目次
車をお祓いする意味って?ルーツ(起源)は?
車のお祓いとは、交通安全を祈願するために行うものです。
車のお祓いは全国の神社や寺院で行われています。
車の交通安全祈願のルーツ(起源)は「成田不動尊」
成田山不動尊(以下:当山)は、日本で初めて人車一体の交通安全を祈念したお寺です。
「当山で最初の交通安全祈願は、終戦直後、広島へ疎開したご子息の安否確認へ行くご夫婦が、道中のクルマの安全を希望して行なわれたものだったと伝えられています。当時のクルマは故障が当たり前。道中を事故なく辿り着くことが、ドライバーの切なる願いでした。お正月の交通安全祈願の起源は定かではありませんが、ほぼ同時期から始められていたようです」(加藤さん)
その後、昭和24年に自動車交通安全祈願専用の仮堂が設置され、本格的に交通安全祈願を行うように。今では、成田山不動尊だけで年間20万台ものクルマの交通安全を祈願しているといいます。
昔の車は、無事に目的地にたどり着くことが難しかったため、現代よりも神様に頼りたい気持ちが大きかったようですね。
成田山不動尊で年間20万台ということは、全国ではかなりの数の車が交通安全のお祓いを受けていると思われます。
現代の技術でも、まだまだ事故ゼロとはいかないので、事故に合わないよう神頼みしたいひとはまだまだたくさんいるようです。
いつお祓いをすれば良い?
お祓いをするのに決められた時期などはありません。
なので基本は自由です。
しかし、新車の場合は、納車して比較的早い段階で事故に遭ってしまうと「もっと早くにお祓いに行っておけば良かった」と思うことがあるかもしれません。
お祓いに行く人は、納車したその日や、納車してから1~2週間以内には行っている人が多いようです。
お祓いは予約がいるところと、当日の受付で良いところがあります。
後悔しないために、納車してからできるだけ早くに予定を組んでお祓いに行く方が良いですね。
お祓いの費用とお金の支払い方
明日厄払いに行って来ます(´Д` )
のし袋の準備もOK、神社に行く予定だから御初穂料と・・・_φ(・_・
中袋も忘れずに書いて。
雨が降る前に済ませて来よう pic.twitter.com/hMWhRQakEE— らす (@fiasse0124) January 7, 2017
お祓いでの支払い方は、のし袋に入れて神社の場合は「初穂料」「御初穂料」、お寺の場合は「御祈祷料」「御布施」との記載が必要です。
値段は、神社によって設定されている場合があり、3,000円から5,000円が相場のようです。
これは、お祓い料とお守りなどがセットになっていることもあります。
直接神社やお寺に問い合わせをしたり、ホームページに記載がある神社やお寺もあるので確認をしましょう。
お祓いに行く時の服装は?
お祓いに行く時は、普段着などのラフすぎる服装ではあまり良くありません。
ただ、絶対という決まりではありませんが、お祓いという場には派手な服装も良くないので、以下の服装なら良いでしょう。
男性の場合は、無地のダーク系のスーツ、白のワイシャツ、無地のダーク系のネクタイ、黒の革靴です。
女性の場合は、ダークグレーのフォーマルドレスやスーツ、スカートは膝からくるぶし丈、装飾のない黒い靴、装飾やアクセサリーはできるだけ着けないようにしましょう。
お祓いはどうやってやるの?
https://t.co/yeG47ihOlT
年行司さんの経営される会社では、毎年、仕事始めのご参拝をいただいています。車は、神職がお祓いして引き続き、巫女の鈴祓いをお授けします。
信仰厚き社長で、伝統文化の継承なぢいろんなことでも、地域に貢献されていらっしゃいます。 pic.twitter.com/1tvoSlQFfz— 桜山八幡宮 高山祭屋台会館 (@hey3072) January 6, 2017
お祓いの方法は、それぞれの神社やお寺によって方法が異なります。
多くは、まず車をお祓いする専用の敷地に停めます。
神主が運転手と家族に対して交通安全の祈願をします。
その後、車両に対しては、神主が車両の周りを回りながら、ボンネット、運転席、トランクなどをお祓いします。
その時にボンネット、ドア、トランクを全部開けておきます。
また別の方法では、車に乗ったまま直径5mほどの茅の輪をくぐる方法や、くぐった後に名前を書いた護摩木を焚き上げて交通安全を祈願する方法など様々です。
お祓いできるのは新車だけじゃない!
お祓いをするのは、車の新車だけではありません。
昨日は朝から消防車のお祓いでした。
火の神様 愛宕の神は伊邪那美命より産まれてすぐに母親を焼いてしまい伊邪那岐命に斬られてしまいました。
それが故に「恩を仇で返す子=仇子(あだこ)」が「愛宕(あたご)」となったと言われています。 pic.twitter.com/MrJL54KmfQ— 吉川八幡神社 (@hachimanshrine) December 21, 2015
画像のように、消防車もお祓いしている地域があるようです。
別の人が過去に乗っていたからという理由で中古車をお祓いする人もいれば、二輪車や自転車もお祓いをしてもらうことができます。
中には作業者やトラックのお祓いをする人もいます。
どれも交通事故の可能性があるものですからね。
決まりはないので、お祓いをしたいと思うものであれば、ぜひお祓いをしてもらいましょう。
安全運転+交通安全祈願で、安心安全を手に入れよう!!
川崎大師自動車祈祷殿で車のお祓いしてきた。日本の寺院とは思えない凄い建物。 pic.twitter.com/Q38TtMT6Oq
— 30円 (@30yenup) November 6, 2016
いかがでしたか?
お祓いは義務ではありませんが、お祓いをすることで安心感へと繋がり、気持ちに余裕を持って運転ができます。
新車や中古車に関わらず、お祓いをすることはできますので、興味のある方は検討してみてはいかがでしょうか。
しかし、お祓いをしたからといって過信せず、常に安全運転を心がけてくださいね。
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