踏み間違い事故対策!「車の誤発進防止システム」後付けタイプ4商品の特徴
ニュースでよく報道されるのが高齢者によるアクセルとブレーキペダルの踏み間違えによる事故です。対策のひとつとしては誤発進防止システムを取り付けてある車に乗るという方法があります。身近に高齢ドライバーがいる方は、事故を起こしてしまう前に車に誤発進防止システムを取り付けることを検討してみましょう。後付けできる誤発進防止システムが現在4商品ほど販売されているので紹介します。
■免許取得歴:10年 ■今乗っている車種:新車で購入したTOYOTAのVitsGRspo…
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- 投稿日:2019-7-24
■免許取得歴:10年 ■今乗っている車種:新車で購入したTOYOTAのVitsGRsportsGRの5MTに乗ってます。 ■車に対する思…
車の操作ミス による事故は3万件近くも!
ブレーキとアクセルを踏み間違えて、コンビニや小学生の通学の列に衝突してしまったといった痛ましい事故がよく報道されます。
車を「止める」という操作をしようとしているのに、「走る」となってしまえばパニックになってしまうのも容易に想像できるでしょう。
こうした操作のミスによる事故を起こした場合、安全運転義務違反の中での区分として「運転操作不適という処分」となっています。
運転操作不適による事故の発生件数は2018年で27,859件も起きている事実が発表されています。
年に3万件も!と思いましたが、実は毎年この件数は減ってはきているそうです。
操作ミスの事故が減ってきているのは、販売される時点で安全運転サポートシステムが搭載されていたりする車が増えたためかもしれません。
踏み間違い事故は高齢ドライバー?
運転操作不適は、アクセルとブレーキペダルの踏み間違えやハンドル操作が適切ではない場合などに当てはまります。
運転操作不適が高齢者に多く発生しているのが現状と、交通事故総合分析センターという公益財団法人が行った調査で発表されています。
体の運動機能の低下や、認識能力の低下が原因の一つという点と、高齢者人口が多いというのも原因かと思います。
65歳以上の高齢者の中でも、75歳以上の後期高齢者となると更に踏み間違い事故が発生しているというデータも見られます。
参考:アクセルとブレーキペダルの踏み間違い事故|交通事故総合分析センター
こうした高齢者の操作ミス事故の対策として、「車の誤発進防止システム」が一部地域で義務化の可能性の話が出ているほどです。
誤発進防止システムが後付けできる!
「誤発進防止システム」は、ブレーキペダルを踏んで止まろうとしているのに、間違えてアクセルペダルを踏んでしまったときに作動して、進まないようにしてくれます。
AT車で、前方に壁がある状態の時にDレンジに間違えて入れてしまったりすれば、「ピピピピ」と警告音が鳴り響いて知らせてくれるタイプもあります。
操作ミスは、誰にでも起こりえる話なので、高齢者に限った話ではありません。
ただ、踏み間違いが多く発生している高齢者が運転する車には、後付けできる「誤発進防止システム」を取り付けておくと家族も安心ですよね。
後付け誤発進防止システムの取り付けについて
今乗っている車に誤発進防止システムや安全運転支援システムが無い場合には、後付けタイプの誤発進防止の商品を取り付けることになります。
ただし安全運転支援システムには、車線逸脱警報装置や、センサーやカメラなどの装置がありますが、後付で取り付けができるもの・できないものがあります。
レーダー・カメラ式は後付けが難しい
レーダーやカメラなどは後から取り付けることが非常に困難となっています。
フロントガラスを交換したり、車のコンピュータとの配線を変えたりする必要があるからです。
取り付ける作業そのものがディーラーなどでも難しく、作業や部品に掛かる費用を考えると現実的ではありません。
取り付け作業の費用は結構高額!
