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車がリコール対象になったらするべき行動は?放置した場合に車検や事故はどうなる?必ず通知が届くの?

車がリコール対象になったらするべき行動は?放置した場合に車検や事故はどうなる?必ず通知が届くの?

リコールとは、車の設計や製造段階で命に関わるような重大な事故につながりかねない欠陥が生じたため、メーカーで修理をするという制度です。放置しておくと大変ですので、すぐにでも対応する必要があります。具体的にリコールの通知が届いたらどうしたらいいのでしょうか?修理費用は誰が持ってくれるのでしょうか?そんな疑問に答えています。ずっと安全に愛車に乗り続けるためにも、リコールについて正しく知っておきましょう。

KS

免許取得歴:20年 今乗っている車種:トヨタ サーフ(中古で購入) 車に対する思い:古…

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  • 投稿日:2019-2-25

車のリコールはどんな流れで行われる?

リコールとは、車に何らかの重大な欠陥があった場合、その原因が作る過程で生じるとわかった場合には、自動車メーカーが該当する車を回収して必要な修理をするという制度のことです。

リコール制度とは、設計・製造過程に問題があったために、自動車メーカーが自らの判断により、国土交通大臣に事前届出を行った上で回収・修理を行い、事故・トラブルを未然に防止する制度です。

リコール届け出の流れ

自動車メーカーが重大な欠陥に気づいた時、また実際に大きな事故が起きてからその重大な欠陥が判明した時などに、国土交通省に届け出をすることになっています。

  1. 自動車メーカが不具合の情報を入手する
  2. 調査検討・国土交通省への報告

調査検討した結果、車が「設計または制作過程に起因する保安基準不適合」の場合にリコール決定となります。

この時点でメーカーが国土交通省にリコールを届け出ます。

また、リコールには強制力があり、自動車メーカーが自発的に行わない場合、国土交通省が要リコールだと判断する流れもあります。

  1. 国土交通省側で車の不具合情報を入手
  2. 自動車メーカーに勧告・命令・指示を出す
  3. 車が「設計または制作過程に起因する保安基準不適合」の場合、メーカーへ指導

この時点でもメーカーが国土交通省にリコールを届け出ます。

国交省で定めるリコールの通知方法

確実にリコールの情報が車の所有者に伝わるように、いろいろな形で通知がなされます。

通知方法

  • 自動車メーカーのホームページや販売店のサイト
  • 国土交通省のホームページ
  • 車の所有者には、リコールを通知するはがきが届く

リコール届出があったときは、プレスリリースを行うとともに、国土交通省Twitter公式アカウントや、審査・リコール課Google+公式アカウントにおいて情報発信

リコール情報検索」のページでは、どの車にどんなリコールがかかっているかを検索できるようになっていて、自分の車が対象となっていないかをチェックすることもできます。

リコールの通知が来たら車の持ち主がやるべきことは?

リコールは危険な事故を引き起こす可能性がありますので、所有者すべてに通知する必要があります。

そこで、リコールをする場合には、自動車メーカーが車の所有者に封書やハガキで通知します。

タイヤやエアバッグなどの特定のパーツだけに欠陥があった場合も、リコールの通知は自動車メーカーから来ます。

どのパーツの欠陥であっても、すべてのリコールの通知は自動車メーカーから来ますので、他から何か通知が来ることはありませんので注意して下さい。

リコールのハガキや封書が届いた後の流れ

  1. 通知が届く
  2. 車を最寄りのディーラーもしくは指定されている場所に持って行く

ここで注意しておいたほうが良いことがあります。

何の連絡もせずに、ディーラー等に車を持って行ってもすぐに修理をしてくれるとは限りません。

特にリコールがなされてすぐのタイミングだと、たくさんのオーナーが車を持ち込むことが考えられますので、修理の順番待ちになってしまうこともあるからです。

  1. 通知が届く
  2. ディーラーや通知に記載の修理工場に電話をする
  3. ディーラーや修理工場へ車を持ち込む

という形で、来店する前に事前予約を入れたほうがスムーズでしょう。

リコール対象の車修理にかかる時間は?

リコールの内容によっては、ちょっとした部品を交換してすぐに終わることもあれば、かなり時間がかかることもあります。

車を持ち込む前に修理をお願いするディーラーや工場に電話をする時に、修理にはどのくらいの時間がかかるかを聞くのも忘れないようにしましょう。

もし、通勤などで車が必要なのであれば、代車を用意してくれる確認することもできます。

 

リコールを放置して事故にあった場合はどうなるの?

