一般的に言われている「モビリティ」とは?

最近、TVやネットなどのメディアで耳にすることの多い「モビリティ」とはどういった意味なのでしょうか?
モビリティには、業界によって意味が似ているようで異なることがありますので、まずは一般的に言われているモビリティについて紹介します。
モビリティは英語で「mobility」
英語でmobilityを直訳すると、「可動性・移動性・機動性・流動性」となります。
このmobilityは、元々が「mobile」から来ており、車で移動するだとか動き回るなどの意味になっています。
その他にも顔の表情が豊かという意味でも使われることがあります。
日本語にすると「移動性」という意味になる
今の日本でモビリティやモバイルと聞くと、移動しながら使えるようなニュアンスを感じる人が多いのではないでしょうか?
モバイルであれば、スマホや携帯のことをモバイル○○といったり、持ち運べるバッテリーをモバイルバッテリーと言ったりします。
そういうことから考えて、今の日本語としてふさわしいのは「移動性」という意味が一番当てはまることなのではないでしょうか。
自動車業界で語られる「モビリティ」とは?

モビリティ分野は自動車業界のことを指している
モビリティ分野だとか、モビリティ産業と呼ばれているのは、主に自動車業界のことを言っているようです。
ただ、近年ではコネクテッドカーや自動運転技術のAIなどのITに関連した技術が取り入れられていたりすることもあり、エレクトロニクスメーカーに関してもモビリティ分野に入ってくるようになります。
自動車業界は、常に快適に移動をすることができるように技術を研鑽している業界であり、モビリティの持つ「移動性」と重複する意味になっています。
「モビリティ」の付く言葉
自動車業界をモビリティ分野とも言いますが、その自動車業界の中でもサービスの展開内容によって、モビリティの付く言葉があります。
「スマートモビリティ」は移動手段の効率化のこと
自動車を使用した移動手段をさらに安全かつ快適に、そして環境のことを考えて推進している事業がスマートモビリティです。
ハイブリッド車や電気自動車などのように、環境に配慮している自動車が出てきていたり、自動運転や運転支援機能を使用した安全性の向上、カーナビで通信することによっての利便性の向上などの技術がスマートモビリティです。
「モビリティサービス」は車をサービスの提供として考えること
従来の車の考え方は、移動をする手段の1つとして考えられてきました。
しかし、単なる移動手段として考えるのではなく、サービスを提供する車というコンセプトによって展開されているのが、「モビリティサービス」です。
ネットワークを通じて、交通機関をより便利に使用できるようにするために、ルート検索やスマート決済などが行えるようになります。
その他にも、商業施設などと連携して情報を提供するサービスもこれに含まれます。
「モビリティカンパニー」は利用者が快適に移動するサービスを提供する会社
快適に移動することができるようにするのが、モビリティサービスですが、そのサービスを提供する会社のことを「モビリティカンパニー」と呼びます。
最先端技術を導入して、より利用者が快適・安心して移動することができるサービスを提供してくれます。
モビリティは自動車業界以外でも使われている!

主に自動車業界で「モビリティ」という言葉を使っていますが、実は他の業界でも使われています。
IT業界での「モビリティ」の意味とは?
IT業界では、よく横文字が使われており、全く知らない人からするとどんな会話をしているのかわかりません。
モビリティを頻繁に使うことがあるのかはわかりませんが、IT業界での意味としては通信やコンピュータシステムを出先でも使用することができることを指しています。
ノートパソコンやタブレットなどの端末は、移動中にも使用できるものとしてモビリティの高いものとして捉えられています。
リハビリなどでの「モビリティ関節」の意味は?
こちらはあまり耳にする機会がないかもしれませんが、関節には「モビリティ関節」と「スタビリティ関節」があります。
主に人の体を動かすために必要な足首や股関節などの関節部をモビリティ関節といいます。
そしてモビリティ関節を支えるための膝などの関節がスタビリティ関節です。
よく耳にする言葉を知っていこう!
テレビやネットのニュースを見たり聞いたりしていると、あまり意味はわからないけれど、ニュアンスで感じ取ったりしている言葉があると思います。
正しく意味を理解していなければ、内容を読み取ることができませんし、人に説明をすることも難しくなってきます。
よく耳にする言葉だからこそ、会話の種にもなりやすいでしょうから、疑問を感じたり意味がわかりにくい言葉を知っていきましょう。

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