私自身、後付の安全運転システムに興味もあったので、車線逸脱警報装置などをあとから取り付ける作業の費用についてトヨタのディーラーの方に聞いてみました。
「非常に高額でコンパクトカークラスの車が一台買えるくらいの価格になるし、どこの整備工場でもそういった作業は断わられるので、うちでは取り付けはできない」と言われました。
車が一台買えるような費用を出すのであれば、最初から安全運転支援システムが装備されている車を新たに購入することを考えたほうが得策そうです。
トヨタ・ダイハツ車ならセンサー式が後付けできる
一部車種に取り付けできるセンサー式の後付け誤発進防止システムとして販売されています。
車の前後バンパーに後付けの超音波センサーを取り付けて、前向き発進でも後ろ向き発進でも踏み間違いを防止してくれます。
トヨタからは「とよサポ」でプリウスやアクアなどの一部車種。
また、ダイハツの「つくつく防止」はタントやムーヴなどの一部車種にのみ取り付けが可能です。
アクセル検知式は後付けができるのでおすすめ
誤発信防止システムで使われる「アクセル検知式」は比較的後付でも簡単に取り付けができます。
運転者がブレーキペダルを踏む時というのは床一杯まで踏んでしまいます。
それをアクセルで同じように「グン!」と踏んでいきなりアクセル全開の状態になったときに、検知して車を動かさないようにするのがアクセル検知式です。
これは、後付けできるものとして販売されており、取り付け費用を込めても約5万円以内で取り付けができる商品ばかりです。
取り付けは、どこの整備工場でも行うことができるようです。
車の誤発進防止システム4選
①サン自動車工業 「S-drive 誤発進防止システム2 」
■製品の特徴:ほとんどの車に取り付けできる!アクセルとブレーキの踏み間違い防止システム
■サン自動車工業
■価格:30,000円
サン自動車工業が取得した特許によって、ほとんどの車に取り付けることができるようになっています。
アクセルの開度を動かす装置としてある、電子スロットルとワイヤースロットルのどちらのタイプの車にも取り付けできます。
取り付けてから、運転者1人1人に合わせて、ペダルの踏み方を自動で学習して、運転者に合わせた踏み込み方で作動します。
②オートバックス 「ペダルの見張り番」
■製品の特徴:高齢者や免許取立ての人へのプレゼントに最適!
■ オートバックス
■価格: 32,399 円
急発進防止装置・ペダルの見張り番 通販|AUTOBACS.COM
発進時の踏み間違えだけでなく、後退時のアクセルとブレーキの踏み間違いでも作動してくれます。
購入して、取り付けてから、1年間の交通事故障害保険が付帯しているので、万が一の時でも安心です。
ブレーキオーバーライドシステムといって、アクセルとブレーキが同時に踏まれた場合には、ブレーキを優先する機能が付いています。
③トヨタ車限定 「踏み間違い加速抑制システム」
■製品の特徴:トヨタ車に乗っている人必見!4つの超音波センサーで事故を防ぐ!
■トヨタ自動車
■価格: 51,000円
アクアやWISHなどのトヨタの車に乗っている人は、純正の後付け誤発進防止システムが取り付けられます。
前バンパーに2つ、後ろバンパーに2つの計4つの超音波センサーによって、3m以内にある壁などを検知してくれます。
カメラでは見逃してしまうような、透明なガラスでも、超音波センサーだからこそ見逃さずにしっかりと検知してくれます。
④ダイハツの車限定 「つくつく防止」
■製品の特徴:ダイハツの車に誤発進装置を付けるなら
■ダイハツ自動車
■価格:34,560円
ダイハツの車のミラやタント、ムーヴなどに後からでも取り付けることができます。
車の前後のバンパーに、超音波センサーを取り付けることで、壁などが3m以内にあれば作動してくれます。
アクセルとブレーキを踏み間違えてしまったとしても、強制的に8秒間燃料をカットすることで、車が進まないようにしてくれます。
誤発進による事故を減らそう!
高齢者本人は運転歴も長く、自分は問題ない思って運転をしている方も多いかと思いますが、いつミスをしてしまうかはわかりません。
特に高齢の方で車を日常的に運転する方には、周りにいる人が声をかけて誤発進防止システムを検討してみてはいかがでしょうか。
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