
価格:33,000〜46,000円
作業時間:3時間
効果:3〜5年耐久
【塩害ガード2層(塩害ガード(2層樹脂塗装))】
タイヤハウスとボディのギリギリまで塗装 サビを落とし、錆び止め後、特殊合成樹脂施工
価格:54,000〜70,000円
作業時間:5時間
効果:定期メンテナンスで5〜10年
※ガソリンスタンドによって、価格や内容に違いがあるため、詳細はご確認ください。
@zundoko_trp1 今晩は(*ゝω・*)ノ防錆コートの件ですがエネオスでやって貰ってます。ゴム系、耐熱ブラックでやって貰ってます。半永久的的なことなので選びました。2時間待ちです。下記の画像は参考までに(^。^)y-゜゜゜ pic.twitter.com/0GOum5hVCQ
— こうぼく (@black925silver1) January 5, 2016
■コスモ石油
【ノックスドール(※マフラー塗装含む)】
馴染みボルボ社の厳しい耐久テストをクリアした性能で、車体に防さび成分が浸透して錆バリア!
施工料金:SS・S・M 47,250円 L・LL・XL 56,700円
作業時間:4〜6時間
【アンダーコート施工料金(※マフラー塗装含む)】
価格:SS・S・M 15,200円 L・LL・XL 18,300円
効果:2年耐久
【マフラー防錆塗装】
料金:ノックスドール(高耐久)¥6,480
料金:耐熱シルバー(低耐久)¥3,240
※ガソリンスタンドによって、価格や内容に違いがあるため、詳細はご確認ください。
新車を買ったら、絶対に「下回りの防サビ」対策を!!!
さて、すごく押せ押せで「下回りの防サビ対策」をお話してきたわけですが、本当ににした方が良いと思っています!
金属は、「水」「酸素」が存在すればサビが始まるのです。
新車を買った!
ピカピカ!
と浮かれていられるのは1ヶ月。
あとは、どんどん錆が増えるだけです。
そうなる前に、多少お金はかかりますが、防サビ対策をして、いつまでもキレイな車に乗りましょう!
そうそう!施工後も大切ですよ!
対策したから大丈夫!
ではなくて、半年から1年くらいの間隔で下回りをチェックできると良いですよね。
モノによっては、繰り返し施工することで、よりサビに強くなるものもあります。
しっかり特徴を把握して、自分にはどの下回りの防サビ対策がぴったりなのか、考えてみてください。
新車のお話をしましたが、今乗っている車や中古車購入の際もぜひ、いまからでも防サビ対策をお勧めします。
すこしでも長く愛車に乗り続けてくださいね。
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