目次
1.先ずはお金のかかるタイミングを洗い出そう
車は日常的に使うので、日々かかる経費があります。そして、購入時にローンを組んでいる場合や保険料を月払いにしている場合は月単位で、その他税金や車検の定期的な維持費がかかります。
それ以外には、車の使い方や管理の仕方で、修理や整備の費用が臨時に発生してきます。
この中で、臨時の費用は正に「臨時」なので予測がつきませんが、把握しやすくコントロールしやすいのは、日々の経費と定期的な費用になります。
それぞれの費用で節約できるものを紹介していきます。
2.日常的にかかる経費【ガソリン代】を節約!
車を動かすためには燃料は必須です。なので、ガソリン代は動かした分だけかかってしまいます。これを節約するためには、燃費走行の運転テクニックを身に着けるしか方法がありません。
また、タイヤも必要経費ですが、これも燃費走行でタイヤの寿命を延ばす効果が期待できます。
その他には、給油での支払い方法を、スタンドの現金会員カードを利用する事です。
■なぜ現金会員カードは安いのか?
カード払いの方が現金を持ち歩かずに済み小銭も出ないため便利なのですが、スタンド側からすると売掛払いの客なので、いわば「つけ」で給油した客になるのです。
これは、カード会社からスタンドにお金が動くまでのタイムラグがあり、そのタイムラグでカードが停止してしまうと、カード会社からの支払いが止まって、一時的にでもお金が回収できないリスクをスタンドが負うのです。
このため、スタンドの燃料単価は、必ず現金支払いの客にサービスできる価格設定になっています。そして、現金会員カードを持っている客はリピート率が高いので、こういうお客様が得をする価格設定にしてあるのです。面倒でも現金払いにする事で、維持費が節約出来ます。
そして、行くスタンドや石油メーカーを決めている方には、スタンドのクレジットカードを作るのもお得です。単価も現金カードより割引が大きい場合や、ポイント還元が大きい場合があるので、節約に一役買います。
しかし、高速道路を使ったり遠出する事が多い方にはお勧めできません。高速道路や山間部はスタンドが少ないので、スタンドを選り好みし辛いものです。現金会員カードの様に年会費のかからないカードなら、何枚持っても良いですが、クレジットカードは初年度が無料でも、2年目から年会費のかかる場合が多く、複数社分のクレジットカードを持つと、年会費分で割引金額を逆転してしまうからです。
自分の行動範囲やパターンを考えて、スタンドの使い方を考えてみる事をお勧めします。
3.月々の支払【保険料】を節約できる方法は?
自動車ローンは購入時に決めてしまうため見直し辛く、借り換えも残額によっては逆に支払いが高くなる場合もあるようなので、給与振込先になっているメインバンクなどで相談してみる位しか方法が思いつきません。
しかし、自動車保険は都度見直しが出来、変更方法も各種あります。特に割安になりやすいのが、保険料の【年一括払い】です。一時的に出る金額は大きいですが、かなりの節約になります。
また、どこの保険商品でも車の【使用条件を設定する】と割安になります。例えば「ドライバーが30歳以上」などの年齢制限や「5,000㎞以内」などの年間走行距離が設定できます。しかし、この条件を外れていて事故を起こした場合、補償額が支払われない場合や、減額される場合があるので、条件設定には注意が必要です。
■保険初心者は要注意!インターネット契約
この他、保険で注意しておく必要があるのが、インターネット契約の保険です。契約時の割引金額が大きいので、節約の観点からみると魅力的です。
しかし、保険にあまり詳しくない方が、補償内容が良く分からないまま契約している場合が多く、いざという時に保険が効かないという話も時々聞きます。これでは、せっかく保険料を払っていても、大きな無駄になってしまいます。
これは、インターネット上の解説と、電話でのオペレーターとのやり取りしか情報がないため、こちらの望む補償の内容が伝わり切らないためです。また、会話の中で補償内容の確認がどこまで済んだのかを振り返り辛いために、相談すべき内容が落ちてしまう事もあります。
これを避けるためには、やはり面前で資料を交えながら説明を受けられる窓口相談の方が、補償内容の安心度は上がります。今は、複数の保険会社をまとめて相談できる窓口も増えているので、一度相談してみるのも手です。
もちろん、保険を色々勉強して比較できている方にとっては、インターネット契約はかなりの節約になります。
4.定期的な【車検】費用を節約できるものがある?
自動車税などの法定費用は流石に節約は出来ません。もし節約するなら、車自体を節約できる車に買い替えるしかないでしょう。
しかし、車検は節約する方法があります。それは、日常の点検とメンテナンスをしておく事です。
車検直前に、車検の全項目を把握して確認し、自分で出来る範囲の消耗品交換をしておく位の努力をすると、かなり費用を抑えられるのは確かなのですが、これは時間的にも体力的にもなかなか難しいものです。(ワイパーブレードやバッテリー位なら簡単ですが)
なので、日々のチェックとこまめなメンテナンスをしておき、必要に応じて修理をしておく事です。修理費用が臨時の費用として発生しますが、走行中の故障や事故などの臨時の費用よりも遥かに節約できます。
継続は力なり!カーライフを見つめなおして節約をしてみましょう♪
車は家と同じで、お金のかかるタイミングやパターンが複数あるため、それらをすべて管理するのは、毎日きっちり家計簿をつける位のエネルギーが必要かも知れません。しかし、自分のカーライフを見つめなおすと、節約出来るポイントも段々見えて来ます。役立つ情報が提供できていたら幸いです。
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