
冬の車内の乾燥は飛行機並み!?お肌のダメージが深刻になる前にいますぐ出来る乾燥対策とは
冬は乾燥の季節。あなたは何か車内の乾燥対策をしていますか? 飛行機に乗るときには、化粧水ミストや保湿クリーム、のど飴に喉スプレーなどありとあらゆる乾燥対策をするのに、車に乗るときには何もしないという人が多いのではないでしょうか? 実は、車内は飛行機並みに乾燥している過酷な環境なのです。そしてその中で過ごす総時間が飛行機よりも圧倒的に長いことを考えると、車内の乾燥によるダメージは計り知れません。 今回は冬の車内での効果的な乾燥対策についてご紹介します!

免許取得歴:24年 今乗っている車種:SUBARU アウトバック(新車で購入) 車に対…
- 340
- 7,927
- 最終更新日:2018-5-18 / 投稿日:2016-12-26
目次
あなたの車は乾燥対策してますか?冬の車内は乾燥砂漠です
冬の寒い日。乗り込んだ車内でエンジンをかけたあと、ほとんどの人が次にすることはエアコン(暖房)をつけることではないでしょうか?
機密性の高い狭い車内でエアコンをつけると、湿度が30%以下になってしまうこともあります。
みなさんもご存知のとおり、乾燥は人間にとって、いい環境ではありません。
私たちが生活する上で理想的な湿度は40%~60%と言われています。
ではいったい、乾燥した環境は私たちにどんな悪影響を与えるのでしょうか?
1.肌や髪へのダメージ
私たちの肌は外部からの異物や刺激の侵入を防ぐバリアの役割をしています。
なかでも角質層はセラミドなどの成分で内側の水分を保ち、外部の刺激から守ってくれる大切なところです。
しかし乾燥した環境にいると、この角質層の水分が失われ、その結果、バリア機能が低下し、肌が乾燥してしまうのです。
乾燥した肌は炎症を起こしやすくなり、カサつき、ニキビなどの肌トラブルに見舞われます。
それに加えて、肌のたるみやシワといった老け顔の原因にも・・・。
また、髪の毛も乾燥するとキューティクルが開き、パサつき、「くせ」や「うねり」が出て、まとまりにくくなります。
どれもこれも女性にとっては深刻な問題ですよね。
2.健康へのダメージ
人間の身体の大半は水分で構成されているのはよく知られていますが、それゆえ、乾燥によって水分が失われると、さまざまな弊害が出てきます。
その中でも特に困るのが喉(のど)の乾燥です。喉の粘膜が乾燥してしまうと、外敵を追い出そうとする粘膜にある細い毛の働きが鈍くなり、免疫力が落ちてしまいます。
また、目の粘膜も乾燥するので、コンタクトレンズをしている人やドライアイの人は、ゴロゴロとした不快感に悩まされることが多くなります。
3.ウイルスや菌は元気に!
乾燥によっていろいろなダメージを受ける人間とは逆に、乾燥した空間はウイルスや菌にとっては快適な環境です。
さらに困ったことには、乾燥した環境の中では、ウィルスや菌も水分が蒸発した分軽くなり、車の中でフワフワと浮遊する状態になります。
そうなると人間が口や鼻から吸い込みやすくなってしまいますよね。
乾燥した環境では、人間は免疫力が落ち、ウイルスや菌は元気になり、身軽に飛び回ります。
その結果、私たちは風邪をひきやすくなるのです。
まずはエアコンを使いこなそう
想像以上に危険がいっぱいの冬の乾燥した車内。快適な環境にするためには何が効果的なのでしょう?
いますぐできることから、やっていきましょう!
