車載用インバーター10選!車で家電製品が使えれば車中泊や災害の備えとしても安心!!
車に電源のコンセントがあることによって、家庭でしか使用できなかった家電製品を使用することができます。スマホの充電やノートパソコンを使ったり、車の中で電気ケトルを使ってお湯を沸かすこともできます。 車の電気を家電をつないで使えるようにする「インバーター」とは?また、どんな車載用インバーターを選べば良いのか、選ぶ4つのポイントを挙げて紹介していきます。
■免許取得歴:10年 ■今乗っている車種:新車で購入したTOYOTAのVitsGRspo…
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- 最終更新日:2019-10-3 / 投稿日:2019-8-4
■免許取得歴:10年 ■今乗っている車種:新車で購入したTOYOTAのVitsGRsportsGRの5MTに乗ってます。 ■車に対する思…
車で家電を使うために必要なアイテムとは?
みなさんは車で家電製品を使う機会はありますか?
近年、アウトドアや車中泊を楽しむ方が多く、車内にコンセントがついた車が増えたように感じます。
車にコンセントがついていない場合には、インバーターを使うと、車の電気を利用してお湯を沸かしたりドライヤーなど家電を使うことができます。
インバーターってどんなもの?
電気の流れの種類の、直流を交流に変換する装置を学術的に「インバーター」(逆変換器)と言います。
「コンバーター回路」「コンデンサー」「インバーター回路」を合わせた装置そのものを日本ではインバーター呼んでいます。
一方で、車載用「コンバーター」をという言葉を耳にしたことがある方も多いかと思います。
コンバーターとは「交流→直流」「直流→直流」「交流→交流」を行う変換器の総称を指します。
近年では、環境問題への配慮、二酸化炭素の排出削減への対応として、特に欧州で車の減速時にオルタネータで発電した電力を二次電池に蓄えておき、発進時や加速時にモーターの力を借りることで、燃費を向上させてCO2 排出を削減する「マイルドハイブリッド」が注目されています。
このときオルタネータ、二次電池、モーターを48V系で設計し、通常の12V系の部品との電力授受を行う部品がDC-DCコンバータ(直流→直流)です。
このコンバーターのおかげで効率的な電力交換が可能になります。
そのほかにもアナログ-デジタル変換を可能にするADコンバータも車載用として知られています。こちらは低燃費、低雑音に役立ちます。
参考:日経XTECH Special アナログ・デバイセズが挑むクルマの未来2018 Vol.3
車でインバーターを使うと何ができる?
車は普通車や軽自動車ではバッテリーの電圧が12Vの直流で、トラックならば24Vの直流が使われています。
車の電気はこのように「直流の12Vや24V」が使用されているので、家庭用コンセントを使うためには「100Vの交流」に変換しないといけません。
インバーターは、車の直流電流を交流電流へと変換して、家庭で使うコンセントと同じように家電製品を使えるようにしてくれる装置です。
そもそも直流と交流の違いって何?
小学生のころに理科の実験で体験したことがある人もいるかも知れませんが、乾電池に豆電球を繋げて点灯させる方法が直流です。
直流は、プラスからマイナスへという決まっている一方通行にしか電気が流れません。
交流は、プラスとマイナスが交互に変化している状態なので、コンセントの向きを変えても問題なく使うことができます。
家電機器を使うには交流電気の正弦波!?
交流はプラスとマイナスが交互に変化しているわけですが、その入れ替わりが滑らかになっているのか、一気に変わるのかで電気の波形が変わります。
波形には、正弦波と矩形波の2種類があります。
- 正弦波:滑らかな波形で入れ替わる
- 矩形波:一気に入れ替わる波形
矩形波は、安く作ることができることから安価なインバーターに採用されているようですが、その性質上家電機器によっては作動しないものもあります。
波形が一気にプラスからマイナスへと切り替わることで、正弦波でしか作動しないように作られている電子レンジなどの精密機器になると、作動しなくなります。
正弦波は、家庭用の交流電気と同じため家庭用の機器が正常に作動してくれますが、値段が少し高くなってしまいます。
参考: DC/ACインバータご購入時基礎知識・注意事項|遠藤科学NetShop
車で家電製品が使えれば災害時に便利!