時間が無い!面倒くさい、とリコール通知が来たのに放置してしまうということはありがちです。

放置していて事故になってしまった場合にどうなるのか?

こちらの記事で詳しく解説します。

 

愛車にリコール通知が来たらどうする?放置して事故にあったときの責任の所在は?

リコールを放置すると車検が通らない?

リコールの通知が来ているのを知っていても、放置しておくと大変になってしまうのが車検です。

リコール箇所によるとのことなのですが、「車検検査該当項目」の場合は、修理しておかないと車検に通らない可能性があります。

また、車検と同時に該当のリコール箇所を直そうとしても、リコールの場合にはメーカーが修理・交換することになっているので、車検に出したところからさらにメーカーに依頼したりして手数料や時間がかかってしまう可能性もあります。

リコールでメーカーが修理してくれること・してくれないこと

通知を受け取った車の所有者が車を持ち込むことで、初めてメーカーは必要な修理を行うことができます。

部品交換が必要であれば、どれだけ大変な作業であっても確実に交換作業をしてくれます。

しかし、あくまでもこの修理はその欠陥部分に関するものだけとなります。

リコールの対象となっている欠陥以外にもちょっとした不具合があるという場合でも、メーカーでは対応してくれません。

リコールの場合に修理代はかからない?

リコールは、自動車メーカー側の責任で重大な欠陥が生じている場合の保証制度です。

もし、そのままにしておくとドライバーの命にもかかわる重大な事故につながりかねないのです。

そのため、メーカー側が修理代や交換する新しい部品の代金をすべて持ちます

車のオーナーとしては、1円も支払う必要はなく車を指定の場所へ持って行けばいいことになります。

ただし、ついでに別の不具合の修理をお願いしたいと思っても、リコールと通常修理は分けて考えられますので、通常修理の分は別途修理代金が請求されることになります。

リコール発表前に修理していた場合にも返金されることも

正式にリコールが発表される前に、異常に気付いたために自分で修理工場に車を持ち込んで部品交換や修理をした場合、その部分についての返金がなされることもあります。

ただし、修理箇所すべてが返金対象となるとは限りませんし、修理自体が有効なものかどうかということも判断されます。

そのため、事前に直し多分の返金に関しては、どこまで返金されるかは販売店に問い合わせることが必要となります。

リコールの通知が届かないケースもあるので注意

リコールは国土交通省が実施している公的な制度なので、該当する車を持っている人すべてが通知を受け取るような仕組みになっています。

そのため、車検証に記載されている住所当てに、該当車の所有者に個別にはがきが来ます。

しかし、中にはリコールに該当するのにハガキや封書の通知が来ないというケースもありますので注意が必要です。

https://twitter.com/Kouki_1214e/status/1061935587865714688

リコール対象者で通知が来ないケース

  • 車検証に登録している住所から引っ越したタイミング
  • 他の人の名義の車に乗っている場合(クレジットカード会社名義など)

自動車メーカーはローンを組んでいて車検証の名義が違う場合は、自動車メーカーでローン会社に問い合わせるなどして、できるだけ実際の所有者を調べてはがきを送ってくれます。<

とはいえ、100パーセント実際の所有者を見つけられないケースもありますので、名義が違うとはがきが届かない可能性もあります。

しかし、通知が届いておらず処理していないケースでも、車検の際にお知らせがなされます

具体的には、ここ数年で起きた大きなリコール案件として「タカタ製エアバック」がありますが、国土交通省のホームページでは次のようなお知らせがされています。

お知らせには、以下の内容が記載され、車検証にホチキス留めされています。
・タカタ製エアバッグのリコール届出番号及び対象車であること

はがきや封書が自宅に届かないとしても、必ず何らかの仕方でオーナーに伝わるようになっているのです。

リコールされるほどの欠陥ということは命に関わる危険性があるので、リコールの通知は何らかの形で必ずありますのでわかったらすぐに修理をしましょう。

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KS
免許取得歴:20年 今乗っている車種:トヨタ サーフ(中古で購入) 車に対する思い:古くなっても愛着のある車を自分で直しながら乗り続けたい 自己紹介:登山好き、サーフィン好き、スキー好き、旅行好き、となんでも好きな自由人です…

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