まずはエアコンの調整です。
■1 エアコンの吹き出し口の調節
エアコンの風が身体に直接当たらないよう、エアコン吹き出し口のルーバーの向きを上下左右に調整しましょう。
■2 エアコンのA/CスイッチをOFFにする
冬にもA/CスイッチをON(除湿)にして、窓の曇りを防止した方が安全面から考えると望ましいですが、喉、肌、目の渇きなど身体へのダメージが気になる場合には、A/CスイッチをONにしない方が良いでしょう。
■3 内気循環をメインに
車のエアコンには内気循環と外気導入があります。
外気導入は外からの空気を取り入れ、内気循環は車内で空気を循環させます。
内気循環(車の中で矢印がグルッと回っている表示)にして、A/CスイッチをOFFにすると車内は暖まりやすく、乾燥しにくくなりますよ。
ただ、ずっと内気循環にしておくと、汚れた空気や匂いも車内に留まってしまいます。
また、人の発生する湿気により車内の窓が曇りやすくなるので、時にはA/CスイッチをONにして、車内環境を上手に調整しましょう。
乾燥対策に効果抜群な定番グッズたち
おなじみのグッズたちも乾燥対策の強い味方です。
- 保湿クリーム
- リップクリーム
- 化粧水ミストスプレー
- ドライアイ用目薬
- のどスプレー
- のど飴
- マスク
なかでもマスクは手軽な上に、効果抜群です。
息からでる湿気がマスクの内側にたまり、喉が乾きません。
さらに外からのウイルスや菌の侵入も防いでくれるのですから、一石二鳥ですね。
濡れたタオルをかたく絞って、車内にかけておくだけでも効果があります。
また、水分補給をしっかりすることで体内外の乾燥対策になります。
車内でいつでも水分を補給できるよう飲み物を近くに用意しておきましょう。
ただ、コーヒーや緑茶には利尿作用があるため、トイレが近くなりがちです。
ですから車内で飲むのならば、温かい麦茶やほうじ茶がオススメです。
それでも「トイレが心配だから、あまり水分は摂りたくない」という方には、飴やガムがいいでしょう。
だ液の分泌をうながし、喉を乾燥から守ってくれますよ。
ちょっと気になる車内用加湿器について
車内用の加湿器もいろいろと発売されています。
シガーソケットからの電源供給によって作動するものが主流でしたが、最近はUSB電源を使うタイプも増えてきました。
大勢で車に乗ることの多い方は、車内が乾燥していると、ウイルスや菌が互いに移りやすくなるので、車内用加湿器や空気清浄機を置くことを検討してもいいかもしれませんね。
ドリンクホルダーにすっぽり収まる大きさのものなどは、安定性が高く、使い勝手も良さそうです。
ただ、車内にはカーナビをはじめ精密機械がたくさんありますから、噴霧する方向と量には配慮が必要です。
湿度は精密機器にとっては大敵です。
また、加湿による結露で、窓の曇りも発生しやすくなりますし、カビも生えやすくなります。
時々、窓を開ける、外気導入にする、A/CスイッチをONにするなど、そのあたりのことは十分に気をつけてくださいね。
乾燥は美容の大敵!乾燥対策は万全に
以上、冬の車内の乾燥対策について、ご紹介してきました。
今まで車内の乾燥対策を何もしていなかった方であれば、今回ご紹介した中のひとつでも試していただければ、それだけでも今年の冬は違ってくると思います。
空調(ある場所の空気の温度や湿度、清浄度、気流などを調整すること)は目には見えませんが、人が居心地よく感じるかどうかという快適性を一番左右します。
ですから高級なホテルほど、空調に配慮しているんですよ。
あなたの車を今よりさらに居心地のいい空間にして、乾燥しらずの快適なドライブを楽しんでくださいね。
■こちらの記事も人気です♪

このあとによく読まれている記事
クラッチのカテゴリー一覧
当社は、この記事の情報(個人の感想等を含む)及びこの情報を用いて行う利用者の判断について、正確性、完全性、有益性、特定目的への適合性、その他一切について責任を負うものではありません。この記事の情報を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者ご自身の責任において行っていただくと共に、必要に応じてご自身で専門家等に相談されることを推奨いたします。