インバーターを使うことで、車で家電製品が使えて、車内でもノートPCの電源を確保することができますし、家庭で使っているドライヤーなども使用することができます。
家庭で何気なく使っている電気をインバーターによって車の中で使えれば、もし災害などで停電になったとしても電源の確保ができますね。
近年、日本各地で大雨や地震などの災害によって、家に電気が来ないという事態も発生しています。
災害対策として、いつ何が起こるかわからないからこそ備えておけば、いざという時に便利ですよ!
車載用インバーターを選ぶ4つのポイント!
インバーターの商品を選ぶ時にチェックすべき数字は「定格出力」と「最大出力」との2つがあります。
- 定格出力:数時間単位で出せる電力
- 最大出力:数秒単位で出せる電力
定格出力は連続して使うときの電力数値で、最大出力は起動させるときに必要な電力数値と思っておけばいいようです。
ポイント①消費電力に合わせて定格出力の大きさを選ぶ
ドライヤーや電子レンジなどに記載されている、消費電力の数値を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
消費電力は連続して使用するときに必要となる電力なので、インバーターの定格出力の数値を見て選ぶようにしましょう。
車の中でどんな家電製品を使用するのかによって、インバーターの選び方が変わってきます。
車の中で使いたい製品を決めてから、インバーターを選んでみましょう。
スマホなどの充電なら150Wあれば十分
出先でスマホの充電が切れてしまわないように、車の中でも充電できるようにしておきたいですよね!
インバーターがあれば家と同じ方法で、スマホの充電をすることができます。
スマホ1台の充電に必要な電力は充電器の種類によっても違いますが、iphoneで5Vの1~2.1Aで充電をしていきます。
- 消費電力(W)=電圧(V)×電流(A)
上記の式で消費電力がわかりますので、スマホの充電では5W~10.5Wの電力を必要とします。
スマホを2,3台同時に充電したとしても50Wもいきませんので、150Wの定格出力があれば十分ということになります。
パソコンを使用するなら300Wは欲しい!
パソコンを使用するとなると、スマホの充電よりもさらに大きな電気が必要となってきます。
ノートパソコンの消費電力はおおよそ50W~100W程度なので、余裕を持って300Wの定格出力のインバーターを選ぶことをおすすめします。
家電製品を使うと想定するなら2000W以上あると良い
車中泊やアウトドア・キャンプ多く使用されるのが電気ケトルです。
この電気ケトルの消費電力はおおよそ900W~1400Wです。
家電を使う場合は、2000W以上の定格出力のインバーターを選ぶと良いでしょう。
ただし、2000W以上を使用できるインバーターになると、車のバッテリーと直接接続する必要があるので難易度が上がります。
ポイント②急な電力遮断を避けるためにも最大出力に余裕ある製品を選ぶ
電化製品には、消費電力の他に「起動電力」という項目があります。
これは機器を使用するときに必要な電力のことです。
電子レンジであれば、消費電力は1000W程度ですが起動電力は1800Wとなっていたりする商品もあります。
インバーターの最大出力よりも起動電力が上回ってしまうと、ブレーカーが落ちた状態になってしまいますので、インバーターの最大出力に余裕のあるものが良いです。
家電を複数使用する際の注意点
いくつかの家電を同時に使うような場合は、それらの合計起動電力よりも大きな最大出力にしておく必要があります。
例えば、パソコンの消費電力と起動電力が200Wとして、電子レンジを使用するとします。
電子レンジの消費電力は1000Wで、起動電力は1800Wとします。
起動電力は合計で2000Wになりますので、最大出力が2000W以上のインバーターにしておかないと電力が遮断されてしまいます。
複数使う場合は、使う機器の合計の起動電力を計算してインバーターを選びましょう。
ポイント③使う機器は何種類?コンセントの数も重要
車の中でスマホを充電するとしても、乗っている人数分のコンセントがなければ順番待ちをしないといけなくなってしまいます。
4人家族で、全員のスマホを充電しようとするならコンセントが4つあった方が使いやすいですよね!
