車両が一時停止をすべき場所とは?
車を運転する人は、交通法規を守ることや安全に運転するという義務を負っています。
義務を怠ると交通違反ということで警察の取り締まりの対象となってしまいますが、注意したい1つが一時不停止です。
警察庁のデータを見ると、違反取締件数が最も多いのが例年スピード違反です。
次いで2番めに多いのが「一時不停止」で、その次が携帯電話の使用だそうです。
一時停止をするべき場所が分からずつい怠ってしまったり、ドライバーとしては一時停止したつもりなのに警察に捕まってしまったりすることがあるからです。
一時不停止で切符切られた( ´╥ω╥`)
免許とって23~4年で初・・・あんな標札見えるかーい!と思ったけど、悪いのはワタシです。
皆さん車の運転はお気を付けてm(_ _)m— おとも猫 (@TakX20a) December 9, 2018
こうした事態を避けるためにも、しっかりと一時停止についての知識を持っておくことは大事です。
一時停止をすべき場所
- 一時停止の標識のところ
- 道路に「止まれ」という表示がペイントされている
- 踏切の手前
- 歩道に進入する際
- 横断歩道を右左折して通る際
これは3の踏切りは遮断機があろうがなかろうが一時停止をする必要があります。
また、④は道路からお店の駐車場に入る時や逆に道路に出る時に歩道を横切らないといけない場合は、歩行者がいないように見えても一時停止をすることになっています。
さらに、横断歩道でも歩行者や自転車が横断しようしている時には、車の側に一時停止の義務があります。
一時停止は何秒止まるべき?
一時停止の「一時」という言葉の定義ははっきりとされておらず、何秒以上停止しないといけないという決まりはありません。
法律でも何を持って一時停止とするかということについては、完全に定義されてないのです。
しかし、タイヤがたとえゆっくりであっても動いていると、それは一時停止とはみなされず「徐行」となってしまいます。
そのため、「停止」は車輪が完全に止まった状態にならないといけないというのが教習所で習う内容となっています。
停止したのに一時不停止で罰金です。クリスマスプレゼントかな?
— りしあ (@Oshi_RICCIA) December 25, 2018
タイヤが完全に停まっているということを判断するためには、ある程度の間停止した状態が続いていることが重要です。
そのため、数秒間は完全に停止した状態を続けることで、取り締まりをしている警察官に誤解を与えることなく、しっかりと一時停止をしているということを示せます。
何秒間止まったらいいのかという点についても、やはりはっきりとした規定はありません。
私も色々調べてみたのですが、法的な規制で「一時停止は何秒止まればOK」というものはありません。
ただし、「完全に」車輪が停止しているということが目視でわかることや、「右を見て、左を見て、もう一度右を見る」ができる十分な時間として3秒間が目安としている意見も見られます。
一時不停止の罰金はいくら?
誤解のないように一時停止をするのがベストですが、特に歩行者や対向車がいない場合などは面倒くさいと思う人もいるかもしれません。
しかし、一時停止違反をした場合の罰金は安いものではありません。
一時不停止の反則金は車種ごとにつぎのようになっています。
- 大型車-9000円
- 普通車-7000円
- 二輪車-6000円
- 原付-5000円
たった数秒の停止を怠ったために、数千円もの罰金を払うというのも辛いですし、なによりしっかりと安全確認をするためにも、きちんと一時停止をしたいものです。
また、罰金とは別に違反点数の加算という罰則もあります。
標識などで指定されている場所、踏切などでの一時不停止ではいずれも2点が加算されることになります。
一時停止したつもりなのに捕まってしまうのはなぜ?
自分では一時停止をしてたはずなのに、警察官に一時停止をしていない、と言われてしまって捕まってしまうことがあります。
明らかに不停止ではないにしても、微妙な判定で一時停止の標識を無視したと言われてしまうことがありますので注意が必要なのです。
その原因となるのは主に二つあります。
- 完全に停止していない
- 停止線を超えてしまっている
停止したつもりでも、きちんと停止時間を取らずに発進してしまい、実際には「完全に」車が停止していない場合があります。
ブレーキを踏んでスピードメーターがゼロとなっていると思っても、車輪が完全に停まって数秒保たれていないと一時不停止と判定されてしまうことがあるのです。
もう一つのパターンは、一時停止はしっかりしているものの、停止線を超えてしまっているという理由です。
一時停止をすべき場所の多くにはラインが引かれていて、その手前で止まらないといけないことになっていますが、そのラインを越えてしまうと停止してもNGなのです。
細かく言うとラインよりもボディーが越えるとダメと判定されてしまうことになります。
一時停止標識を見たら徹底すべきこと
スピード違反のようにハッキリと認識できる違反と違い、一時不停止はあいまいな停止で捕まってしまう可能性があります。
そのため、明確に一時停止をしているということを示すことが大事です。
一時停止の標識を見たら、ラインの手前で完全に停止するということを意識しましょう。
また、たとえ一時停止の標識がないとしても、車道から歩道を横切る時も確実に一時停止するようにしましょう。
また、停止する時間は長めに、そして停止後の発進はゆっくりするように意識しましょう。
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