ドライブレコーダーの駐車監視機能に必要なスペックとは?デメリットやオススメ機種も紹介!
ニュースやSNSで見かけるドライブレコーダーの映像は走行中のものが多いですよね。しかし車の事故やトラブルが走行中だけでがありません。当て逃げやドアパンチ、いたずらや車上荒らしなど駐車中のトラブルも数多くあります。駐車中のトラブルをドライブレコーダーに記録するには駐車監視機能が必要です。駐車監視機能とはどんな機能なのか、対応したおすすめのモデルを紹介します。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:audi A3(中古で購入) 車に対する思い:免許…
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- 最終更新日:2019-2-26 / 投稿日:2018-12-27
目次
車のトラブルは運転中だけではない
車の事故といえば、運転中の衝突や後ろからの追突です。
しかし、駐車中の事故の方が後の対応が難しい場合が多いです。
運転中の事故はその場で当事者同士、話ができますが、駐車中での事故はそれができないケースが多いです。
結局相手もわからずそのまま泣き寝入りなんてこともあり得ます。
警察に被害届を出したとしても、相手が自ら出頭してくるか目撃者が情報提供するかしないと解決は難しいのが現状です。
駐車場などで車を傷つけたのにそのままその場からいなくなることは、いわゆる当て逃げ、という犯罪なのですが犯人が特定できる可能性は低そうです。
そこで、こういった車が無人の時のトラブルを解決できる可能性を高めてくれるのが「ドライブレコーダーの駐車監視機能」というわけです。
ドライブレコーダーの駐車監視機能は必要?
- 画質が綺麗
- 前後2カメラ対応
- GPS機能付き
- 無線LAN対応
などドライブレコーダーには様々な機能が採用されています。
今多くのドライブレコーダーに付いているのが「駐車監視機能」です。
駐車監視機能を搭載したドライブレコーダーの機能は必要なのでしょうか?
商業施設などの駐車場に絶対停めない、路上で停車して車を離れることは絶対しない、そんな場合であれば必要ありません。
ただ、一般的にはどこに行くにしても駐車場に車を停める機会は多いものですよね。
ドライブレコーダーを買うのであれば、ぜひ駐車監視機能のついたものを検討することをおすすめします。
- ドラレコの駐車監視機能の具体的な働き
- 駐車監視機能の役立ち方・メリット
この2点について説明していきます。
ドラレコの駐車監視機能の具体的な働き
現在国内外各社から販売されているドライブレコーダーは、価格が安いグレードであっても駐車監視機能に対応してしていることが多いです。
ドライブレコーダーの駐車監視機能の監視方法は大きく分けて
- 動体検知方式
- 衝撃検知方式
- 常時撮影方式
の3種類あります。
それぞれ簡単に紹介します。
1.動体検知方式
メーカーや機種によってはモーションセンサーとも呼ばれています。
カメラのセンサーによって、車の近くで動いたもの(人や車)を検知して録画を開始する方式です。
メリットとしては、車の近くに物が近づいたら録画を開始するので、事故が起きる前後を映像に残せます。
また、衝撃が伴わないいたずらなども録画できます。
デメリットは検知用のセンサーの感度が強すぎると、車の前を人が通過しただけ録画されることもり、SDカードなどの記録メディアの容量が足りなくなる点です。
2.衝撃検知方式
メーカーや車種によってはGセンサー方式と呼ばれることが多いです。
その名の通り、車に与えられた衝撃を感知した際に録画を開始します。
衝撃検知方式のメリットは、衝撃が加えられたら録画を開始するので、録画されている動画が事故の証拠に直結していることが多いです。
一方デメリットとしては、センサー感度によっては当て逃げのような大きな衝撃があっても録画できていなかったという口コミもあるので注意が必要です。
https://twitter.com/ShotacoN_15/status/996729737476096000
https://twitter.com/aguuya/status/886849078658715648
3.常時撮影方式
駐車中、常に録画する方式です。
