目次
内気循環と外気導入の違いとは?
まずは基本的なことから押さえておきましょう。
内気循環とは?
内気循環とは外気を車内に入れずに、車内の空気を循環させることです。 実際は車内は完全に密室ではないので外気は多少は入りますが、基本的には車内の空気だけで循環させます。
外気導入とは?
反対に外気導入は、文字の通り外気を取り込んで換気をさせることです。
これらには状況に応じて使いわける必要があります。 その使い分けの方法を詳しく紹介していきます。
「内気循環」のメリット
【内気循環のメリット①】燃費に良い
無風の中で自転車を運転することと、向かい風の中で自転車を運転することを想像してみてください。無風の中では楽に運転できますが、向かい風の中では風の抵抗が強くて前進するのが大変ですよね?
車も同じです。この場合、前者が内気循環、後者が外気導入にあたります。
外気導入にしたり、窓を開けたまま走行すると、車内に風が入ることで空気抵抗が増えてしまいます。その結果、エンジンに負荷がかかり燃費が悪くなってしまうのです。
外気導入や窓を開けた状態と、内気循環の状態を比べると車が受ける風の影響は全然違います。燃費を節約したいときは、通常運転の時は内気循環で走行しましょう。
【内気循環のメリット②】エアコンが効きやすい
内気循環にすることで、外気が入ってこないので車内の温度がほぼ一定になります。 その状態でエアコンを使うと、車内の温度がさほど変化しないので、エアコンに負担をかけることはありません。
しかし、外気導入にしていると常に外気が車内に入ってくるので、外気温で車内の温度が大きく変化してしまいます。 夏の冷房使用時には暖かい外気が入ってしまい、逆に冬の暖房使用時には寒い外気が入ってしまいます。 家でも窓を開けながら冷暖房を使うことってないですよね? 外気導入にすると、それと同じ状態になります。 エアコンに負担がかかるとエアコンが効きにくいだけではなく、エンジンにも負担がかかり、燃費にも影響してしまいます。 なので、エアコンを使用する時は内気循環を使いましょう。
【内気循環のメリット③】外気の汚い空気が車内に入らない
外気導入のまま走行していると、外の空気が車内に入ってきます。 排気ガス、花粉、煙、細かいゴミなども車内に入ってくるので走行中に不快になってしまうことがあります。 また外気が汚かったり臭いがあると、車内に残ってしまう可能性もあります。 特に外気の臭いが気になる場所を走る時や、空気循環の良くないトンネル内では内気循環にしましょう。
内気循環派の意見まとめ
12万キロ目前ですが、エアコンフィルター交換。
ほぼ内気循環だったから目立ったゴミはなかった。。
これで明日から、綺麗な空気で通勤できる。 pic.twitter.com/rJT19Hyn4A— 自転車男☆ちゃりお㌠@黒船3! (@b1cycleman) July 1, 2016
あまりにも状況が一致しすぎていて一気にRTしてしまいました。私は車を運転する時に、排気ガスが異様に臭くて、外気循環にすると途端に頭が痛くなるので、いつも窓を閉めっぱなしで内気循環にしたまま運転していました。なので冬はすぐに窓が曇ってしまって運転しにくかったのです。
— Lisa☆Lisa (@usausaland) June 29, 2016
こんなときは「内気循環」にしましょう!
- 燃費を節約したい
- エアコンをきかせたい
- 「車外」のニオイが気になる
「外気導入」のメリット
【外気導入のメリット①】換気ができる!眠気も飛ばせる!
同じニオイ対策でも、車内のニオイが気になって換気したいときは外気導入が良いです。 内気循環のままでは車内の換気ができません。 外気の汚れは入りませんが、換気をしなければ車内の空気は汚れてしまいます。
また長時間換気をせずに走行すると、酸素濃度も低下してしまい眠気を引き起こすこともあります。 そうなった場合は事故にもなりかねません。 外気が汚れているところで換気するのは意味がないので、外気が綺麗なところや信号待ちなどのちょっとした時間に外気導入にして換気をするのも良いでしょう。
【外気導入のメリット②】ガラスが曇りにくい
内気循環のままにしていると、人の呼吸で車内の湿度が上がりガラスが曇ってしまうことがあります。 また、車内の湿度が外気の湿度より高いと曇ることが多くなります。
そこで外気導入にしておくと、外の乾燥した空気が車内に入り、車内の湿った空気が外に出ることでガラスの曇りを防ぐことができます。 もし曇ってしまった場合は、外気導入にしたままエアコンをつけると曇りを早く消すことができます。 その際は、送風口をデフロスタにすることがポイントです。
外気導入派の意見まとめ
【動画】で早わかり!くもった窓をクリアにする4つのスイッチ。ポイントは「外気導入+デフロスター」。 #にっちゃん情報局https://t.co/f1arEzw6WX pic.twitter.com/NCUk0bwNYd
— 日産自動車株式会社 (@NissanJP) July 9, 2016
昨日アンケートをとったカーエアコンの話、1:9で、内気循環派が圧倒的多数でした。
私のように、普段から外気循環にしている方は、かなりの少数派かもしれません。
— はるる@キットカット抹茶味大好き (@haruru29blog) July 8, 2016
こんなときは「外気導入」にしましょう!
- 「車内」のニオイが気になるとき
- 眠気を感じたとき
- 窓のくもりが気になるとき
メリットデメリットを知って状況によって使い分けるのが一番良さそうです!
いかがでしたか? 内気循環と外気導入にはそれぞれメリットがあります。 その状況に応じて使い分けることで、車内環境を快適に保ち運転することができます。 これからのカーライフで、ぜひ意識して使い分けてみてください。
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