高く売れない車ってどんな車?下取り・買取り価格の決まり方とは?
今まで乗っていた車を手放すときに気になることの一つが「自分の車が高く売れるかどうか」です。 中古車の売却価格はどうやって決まるのか?それがわかると、車の乗り方が売却するときの価格に影響する理由もわかります。 また車の価格を決める要素で、車の状態とともに重要なのが中古車が販売される時の人気度合いです。購入時にとても高く買った車でも、売る時には驚くほど安い車があったりします。 気になる再販価値とは?高く売れるクルマ・価格が低くなってしまうクルマの傾向もご紹介します。
免許取得歴:17年 今乗っている車種:スズキ・アルトワークス(新車で購入) 車に対する…
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- 投稿日:2018-10-31
目次
中古車の売却価格(査定額)の決まり方
車は少しでも高く売りたいと思う方は多いと思います。
そこで、気になるのが「車の売却価格がどうやって決まるのか?」ということですよね。
今回は、下取り価格や買取価格の決まり方を知って、高く売れる車とは、高く売れない車とはどんな特徴があるのか?
詳しく調べてみましたので紹介します。
車の査定に決まりはあるの?
車に限らず、中古のものはそれぞれ状態が異なるので「査定」をされてその価値が決定します。
車の場合は、査定を受けた時点までの車の使用状況や市場のニーズなど様々な要素で価格が決められているのです。
重要なポイントとしては、中古車の価格は車を買取る各社が自由に設定して決めているという点です。
車の査定方法について法律などでこういう基準でこういう価格にしなければならない、という決まりがあるわけでは無いからです。
そこで参考にしたいのが、日本自動車査定協会という所の「中古自動車査定制度」での査定額の決まり方です。
- 標準的な整備を完了した「査定基準価格」…日本自動車査定協会が決める
- 企業ごとに決めている費用を①から加減した「基本価格」…買取をする企業がそれぞれ決める
- ②からさらに各社独自の加点や減点…買取をする企業がそれぞれ決める
「中古自動車査定制度」ではこの3ステップで査定価格が決定します。
ただし、査定協会の管理・運営するこうした査定制度は、自動車販売事業者全てが採用しているわけでは無いそうです。
査定協会の管理・運営する査定制度は、この制度に賛同する事業者を対象にしています。ですから、どこの自動車販売店にでも査定士がいるわけではありません。
車の査定額が増減するポイント
各社によって変わる、中古車の査定が決められる為のポイントは、例として以下のものが上げられます。
- 年式
- 走行距離
- ボディのヘコミの大きさ
- タイヤの溝の残り具合
- 自賠責保険の残り期間
- 車検の残り期間
このような内容に標準状態を設定して、標準と比べて良いか悪いかという見方で加点・減点が行われます。
さらに、
- 今までメンテナンスしてきたかどうか
- 人気車種かどうか
- ボディーカラーなどの車の人気や需要
こうした要素も加味しながら、中古車が沢山売買されている車のオークションでの取引額と照らして、適切と思われる価格を出している買取店が多いと言われています。
高く売れない車・高く売れる車とは?
車のオークションでの価格については、その時期・季節・出品状況などでの変動があるので、同じ企業で同じ車を査定しても時期が違えば評価も変わります。
例えば、その時にミニバンが売れ筋だったり、軽自動車が売れていたり、と本当に様々な状況により査定額が決まります。
車の査定額について整理すると
- 車の価値を決める様々な指標が、標準よりも悪い状態のもの
- 売却のタイミングでニーズが低いもの
高く売れない車とはこの2つの要素をもった車と言えます。
高く売れない車とは?再販価値の傾向について
中古車の査定額は様々な要素で変わるとご理解いただけましたでしょうか。
車の状態に関しては、乗る方のメンテナンスの仕方などが影響します。
一方で乗り方とは関係なく、中古車での販売人気によって、高く売れる車と低い価格になる車があります。
こうした、中古車の価値を再販価値と呼んだりしますが、この再販価値が低く出る一般的に言われている車の種類がありますので紹介します。
再販価値の低い車の3つの種類
一般的に再販価値が低くなりやすい車種を3つ紹介します。
- 高級車
- 輸入車
- 新車販売時に人気が出なかった車
再販価値が低い車種 高級車
高級車は再販価値が低くなる車の一つだと言えます。
一概に高級車全てが低いというわけでは無く、特に中古車売れ筋ランキングの上位に入らないような高級車にはこの傾向があります。