車内でコンセントを使う機器がいくつあるかによって、コンセントの数が決まります。
使う機器の数に合わせて、インバーターを選んでみましょう。
ポイント④設置スペースはどれくらい?サイズで選ぶ
インバーターの大きさも様々あり、コンソールボックスやグローブボックス内に収まるサイズもあれば、フロアに置くしかないくらい大きなサイズもあります。
車のどこに設置するのかによって、インバーターのサイズを選びましょう。
ただし、インバーターのサイズが小さければ出力も小さい物になってしまいますので、使う機器と収納スペースのどちらを優先するのか悩ましいところになります。
おすすめの車載用インバーター10選!
車の中で電気ケトルでお湯を沸かせる!2500Wの定格出力を誇るインバーター
家電製品を使うことを想定しているからこそ、交流電気を正弦波として出力してあります。
また、複数の機械を同時に使用できるように、コンセントが4つも付いているので、レジャーや停電時でも不満なく使うことができるでしょう。
リモコン操作ができる!多機能ディスプレイ付きインバーター
多機能ディスプレイでは、バッテリー電圧や温度、出力電圧から波形ディスプレイなどを表示することができるので、インバーターの状態を見ることができます。
離れた場所でもインバーターの操作ができるように、リモコンを使用して操作ができるようになっています。
セーフティ機能で安心!正弦波インバーター
出力の交流電気は、正弦波となっているので、精密機器などにも幅広く対応することができるようになっています。
6つのセーフティによって、インバーターへの過電圧や回路短絡を防いだり、使用機器への逆流などをシャットダウンしてくれます。
バッテリーに直接繋ぐ!家電製品を動かすならこれ!
バッテリーに直接繋ぐことによって、大きな電力をまかなうことができるようになっていますので、電気ケトルなどを使用することができます。
正弦波インバーターということで、家庭と同じ交流電気になり、家電製品を正常に動かすことができますし、電圧の保護回路も付いているので、万が一の時は自動で電源を落とします。
災害時に大活躍!バッテリーから直接電源が取れるインバーター
300Wの定格出力があり、ノートPCなどの機器の充電や稼動をさせることができるうえ、6つの保護機能によって接続している機器を保護してくれます。
出力オーバー保護、出力ショート保護、異常温度保護、入力電圧低下保護、入力過電圧保護、入力ショート保護の6つの保護機能が備わっています。
6つの給電箇所が使える!車内と車外で使い分けられる接続方法!
2つのコンセントと、2つのUSBポート、2つのシガーソケット差込口があるので、計6箇所から給電をすることができるので、電気利用をカバーできます。
使用するときと使用しないときで、電気の節約ができるようにするために、インバーター本体に電源スイッチが付いているので、使用しない時には電源をシャットダウンできます。
赤いアルミニウム合金製のボディがインテリアに映える!
