車のバンパーの役割とは?日本と海外ではこんなに違う!修理費用の相場も調査!
車の前後に取り付けられているバンパーはどのような役割を持っているのでしょうか。 バンパーは外部からの衝撃を和らげる役割を持っています。正面からの衝突や後方からの追突などから、エンジンやドライバーを保護してくれています。 普段はあまり気にすることがないパーツですが、詳しく見ていくことにしましょう。 また、バンパーを傷つけてしまった場合には、修理にどれぐらいの費用がかかるのかも合わせてご紹介します。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:MINI クロスオーバー クーパーS(新車で購入…
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- 投稿日:2017-10-30
車のバンパーってどういう役割なの?
バンパーとは、車体の前後に必ずついてるパーツです。
□ フロントバンパー
フロントバンパーは、前方から衝撃を受けた際に、車を守る役割を持っています。
このフロントバンパーが装着されていることによって、フロント部分にあるエンジンなどの様々な装置を守ってくれています。
もちろん車内にいる私たちの命も守られてます。
以前は金属製のものが多かったですが、最近では樹脂製のフロントバンパーが採用され、衝撃吸収力が高くより安全になっています。
金属の硬いバンパーだと、人身事故を起こした際に歩行者などへの負荷が大きくかかってしまうからです。
また、車の軽量化という目的でも使用され、燃費の向上にも貢献しています。
□ リアバンパー
リアバンパー(車後方のバンパー)は、後続車からの追突やバック時に障害物へ衝突してしまった際に車や人を守ってくれます。
後方は運転席から見えにくいため、リアバンパーはとても大切な役割を持っています。
リアバンパーもフロントと同じ樹脂製のものが使用されていることが多いです。
□ バンパーが破損しても車の走行にはほぼ問題はない
バンパーは衝撃を吸収するものなので、もし破損しても走行することはできます。
例えば、フロントバンパーをぶつけて車のボディから外れてしまった場合、自動車の走行には問題ないので、粘着テープなどの応急処置をして補強すれば大丈夫です。
エンジン内部に損傷があるような大きな事故では、車を走らせることができませんが、バンパーだけを擦ったり、外れてしまう程度のものであれば問題ありません。
走行前にしっかりと点検を行ってから、移動するようにしてくださいね。
バンパー自体にライトなどの電気系がつけられている場合は、配線やライトの落下がないかなども十分に注意する必要があります。
ただ、前述の通りバンパーは事故などから車と身を守ってくれるパーツですので、破損などしてしまった場合はきちんと修理することをおすすめします。
日本と海外とではバンパーの扱い方が違う!?
日本と海外でのバンパーに対する認識が少し違います。
- 日本では、ボディの一部(傷をつけたくない)
- 海外では、傷ついて当たり前
このような認識となっています。
日本ではボディの一部という認識ですから、他車や障害物に当たってしまうと大きな問題になります。
また、ほぼ影響のない少しの傷や凹みでも修理をする方も多くいますね。
このような考え方から、日本ではバンパーの破損は車両損害保険の対象となっています。
これとは反対に、海外では「ぶつけても問題ない」となっています。
先ほどご紹介したように、パンバーは車を衝撃から守ってくれるものです。
ですから、駐車時などでバンパー同士がぶつかっても何も問題になりません。
当然ですが、ぶつけたり傷ついたりしても修理するドライバーはあまりいないですね。
○ 「ぶつけても問題ない」は本当だった!
以前私がフランスに行った際、バンパーを「ぶつけても問題ない」ということを実際に見ました。
フランスでも路駐している道路があります。
日本では、前後の車との間は1m以上空いていますが、フランスでは前後の車の隙間は数センチほどしかありません。
数センチしかスペースがないので、絶対にぶつけずに出ることはできないですよね。
そこで私は現地の方に「あの車どうやって出すの?」と聞いたところ、「前後にぶつけて出すのよ」と言われました!
かなり衝撃的な事実ですね。そのあと本当にぶつけて発進させていましたよ。
もちろん駐車する際もぶつけます。(笑)
国によって異なる文化が、とても面白かったですね。
傷ついたバンパーを修理するには?費用は?
バンパーが傷ついてしまい修理をしたいという際、修理費用はどれぐらいなのでしょうか。
傷の損傷具合によって、少し変わってきます。
□ バンパーの修理費用の相場
神奈川県の板金・修理を行っているところでは、以下のように明記がありました。
⑴バンパーの脱着をせずに傷を修理して部分塗装の場合
- 格安価格店→15,000円位〜25,000円位
- 一般相場価格店→20,000円位〜30,000円位
- ディーラー価格(定価)→この作業はお受けいただけないと思います。
⑵バンパーの脱着をして傷を修理して部分塗装の場合
- 格安価格店→20,000円位〜45,000円位
- 一般相場価格店→25,000円位〜50,000円位
- ディーラー価格(定価)→40,000円以上〜
脱着代は車種によって違いますので、大きな幅をもたせてあります。
⑶バンパーの脱着をして傷を修理して全体塗装の場合
- 格安価格店→35,000円位〜65,000円位
- 一般相場価格店→40,000円位〜70,000円位
- ディーラー価格(定価)→60,000円以上
対応してもらうお店によって金額は変動するかと思いますが、意外とかかる印象ですね。
なるべくキズをつけないよう、運転には気をつけたいですね。
□ ディーラーと修理工場ならどっちが安い?
安さで選ぶのであれば、『修理工場』がオススメです。
ディーラーでは、新品交換となることが多いため、その分出費も上がります。
ですから、できるだけ安く済ませたい方は、自動車整備工場や板金塗装業者などの専門の方に修理をお願いしましょう。
ディーラーでは、板金塗装や補修を専門にしているスタッフがいないことが多く、修理できたとしてもあまり上手く仕上がらなかったりするので、新品交換するようにしているところもあるようです。
ただ、年式が古い場合、部品がなかったり、あったとしてもボディとの色が合わなかったりするので、ディーラーにお願いする際は担当さんと確認しあいながら進めていきましょう。
バンパーは衝撃から人と車を守ってくれる!
普段、あまりバンパーについて気にしたことがないという人も多いのではないでしょうか。
ですがバンパーは、万が一の事故のときに衝撃からエンジンや人を守ってくれる大きな役割を持っています。
最近では、デザイン性を重視したものが多くなってしまい、そういった重要なパーツだと認識されることも少なくなってきてしまいました。
非常に重要なパーツであることを改めて理解し、もしボディから外れてしまっていたりボロボロのまま放っておいてる…という方がいれば、修理したり日頃のチェック項目にも含めて日々確認してください。
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