センサーを用いて録画するわけではないのでセンサー感度に関係なく駐車中の状況をすべて映像に残すことができます。
デメリットは記録した動画の容量が大きくなるので、大容量のSDカードが必要です。
駐車監視機能付きドライブレコーダーのメリット
駐車監視機能に限らず、機能が優れたドライブレコーダーは価格が高くなります。
駐車監視機能分のお金をかけるメリットはあるのでしょうか。
メリット1:駐車場でのトラブル時の映像証拠を得ることができる
駐車監視機能を導入する理由に1番最初に思い浮かびます。
前述しましたが、駐車中の当て逃げやいたずらは相手が特定しにくいです。
いつ当てられたかわかりませんし、目撃者もすぐに見つけることができません。
相手がわからなければ、自分が加入している車両保険を利用して修理するしかありません。
被害届を警察に出すことはできますが、ほとんどの場合事故後に相手が見つかることはないようです。
ドラレコでぶつけられた瞬間の映像を録画でき、相手のナンバーが記録されていれば、危害を加えた相手を特定出来る可能性が高まります。
当て逃げとして警察に取り合ってもらえますし、相手の保険で修理などできます。
メリット2:フロントガラスにドライブレコーダーを取り付けているだけで防犯効果がある
故意の犯行を未然に防ぐ効果も期待できます。
いたずらや車上荒らしに対してですが、車の外から見えるところにドライブレコーダーを設置しておけばそれだけで防犯効果があります。
玄関に警備会社のシールを貼っておいたり、ダミーのカメラをつけておくだけでも空き巣に威嚇効果があるのと同じです。
駐車監視機能付きドライブレコーダーのデメリット
駐車監視機能付きドライブレコーダーを導入することでデメリットが全くないわけではありません。
デメリット1:エンジンを切った状態で車のバッテリーを使う必要がある
ドライブレコーダーは電源で動きます。
中にはバッテリーを内蔵したモデルもありますが、基本的には外部の電源で動くと思っていて問題ありません。
ドライブレコーダーの電源は主に車のアクセサリーソケットから給電します。
実際には、ルームランプなど常に電気が流れている場所から電源を取ったりします。
車の電力はすべてバッテリーから供給されていますので、バッテリーの寿命が縮んだり、上がってしまう可能性もあります。
製品や車種との相性によっては、バッテリーに悪影響が出たり最悪バッテリーが上がってしまったケースも口コミで見かけます。
デメリット2:電源確保の為のオプションを購入する必要がある
デメリットの1つ目で紹介したように駐車監視機能を使用するために、ルームランプなどから電源を配線して取るタイプが多いです。
そして、その電源確保用のものはオプションとして用意されています。
そのため、駐車監視機能対応のドライブレコーダーでもオプションを別途で購入しないと機能が使用できないことがあるので注意が必要です。
中にはドラレコにバッテリーが内蔵されていて、運転中にアクセサリーソケットから電力を充電して駐車中は内蔵バッテリーを使用するモデルもあります。
ただ、充電タイプはもしも肝心な時に録画できていないといことを考えると、結局オプションを購入して必ず電源が供給されるものを使用することになりそうです。
当て逃げの証拠として駐車監視機能を活用するのに必要な機能
駐車監視機能をうまく活用するにはいくつか要素が必要です。
撮影できる範囲が広い(広画角)
駐車中のトラブルは車の正面からだけではありません。
当て逃げはバック駐車のときによく起きます。
そのため、車の斜め前に当てられることが多いです。
また、駐車場のトラブルでよくあるのが隣の車にドアをぶつけてしまう「ドアパンチ」は横から来ます。
これらの事故やトラブルの映像をしっかり残すには広い範囲を録画できなければなりません。
夜間の撮影でもナンバープレートを確認できる
駐車中のトラブルにおいてドライブレコーダーで相手を特定するために確認できなければならないのはナンバープレートです。
よほど特徴的な車なら別かもしれませんが、通常はナンバープレートがわからないと相手を特定することは難しくなります。
そのため、暗い立体駐車場や夜間の撮影に強く、しっかりナンバープレートを確認できるものが適しています。
WDRやHDRものはもちろん、モデルよっては「夜間特化型」として売り出している本当に暗くてもしっかり映像が取れるものがおすすめです。