高級車は値段が高いために100万円以下の車に比べて販売台数が少なく、在庫として長くお店に留まることが多い車です。
在庫として残ることが想定される車については査定をする側が、メンテナンスや場所代、経年劣化による価値の減少などのリスクを販売店側が負うことになるのでこの点を考慮した価格にする為です。
再販価値が低い車種 輸入車
輸入車も再販価値が低くなります。
輸入車は国産車の同等のクラスの車に比べて、買い取ってからの修理代が多く掛かってしまいがちです。
また、輸入車は国産車に比べてパーツが壊れやすいものが多いので中古車で販売される際には「保証」をつけることが多いです。
その保証をつけない中古の輸入車は売れにくい傾向があるため、どうしても価値としては低めになります。
再販価値が低い車種 新車時に不人気だった車
新車時に不人気だった車は中古車でも不人気になることが多いです。
そのため、中古車として売れにくそうな車は同じようなタイプの車と比べて査定額が低くなりがちです。
一部例外としてスポーツカーやSUVなどの趣味性の高い車などは、後から人気が出てきたりすることもあり、かえって希少価値が出たりもします。
全部が高く売れないわけでは無い
そのため、高級車・輸入車にも共通していえることですが買い取る店やタイミングによっては、必ずしも高い価値がつかない、とも言い切れません。
また、何の車を売るか、という要素の他に「どこに売るか」というのが中古車を高く売るためには重要になります。
そこで質問です。
あなたは車を下取りに出しますか?買取に出しますか?
車の「下取り」と「買取」の違いとは
車を手放す際に「下取りに出す」と言う人や「買取に出す」と言う人がいて2種類の言葉を耳にすると思います。
初めて車を売る方は、この「下取り」と「買取」2つの違いを理解しておかないと車を高く売ることが出来ない可能性があります。
- 「下取り」は車購入したときに今まで乗っていた車を引き渡してその分値引きしてもらうこと
- 「買取」は車の購入とは関係なく車を買取店などに売却すること
下取りよりも買取のほうが高く売れる?
下取りは車の購入があって初めて成立する取引なので、車を売るという買取とは違うもの、ということはおわかりいただけましたでしょうか。
言葉の意味を辞書で見ても、下取りは買取とは違うとわかります。
したどり [下取り]
〈スル〉 新品を売る際,店が古い品を適当な値段で引き取ること
「下取り」はあくまで新車を売る為のサービスで、車買取は売上を上げる為の仕入れなので、2つはお店側の目的が大きく違います。
下取りと買取でそれぞれメリットとデメリットがありますのでご紹介します。
車下取りのメリット
- 車を買うのと売るのが同じ店なので手間が掛からない
車下取りのデメリット
- 売却する車が人気車種や装備だったとしても買取に比べてプラス査定になりにくい
車の買取のメリット
- 車の人気や装備がプラスの査定になりやすい
車の買取のデメリット
- 車の購入も検討する場合、「売る」と「買う」が同じ窓口で出来ずに手間がかかる
査定金額を決める方針の違いの為、下取りよりも買取のほうが高く売れるという傾向があります。
車を高く売る為には「どこに売るか」が重要
車の再販価値は中古車としての人気があるかどうか?です。
そのため、輸入車や高級車、新車時の販売台数の低いものなどは総じて再販価値が低くなる傾向があるとお伝えしてきました。
ただ、通常車を買う時には、売る時のことを考えて購入する人は少ないですよね。
また、あくまでも壊れ安い車や価格が高すぎる車は中古車として売れにくい傾向があるだけで、その車を欲しい人はいるものです。
皆様にはぜひ、車を買う時には本当に乗りたい車を選んで、売る時には「その車の価値を高く評価してくれるところ」に売るようにして頂きたいです。
車の価値を高く評価してくれるところを探す方法としては
- 下取りではなく買取店に売ること
- 沢山買取店に査定をお願いし査定見積りを比べること
この2つがポイントとなります。
ただ、沢山買取店を探して回るというのはとても骨の折れる作業です。
車を売る時には車の一括査定サイトなどを利用すると、高く買ってくれる買取店が見つかりますよ。
■車の一括査定サイトについて
車が高く売れる一括査定サイトですが、何も知らずに利用すると電話が思った以上に電話が沢山きてしまったりします。
自分の希望にあったサイト選びをして、ストレス無く車を高く売りたいものです。
サイト選びに関しては、こちらの記事を参考にして下さいね。
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