
近未来でかっこいい車に!後付ヘッドアップディスプレイ(HUD)人気おすすめ3選!
ヘッドアップディスプレイが搭載された車があるのをご存知ですか?ヘッドアップディスプレイとは、戦闘機が出てくる映画やアニメで見るような、人の視界の範囲にあるガラスなどに情報が映し出される技術のことです。 車にその技術が搭載されていると、運転中にフロントガラスにスピード表示や道路案内のナビなどが映し出されたりします。見た目にもなんとも未来の車のようでカッコいいと評判なのですが、日本ではまだ搭載されている車種が少ないです。 ただ、購入時に搭載されていない場合でも外付けのタイプも実は販売されているのですが、後付で買うヘッドアップディスプレイは車検を通るのか?そのタイプのヘッドアップディスプレイは一体どうやって使う商品なのか?詳しくご紹介します。

免許取得歴:6年 今乗っている車種:audi A3(中古で購入) 車に対する思い:免許…
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- 最終更新日:2020-1-30 / 投稿日:2019-1-30

免許取得歴:6年 今乗っている車種:audi A3(中古で購入) 車に対する思い:免許取得前から輸入車が好きで最近ようやく乗り継げるよう…
目次
近未来でカッコいい!車のヘッドアップディスプレイ(HDU)
ヘッドアップディスプレイ(HDU)が搭載された車があるのをご存知ですか?
そもそもヘッドアップディスプレイ(HDU)とは何!?という方もいるかと思います。
人間の視界の範囲の空間やガラスなどに情報を映し出す技術のことを言います。
車のヘッドアップディスプレイの場合は、運転席のメーター付近にガラスが設置されていてガラスをディスプレイとして車の情報が表示されるものです。
フロントガラスに直接投影するタイプのものもあります。
私の周りでは、実際にヘッドアップディスプレイ機能のついた車に乗っている人を見たことがありません。
そのため、普及している技術という印象がなかったのですが、調べてみるとレンタカーなどでHUD搭載車に乗ったという人も含めて割と知られている機能だと感じました。
ヘッドアップディスプレイ、死ぬほどカッコいい pic.twitter.com/s5uD6dN9cQ
— やまだる (@Yama_Daru) January 28, 2019
いつからあった?実は長いヘッドアップディスプレイ(HDU)の歴史
ヘッドアップディスプレイがいつからあったのかを調べてみると、とても色々情報がありハッキリとはわかりませんでした。
ただ、「戦闘機がヘッドアップディスプレイの最初」としている説が多く見られました。
技術的には1900年代の最初からあった、今の技術と同じ原理のものは1960年ごろが最初だ、とする説など色々ありました。
あくまで一説、となるのですが用語説明を見ると第二次世界大戦時とあるので1940年頃ということになります。
【HUD】(はっど)
第二次世界大戦時の戦闘機に搭載されていた、ガンサイトのみが表示される光像式照準器を前身として戦後に大きく発達した。
車載用としてのヘッドアップディスプレイに関しては、自動車部品メーカーの株式会社デンソー が発表しているレポートがありました。
HUDの市場動向は,2014年を境に急激な伸びを示しており特に欧州ではその装着率が大きく拡大
この中で、車載用ヘッドアップディスプレイ搭載車は2020 年には世界中で 1,000万台を超えるという記載もあります。
確かに、車のコマーシャルなどでもヘッドアップディスプレイのものを見るようになりましたよね。
日本車でヘッドアップディスプレイを搭載している車種は?
日本でのヘッドアップディスプレイの歴史は意外にも古く、20年以上前に日産シルビアの5代目モデルに採用されていました。
トヨタはプリウスの他クラウンやカムリなど、輸入車ではBMW、MINIやメルセデスベンツと比較的高級な車種が早めに採用していました
最近では高級車だけでなく、様々なグレードの車種に装備可能となっています。
例えばスズキは他社との差別化のために、軽自動車で初めてヘッドアップディスプレイを採用しています。
スズキの場合は、2017年12月に当時新型の「スペーシア」にフロントガラス投影式のヘッドアップディスプレイをオプションで採用しました。
また、マツダは大衆向けグレードの「デミオ」から比較的高価な「アテンザ」までヘッドアップディスプレイを採用しています。
スズキ ワゴンRのヘッドアップディスプレイ。登場シーンが意外とカッコいい件 pic.twitter.com/2s3AczaFmN
— 【公式】driver (@driver_1964) March 24, 2017
車のヘッドアップディスプレイって便利なの?
近未来的だしカッコいいと評判のヘッドアップディスプレイですが、便利さとしてはどうなのでしょうか?
こないだ借りたデミオのヘッドアップディスプレイがめっちゃ使いやすかった。左右後方からの接近車両警告とかも目線動かさずに教えてくれるからすごく楽だった
— ∀ɯ∀MI ıʞoɹıɥ (@higamma) May 15, 2018
車線や渋滞情報など簡易的なナビとして使用できるものであれば、初めて通る道を走る時にありがちな「あ!通り過ぎた!」といったことが少なくなりそうですね。
さらに高性能ものであれば、メーターの代わりとしてスピードメーターや燃費などが表示されます。
そうなると、目線を落とすことなく前を見ながらでも同じ視界の中でスピードがチェックできます。
また、運転中視線を移す必要がないので、頭を動かすことが少なく疲労も軽減できそうです。
ヘッドアップディスプレイの仕組み・原理とは
ヘッドアップディスプレイはガラスに文字が浮かび上がっていて、SF映画のような技術です。
いったいどんな仕組みで文字をディスプレイに投影しているのでしょうか。
簡単な原理としては、映し出す情報を液晶パネルなどに表示した情報をミラーに反射させ、投影するというものです。
フロントガラスなどに投影します。
言葉では簡単そうですが、実現して実際に使用できるようにするために多くの先進技術が使用されています。
まず、フロントガラスは完璧な平面ではなく少し湾曲していて、車種によってその角度は様々です。
投影するフロントガラスやディスプレイに完璧に一致したミラーを使用する必要があります。
また、レーザーの光量も太陽の光に負けないものでなければなりませんし、かといって明るすぎると夜の運転に支障が出るそうです。
ヘッドアップディスプレイにデメリットはある?
