車の後部・足回りを洗車する時にマフラーに水が入っても大丈夫?
車が長持ちするためにも、キレイな状態を保つ為にも洗車は重要です。 ただし、車の内部にとって水は大敵です!下手をするとエンジンそのものがダメージを受けて廃車という事態にもなりかねません。果たして洗車をしている時に、高圧洗浄機などでマフラーに水をかけて洗っても大丈夫なのでしょうか?安全な洗い方とはどんなものでしょうか?水による故障が生じた場合の対処方法とは?
免許取得歴:20年 今乗っている車種:トヨタ サーフ(中古で購入) 車に対する思い:古…
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- 最終更新日:2018-12-19 / 投稿日:2018-11-27
目次
車のメンテナンスで洗車は重要です
皆さんは車をピカピカなキレイな状態にする目的で洗車をするでしょうか。
もちろん、洗車をすると車の見た目がキレイになりますが、車を長持ちさせるためにも洗車をすることはとても大事です。
洗車をせずに放って置くとダメな場所として、マフラーや車の足回りと言われる車体の下のほうがあります。
車の足回りやマフラーはこまめに水洗いしないと、車の大敵と言われる錆びが発生してしまうからです。
ところで、車の下部や後ろのほうの洗車をしていて、疑問に思いったことはありませんか?
マフラーは排気ガスが出るからエンジンとつながっているが、そこに水が入ってしまっても大丈夫なのか?と。
水は車にダメージを与えることがあるので注意!
車に深刻なダメージを与えるものの中でも、水によるダメージというのは致命的なケースとなる可能性が高いです。
水がエンジンの中やガソリンタンクにたくさん入ってしまうと、内部で腐食を引き起こしたり機能低下させて故障の原因になったりするからです。
また、電気系統に水が入り込みショートすると、様々な部品が使えなくなってしまいます。
ただし、通常の運転では水が車に深刻なダメージを与えるようなことはほとんど起こりません。
車は水への対策はしっかりとなされていて、よほどの水圧がかかった状態で水を浴びる、かなりの程度浸水してしまうということでなければ大丈夫なのです。
どのくらい水に浸かってしまうとダメかというと、車のマフラーの排気口あたりと言われています。
一般的には、マフラーの排気口、バンパーの下面あたりまで浸水してしまうと車に何らかの影響が出ると言われています。
マフラーに水が入ってしまった時の影響はどんなもの?
車のマフラーが水に浸かるとダメだという理由があります。
マフラーはエンジンからの排ガスを出すところですので、エンジンとダイレクトにつながっています。
水が逆流してしまうと、エンジンにまで水が浸入してしまいエンジン自体に致命的なダメージを与えることもあります。
ただし、どんな状態でマフラーから水が入ったかによってエンジンに与える影響は全く違ってきます。
水没してマフラーから水が入ったら故障の危険度が高いと考えましょう。
冠水した道路で車を走らせてしまうと、多くの場合マフラーから水がエンジンまで入ってしまって壊れてしまうことが多いのです。
では、次のようなケースでマフラーから水が入った場合はどうなのか?順番に説明していきますね
- 手洗いで車を洗車する時
- コイン洗車で高圧洗浄機を使う時
- ドライブスルー洗車(自動洗車機)を使う時
手洗いで車を洗車する時にマフラーに水が入っても大丈夫?
マフラーに水がかかってしまったり、多少内部に入り込んでしまったとしても深刻なダメージを与えるわけではありません。
手洗い洗車を普通に行っただけでは、マフラーからエンジンまで水が入って故障を招くということはほとんどありません。
車の後部に水をかけて多少マフラーに入り込んでしまったとしても、エンジンをかければ排ガスの圧力で逆に水が外に押し出されますので、エンジンまで到達することはほぼ無いからです。
https://twitter.com/enemy_konishi/status/1015099141242798081
高圧洗浄機を使って水圧の高い状態で水をかけた場合はどう?
