
海外タイヤメーカー人気5社のスポーツ系タイヤは何がすごい?こだわりや特徴を紹介!
タイヤの種類に「スポーツタイプ」というスポーツカーや走りにこだわる車に乗っている方向けのものがあります。タイヤメーカーは長い歴史を持つ国内外の企業が多くあります。フォーミュラ1などレース用に採用されているメーカーのスポーツタイヤが、どんな性能を持っているのか気になるところではないでしょうか? 今回はスポーツタイヤで海外メーカーのものはどんな技術で作られているのか?各社の理念などの特徴は?また、タイヤがどのくらいの価格なのかについても合わせてご紹介します。

免許取得歴:17年 今乗っている車種:スズキ・アルトワークス(新車で購入) 車に対する…
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- 最終更新日:2019-2-9 / 投稿日:2019-2-6
目次
海外タイヤメーカーのスポーツタイヤについて
車の運転が好きな人は、車はもちろんですが、その車が持つ運動性能を引き出してくれるタイヤにもこだわりたいものですよね。
スポーツタイヤは、各メーカーが特に車の運転を楽しむ・走りにこだわりたいドライバーの為に作ったものです。
メーカー各社がどのようなところにこだわってタイヤ造りをしているのか?スポーツタイヤはどんな特徴があるのか?気になるところです。
今回当記事では、スポーツタイプのタイヤを持つメーカーのうち、海外のタイヤメーカーについて特徴を調べてみました。
フォーミュラ1などレースに参加している車に使用されているものを持つような歴史あるメーカーに加え、アジアのタイヤメーカーも合わせて5つのメーカーをご紹介します。
なお、紹介する5社は、2017年の売上高トップ10に名を連ねる人気タイヤメーカーです。
- ミシュラン(MICHERIN) -フランス
- グッドイヤー(GOOD YEAR) -アメリカ
- ピレリ(PIRELLI) -イタリア
- コンチネンタル(Continental)-ドイツ
- ハンコック(HANKOOK) -韓国
実は世界でのタイヤ売上高のトップ10の中に、日本のメーカーは3つも入っているほど日本のタイヤは人気です。
日本国内のタイヤメーカーがつくっているスポーツタイヤの特徴についてはこちらの記事でご紹介しています。
ミシュラン(MICHERIN) のスポーツタイヤと特徴
デトロイトモーターショーで発表になったトヨタ新型「スープラ」
装着されていたタイヤはMICHELIN Pilot Super Sport !#DrivingTheNext #MichelinAtNAIAS pic.twitter.com/0W0JRcf14q— MICHELIN_JP【ミシュラン公式】 (@MICHELIN_JP) January 17, 2019
ミシュランはフランスのタイヤメーカーです。
白いモコモコしたキャラクターも、「ミシュラン」という言葉も多くの方が知っている有名なタイヤメーカーといえるのではないでしょうか。
有名なだけでは無く、売上高としても日本のブリヂストンについで世界2位のシェアを持ちます。
タイヤの特徴としては、日本ミシュランの公式サイトを見ると理念として
- 安全が最優先
- 予算に応じたラインナップ
ということが書かれています。
ミシュランのスポーツタイヤ「パイロットスポーツ」
ミシュランの「パイロットスポーツ」は優れたコントロール性能と応答性能が特徴です。
フォーミュラEで磨かれたレースタイヤの技術で、ドライ&ウエットのグリップ性能が高い次元で実現しているタイヤです。
タイヤが路面と密着することでハンドリングの応答性を高めており、自由自在に車を操ることが出来るタイヤなのだそうです。
フォーミュラEとは?
化石燃料を使用しない電気自動車のフォーミュラカーによるレース
ミシュランの安全に対するこだわりがわかるタイヤラインナップ
プレミアムコンフォートタイヤ「プライマシー」
安全最優先を掲げるミシュランの「プライマシー」は濡れた路面でのブレーキ性能に重点を置いています。
同時にこのプライマシーは、静寂性にもこだわって乗り心地の上質感のあるプレミアムタイヤです。
ネットでの口コミも音の静かさの評価が高いです。
低燃費タイヤ「エナジーセイバー」
低燃費タイヤといういうと安全性が気になるところですが、ミシュランの低燃費タイヤ「エナジーセイバー」はウエットグリップ性能を強化しているタイヤです。
非対称パターンのトレッドパターンが特徴で、雨天でも安心のブレーキ性能を持ちます。
しかも、耐磨耗性で長持ちする設計で、かつ低燃費なので経済的にありがたいタイヤですね。
グッドイヤー(GOOD YEAR) のスポーツタイヤと特徴
グッドイヤーはアメリカのタイヤメーカーで、売上は「ブリジストン」「ミシュラン」に続いてトップ3に入る人気の高いタイヤメーカーです。
アメリカという土地柄もあってか、長い距離を走る車のための耐久性や燃費性能に優れているタイヤが多いです。
数々のレースで獲得した賞の数は多く、その分ノウハウが蓄積されている、というのがグッドイヤーの特徴です。
やっとこさタイヤ交換。
左からイーグルRSスポーツ。ルマン4。VRX
やっぱりスポーツタイヤが面白かった。またRSスポーツリピするかも#GOODYEAR#写真好きな人と繋がりたい #写真で伝えたい私の世界 #車好きな人と繋がりたい pic.twitter.com/Ile6OQKK5s— ルリ (@pic_Fuji_xt2) November 4, 2018