カッコよくて、便利なヘッドアップディスプレイですが、導入することでデメリットはあるのでしょうか。
見ようとしなくても視界に入るから邪魔に感じる?
ヘッドアップディスプレイを邪魔と感じるか、邪魔と感じないかは人それぞれです。
邪魔に感じなければ、それほどデメリットがあるわけではないでしょう。
HUDを搭載するのに条件がある
ヘッドアップディスプレイを搭載するにはある程度の条件があります。
- ユニットを設置するのにダッシュボードにある程度のスペースが必要
- 車速や回転数の情報を得るために少し配線作業が必要になる
- フロントガラスに投影する場合投影条件がシビア
条件を満たすことができなければ、使いにくいですし、最悪の場合は使用できない可能性もあります。
1.の条件は、それほど大きく無いものと考えればクリアできる車がほとんどだと思います。
2.は付属のプラグを車種ごとに対応した箇所に差し込めばクリアできます。
3.投影条件が少し厄介です。
フロントガラスの形状は車種によってさまざまです。
ディーラーの装備としてのものであれば問題ありませんが、後付けのモデルは設置場所を考えないと文字が歪んでしまったり2重に見えてしまうことがあります。
ヘッドアップディスプレイをつけても車検は大丈夫?
ヘッドアップディスプレイについて調べていると車検は大丈夫なのか?とちょっと気になりました。
もちろん、新車購入時点で装備されているものであれば間違いなく通るでしょう。
しかし、紹介したような後付けできる車載用ヘッドアップディスプレイという商品は車検は問題無く通るのでしょうか?
今のところヘッドアップディスプレイに対して直接規制するような法律はありません。
前方への視界確保に関する保安基準を満たしていれば、問題ないとされています。
ただし、事故時などに割れることでケガをしないように衝撃を吸収することが求められます。
後付けのヘッドディスプレイを購入する際には、保安基準を満たしていることを証明する「技術基準適合確認書」が付属するものが安心でしょう。
この「技術基準適合確認書」には
- 自動車のヘッドアップディスプレイへの頭部衝撃試験
というような内容のものが記載されています。
パイオニアやケンウッドなどのカーナビにヘッドアップディスプレイ機能のあるものには技術基準適合確認書が付属しているようです。
しかし、さきほど紹介したような海外メーカーのヘッドアップディスプレイには付属しないことのほうが多いようです。
適合確認書が付属しないヘッドアップディスプレイに関しては車検対応しているか確認することができないので、自己責任での取り付けになります。
後付けヘッドアップディスプレイ3選とその評判は?
ヘッドアップディスプレイはディーラーのオプション装備だけというわけではありません。
カーナビのオプション装備や、ヘッドアップディスプレイ単体の商品などもあります。
数は少ないのですが、実際に購入された口コミがある後付けヘッドアップディスプレイを紹介します。
1.Passionの「A8ヘッドアップディスプレイ」
実際に車に導入したという口コミが多く、後付けヘッドアップディスプレイの王道商品とされているものです。
値段も実売5,000円前後と安いのでとりあえずヘッドアップディスプレイを使ってみたいという人にもおすすめです。
フロントガラスに投影するタイプです。
ヘッドアップディスプレイに表示可能の情報は
- 速度
- 回転数
- 水温
- 警告灯
- 燃料補給マーク
などさまざまで、車のメーターをそのままヘッドアップディスプレイにしたような感じです。
車から情報を得るために、付属のコードを車種ごとに対応した箇所に差し込みます。
口コミの内容として気になるのは、車種によってはフロストガラスに投影される文字が薄くなってしまうこともあるようです。
2.HUDWAYの「CAST ヘッドアップディスプレイ」
スマホの画面を投影することができるヘッドアップディスプレイです。
スマホの画面をディスプレイに表示させるだけなので、配線など難しい設定がなく簡単に使用できます。
様々なアプリに対応していますが、専用のアプリがあります。
専用アプリを使用することでディスプレイに投影したままナビ機能、通話などを利用できます。
iPhoneのiOS12との連携がうまく行かないというレビューがあります。
HUDネオトーキョー GPS-W1 ヘッドアップディスプレイ シガーソケット スピードメーター 時計表示
3.HUDの「ネオトーキョー GPS-W1」
日本国内で開発されたヘッドアップディスプレイです。
国内のクラウドファンディングで約300名、400万円の支援を得て製品化されたそうです。
スクリーンに投影されるタイプなので、車種を問わず見やすい表示が特徴です。
設置が簡単で、シガーソケットから電源を取り、邪魔にならないところに置くだけです。
本体にGPS機能が装備されているので面倒な配線をしなくても、正確な時刻や速度などを表示させることができます。
口コミでもGPS対応によるデータの正確性の評価が高いです。
近未来的なヘッドアップディスプレイでかっこよくドライブ!
未来っぽい!と思った車載用ヘッドアップディスプレイですが、意外にも20年以上前からあり、後付けパーツとしても長い間発売されてきました。
最近の傾向でいうとやはり安全運転機能のニーズもあり、ディーラーの装備として搭載されるようになって普及が加速しています。
カッコよくて安全運転支援的な機能も兼ね備えたヘッドアップディスプレイが沢山の車種に搭載されるようになることを期待しましょう!
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