マフラーは入り組んだ構造になっているため水の侵入が阻まれて、奥の方まで水が入っていくことはほぼありませんので安心です。
ただし、水は金属部分に腐食をもたらすなど、そのままにしておくと車の寿命を縮めるものともなります。
全く気を遣わなくても構わないということではありません。
ホースや高圧洗浄機で水をかける時には、マフラーの開口部には水をかけないようにして、少しでも水のダメージを防げるようにしましょう。
コイン洗車でマフラーに水が入っても大丈夫?安全に洗車する方法とは?
マフラー付近を洗う場合、特にコイン洗車場で高圧洗浄機を使って水をかける時には、マフラーの穴の部分に水が入らないように角度に注意しながら水を噴射するようにしましょう。
また、長い時間同じところに水をかけるのではなく、素早くノズルを動かしながら水をかけることで、一気に水が入り込んでしまう危険を防ぐことができます。
このように、高圧洗浄機を使う場合には
- 水をマフラーの開口部に向かって当てない
- 洗車をし終わったらエンジンをかけて車を暖める
という2つを試して下さい。
車を暖めることによって洗車の際にかかった水が熱で蒸発しますので、マフラーが水で錆ることを防ぐことができます。
ドライブスルー洗車(自動洗車機)でマフラーに水が入っても大丈夫?
ガソリンスタンドにあるドライブスルー洗車・自動自動洗車機ではかなりの水の量を使いますが、車の後部に高圧の水をかけることは無いので大量に水がマフラー内に入る心配はありません。
しかし、多少はマフラーに水が入ってしまったりするので、錆付き予防の為にも洗車後はきちんと水分を取るようにしましょう。
できれば洗車後は近所周りでもいいので、クルマをちょっと走らせるというのもおすすめです。
こうすることで、洗車時にマフラーに水が多少入り込んでしまったとしても、排ガスの勢いで水を吹き飛ばすことができるからです。
もしもマフラーが故障してしまったらどうしたら良いの?
ご紹介した通り、1回の洗車でマフラーが故障することはありえません。
ただし、マフラー周りは塗装されていない場合が多いので、錆や腐食が生じやすい場所です。
常に潮風や融雪剤にさらされている地域に住んでいる場合はなおさらサビやすいですし、縁石などにぶつけて傷がついてしまうことも多い場所ではあります。
マフラーにこんな症状が起きたら要注意
- 排ガスの色や臭いがいつもと違い、色が濃く異臭がする
- エンジンをかけると振動で騒音がする
このような症状があったらマフラーが壊れてきているサインかも知れません。
排気ガスが真っ黒だったり、異臭がした場合にはエンジン部分に何か問題があるかも知れません。
また、マフラーを固定する金具がさびてしまうとガタツキが生じて、車の振動で騒音がします。
こうしたマフラーの不調もしくは故障は、マフラー自体の交換もしくは金具の交換が必要になることがあります。
マフラーが壊れたままだと車検に通らないこともありますので、早めに修理工場に持って行くようにしましょう。
洗車でマフラーに水が入ったらすべきこととは?
いかがでしたか?
洗車をする時にマフラーに水が入ってしまっても慌てることはありません。
車を暖めて、しばらく走らせることでマフラー内部の水は除去できます。
ただし、車がかなりの程度浸水してしまったなどで、マフラーの高さまでどっぷり水に浸かった場合は注意が必要です。
エンジンが付かない、付いても異音がする、振動がすごいなど、の症状が出る場合があります。
そうなるとエンジンそのものへの浸水があったか、ケーブル類のショートなどが起こっている可能性があります。
すぐに修理工場に連絡をして、点検、修理してもらうようにしましょう。
車の故障具合によっては、自分で動かさずにレッカーしなければならないこともあるので、自分で判断せずに先に修理工場やJAFに相談してから車の移動を行って下さい。
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