ボディは放熱性の良いアルミニウム合金を使用しており、見た目がインテリアに映えるように赤になっています。
コンセントが2つとUSBポートが2つの計4つの場所から、電源の供給が可能になっているので、充電や機器の使用に困らないでしょう。
スマホの充電に最適!USBポートが4つも付いたインバーター
スマホを多くの台数が充電できるようにUSBポートを4つ備え付けてあるので、家族みんなが充電しようとしたときでも問題なく使えるうえ、コンセントが2つあるので使い勝手の幅が広がります。
矩形波を修正して正弦波にしているので、家庭用コンセントに近い波形にしてあります。
ドリンクホルダーに置くだけで設置!スタイリッシュなカップ型のインバーター
コンセントやUSBを使っているときは使用電圧や電流を表示して、何も使っていないときにはバッテリー電圧を表示するディスプレイが付いています。
咄嗟に取り出しやすくできるように、カード収納も付いている画期的なインバーターと言えるでしょう。
馴染みのあるデザイン!家庭用コンセントのようなインバーター
馴染みのあるシンプルなデザインは、家庭用の延長コードを彷彿とさせてくれるので、パッと見でコンセントと分かる一品です。
車内でもホコリが舞っていたりするので、インバーターを使用しないときには、USBポートとコンセント部分に防塵カバーが付けれらるようになっています。
車載用インバーター比較一覧表
商品画像 | ||||||||||
商品名 | 正弦波インバーター 12V | インバーター 正弦波 2500W | SK1500-112 | SDKJ-P12-1200 | MRI3010BU-BK | 100Vパワーインバーター 車載充電器 | 300W シガーソケット | 200Wカーインバーター | 150W パワーインバーター | カーコンセント DC12V車専用 |
メーカー | Yinleader | Edecoa | denryo | SUDOKEJI | ベステック(Bestek) | マックスウィン(Maxwin) | YESTON | LeicesterCN | ZXHT |
大橋産業 (BAL) |
価格 | ¥32,998 | ¥31,680 | ¥55,000 | ¥17,988 | ¥2,880 | ¥4,980 | ¥2,800 | ¥2,485 | ¥2,450 | ¥2,000 |
特徴 |
電子レンジでも余裕で使うことができる定格出力2500W 家庭用電化製品を問題なく使用できる正弦波の交流電気 コンセントが4つも付いているので複数機器が利用できる |
冷蔵庫にも問題なく使用できる純正弦波 ディスプレイにはインバーターの詳細な情報が表示可能 リモコンによってインバーターの操作ができる |
消費電力の大きい製品にも使用可能 正弦波を出力することで精密機械にも使える 6つのセーフティ機能が付いているから安心 |
液晶モニターによって発生電圧や負荷を確認することができる 3つのコンセントと1つUSBポートがついている 正弦波の交流で家電製品を無理なく動かせる |
ノートPCの電源として使える300Wの出力 6つの保護機能で使用機器を保護する 安心の1年間の製品保証付き |
シガーソケットもバッテリーもどちらに繋いでも使用できる 6箇所の給電によってカバーする 使用時と非使用時で電源が落とせるスイッチ付き |
コンパクトサイズで置き場所を選べる アルミニウム合金製の赤のボディがインテリアに映える スマホの充電からノートPCの使用まで行える300W |
2つのコンセントと4つのUSBポートがついている 矩形波を修正して正弦波としている バッテリー電圧や電流値をディスプレイで管理できる |
ドリンクホルダーに設置できるようにカップ型になっている バッテリー電圧をディスプレイに表示してくれる カードの収納も備えられている |
家庭で使うようなコンセントのデザイン 車でスマホやデジカメの充電のみという人向け USBコンセントに防塵カバー付き |
サイズ | 350×180×140mm | 400×150×125mm | 413×191×88mm | 320×160×100mm | 120×78×46mm | 135×103×154mm | 140×88×67mm | 150×78mm | 114×70×70mm | 43×24×93mm |
定格出力 | 2500W | 2500W | 1500W | 1200W | 300W | 300W | 300W | 200W | 150W | 30W |
最大出力 | 5000W | 5000W | 3000W | 2400W | 350W | 400W | 300W | 200W | 150W | 40W |
詳細 |
車に1つインバーターがあれば万が一の備えにも!
車内で電子レンジや電気ケトルを使うことができれば、お湯を作ってカップラーメンを食べることもできますし、お弁当を温めることもできます。
車の中で使えないと思われていた家電製品が使えるようになることで、より快適に過ごすことができますね!
温かいご飯を食べることもできるので、車中泊やキャンプをする人は重宝するアイテムになるでしょう。
車載用インバーターを使って、快適な車内空間を作ってみませんか?
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