録画した映像が確認しやすい
録画した映像を確認しやすい機種を選ぶ必要があります。
- 専用のパソコン用ソフトが使えるもの
- wifiでスマホで映像を確認できるもの
- 衝撃ファイルを別の場所で保存してくれるもの
こうした機能があると、いざという時の動画が確認しやすいです。
動体検知方式や衝撃検知方式で録画するタイプのドライブレコーダーは、センサーで検知するたびに録画するので動画ファイルの数が多くなりがちです。
大量のファイルの中から当てられた瞬間の動画を見つけるのに苦労してしまう可能性があるので、パソコンでの確認が楽です。
また、無線LANに対応したモデルであれば、その場でスマートフォンでアプリを使って映像を確認できます。
また便利なドラレコなら、普段は常時撮影方式で録画しておき、当て逃げなどで衝撃を検知したら別の保存場所に動画を保存できます。
しかも、衝撃によって撮影された動画ファイルは削除されないようにロックできる機能もあるので事故の瞬間を確認しやすいのでおすすめです。
おすすめの駐車監視機能付きドライブレコーダー
駐車監視機能を活用するためにはいくつか必要な要素があることを紹介しました。
それらの要素を踏まえて、駐車監視機能に対応したドライブレコーダーの中でおすすめを紹介します。
コムテック ZDR-015(衝撃検知方式)
- ナイトビジョン機能も搭載しているので夜間でもナンバープレートが判別できます。
- 前後2カメラモデルで、フロント145°、リア140°と前後2つの広画角カメラで録画ができます。
- 駐車監視機能を使用して録画された映像は、別のフォルダに保存されるので映像の確認がしやすいです。
国内トップクラスのシェアを誇るコムテックのドライブレコーダーです。
当て逃げ対策に必要な機能が3つ揃っています。
また、駐車監視機能を使用する場合は、コムテック純正の電源確保用にのケーブルを使用する必要があります。
コムテック製品専用のパソコンビューアーが無料で公開されているので映像を確認するときはビューアーソフトを使用しましょう。
ユピテル SN-SV6000P(衝撃検知方式)
小型ドライブレコーダーで他社との差別化を図るユピテルの筒状ドライブレコーダーです。
- 「夜間特化型」とうたっていることもあり、ユピテル独自のSUPER NIGHT機能を使用して夜間でもきれいに録画することができます。
- 衝撃検知方式で録画した動画は専用フォルダに保存されます。
ユピテルも専用のオプションで駐車監視機能を使用できます。
ネットのレビューを見ていると、ちょっとした裏技を見つけました。
このモデルは電源をUSBで給電します。
そのため、スマートフォン用のモバイルバッテリーからでも給電できるようです。
あくまで非公式の裏技なのでお試しする際は自己責任でお願いします。
買い物など短時間であればモバイルバッテリーを使用してもいいかもしれません。
ケンウッド DRV-MR740(衝撃検知・動体検知方式)
コムテック、ユピテルと並んで国内で高いシェアを誇るケンウッドの前後2カメラ対応モデルです。
- ケンウッドのドライブレコーダーは業界トップクラスの明るいレンズで夜間でも鮮明な映像を残すことができる
- オプションを使用することで最大24時間の駐車監視ができる
画角が前後110°ずつと狭いのが難点です。
無人の車にこそ映像が欲しい!ドラレコに駐車監視機能があればさらに安心!
車の事故は動いているときだけではありません。
駐車中にも事故やトラブルにあう可能性は十分にあります。
自分が車から離れているときだからこそ、駐車監視機能に対応したドライブレコーダーを活用しましょう。
ご紹介したように、カメラが車についているだけでいたずらや車上荒らしに対しての威嚇にも使えます。
駐車監視機能を最大限に使うには
- 斜めからの当て逃げやドアパンチなどにも対応できるような広画角
- 夜間でもナンバープレートがしっかり確認できる
- 撮影した映像が確認しやすい
こうした3つの要素が必要になります。
紹介したモデルを参考にしていただき、3つに要素を兼ね備えた駐車監視機能のドライブレコーダーを選んで下さい。
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