グッドイヤーのスポーティモデル「EAGLE シリーズ」
グッドイヤーのスポーツタイヤは、高価で上質なものから日常使い用のスポーティなタイヤまで「EAGLE○○」としていくつか種類があります。
一番上位モデルとしているタイプの「EAGLE F1 ASYMMETRIC 3」ともなると、「高い走行性能」「居住性」を実現しつつ低燃費タイヤという高機能なタイヤになります。
そのため「EAGLE F1 ASYMMETRIC 3」の価格はというと、安くても1本3万円から4万円ほどで販売されています。
ピレリ(PIRELLI)のスポーツタイヤと特徴
ピレリはイタリアのタイヤメーカーで、レースの世界においても110年の歴史をもちます。
また、ランボルギーニ、ポルシェなど多くの車のメーカーがピレリと一緒に車の走行性能を高める技術を磨いてきたという歴史があるようです。
また、タイヤの外観が個性的で独特な形状をしているので、ファッションにこだわる方が喜ぶようなタイヤが多いです。
ピレリ、2019年のF1公式テストでのタイヤの識別カラーを公開https://t.co/WsJXJPzEGr#F1jp | #F1 | #F1Testing | #Pirelli pic.twitter.com/0VXzwJs90v
— F1-Gate.com (@F1Gate) February 7, 2019
ピレリのスポーツタイヤ「ドラゴンスポーツ」
オートウェーブのタイヤ保険に入ってたお陰で
タイヤ代タダで4本新品交換出来ました〜(๑´∀`๑)しかも同じピレリだけど
P1の後継のやつに変わった…スポーツよりのタイヤ
その名も
ドラゴンスポーツ( •̀ .̫ •́ )✧ pic.twitter.com/kWvAQpMstT— メガスラッシャー (@mega_sla) August 19, 2018
ピレリの「ドラゴンスポーツ」は公式サイトで、高いグリップ性能で、ウエットもドライも両方の路面で安全性を向上させるタイヤとあります。
ピレリ ドラゴンスポーツのパターン
縦溝めっちゃ深い
まだ数十キロしか乗ってないので感想は後ほど pic.twitter.com/fb8Hwsi3wU
— 竹内カイ(タケ丸) (@takemaru231) October 7, 2017
ピレリの大きな特徴「車に合わせたカスタムメイドのタイヤ」
スポーツタイヤ以外のタイヤも多く持つピレリですが、アフファロメオ、Audi、VOLVO、ジャガーなど世界の名だたる車メーカーの承認を得ているプレミアムタイヤもたくさんあるのが特徴です。
さらに、車に合わせたカスタムメイドのタイヤを車メーカーとともに開発して「(車の)マーク付きタイヤ」を世に出しています。
コンチネンタル(Continental)のスポーツタイヤと特徴
欧州の自動車の新車の約3台のうち、1台にはコンチネンタルのタイヤが装着されて出荷されるという事実があります。
そうして車のメーカーから選ばれている理由を裏付けるかのように、2007年から行われている様々なテストで最も推奨するタイヤに選ばれること450回以上など、実力派のイメージのコンチネンタルです。
コンチネンタルタイヤのスポーツタイヤは、ContiSportContactのシリーズは「BMW承認」などの特徴が大々的にうたわれて販売されています。
- コーナリング時の安全性
- あらゆる天候での制動性
- 燃費軽減でかつ長持ち
という特徴を持ちます。
その価格は1本2万円から5万円ほどします。
ハンコック(HANKOOK) のスポーツタイヤと特徴
1941年韓国初の自動車タイヤメーカーとして誕生したのが「ハンコック」です。
ハンコックは韓国のタイヤメーカーで、モータースポーツにも力を入れており、フォルクスワーゲンやアウディ、ダイハツや三菱といったメーカーの純正タイヤとして採用されるなどの実績もあるメーカーです。
フォーミュラ・ヨーロッパ・マスターズの公式企業スポンサーで、2017年のタイヤ売上高ランキングでは7位で日本の横浜ゴムよりも高い売上になっています。
- ハンコックのスポーツタイヤは「Ventus」
低価格な所と品質の高さによるコストパフォーマンスの高さが特徴です。
スポーツタイヤなのに1本あたり1万円を切る価格で、日本や欧米のタイヤに比べて低価格です。
価格が安いために性能が悪いのでは?というイメージはもはや昔の話で、近年ではコストパフォーマンスの良いタイヤとして人気です。
スポーツタイヤから見えるメーカーこだわり!
海外のタイヤメーカーのスポーツタイヤを通して、歴史の古い老舗の企業が今もタイヤの性能を追求しているという姿が見えました。
筆者が実際に履いていたスポーツタイヤは、ミシュランのタイヤです。
トヨタの86の純正タイヤとして採用されていたので4年間使用していましたが、86のスポーツカーとしての性能を活かすグリップ性能と耐久性が良い感じで運転していて楽しめるタイヤでした。
利用している時にはよくわからずにいましたが、今回ミシュランを始めタイヤメーカー各社の安全性の追求で、走りは楽しみつつ安全に走行出来ていたのだと感じることができました。
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