車の売却で見逃しがちな見積金額の内訳!しっかりチェックしないと損をする?
思ったより高い査定額を出してもらったからといって、それで満足してすぐに契約を結んではいけません!総額で判断せずに、査定額の内訳をチェックして納得行く内容になっているか確認しましょう。車を売る時には、税金や保険などの関係で車本体の価値以外にも支払ってもらえるはずのものがあります。こうした詳細がきちんと書かれているかを見ることで、より高く売れるようになります。
免許取得歴:20年 今乗っている車種:トヨタ サーフ(中古で購入) 車に対する思い:古…
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- 投稿日:2018-12-8
目次
車の買取査定見積もりが出たら必ず査定額の内訳を確認しよう!
大事にしてきた愛車を売るのであれば、できるだけ高く売りたいというのは誰もが持つ願いです。
そのため、買取店が提示してくれた査定額が予想通りだった、もしくは予想以上に高かったとなれば嬉しいものです。
でも、それで満足してしまって、すぐにその場で契約を結ぶことがないようにしましょう。
もしかすると、提示された金額よりも高くなる可能性もあります。
できるだけ高く車を売るためには、しっかり査定額の内訳をチェックすることが大事です。
特に、「車両本体の査定額」の他に
- リサイクル預託金(リサイクル料金)
- 自動車税の還付金額
- 自賠責保険還付金額
の記載があるかチェックしましょう。
また、諸費用や書類代、印紙代として買取店が請求して買取価格から相殺される額が明記されているかどうかも確認したいところです。
店によっては、あまりこうした詳細を記載せず、大雑把な内容しか書いていないことがあります。
もちろん、それだけで不誠実な買取店だと判断すべきではありません。
明細に内訳が無いと車そのものの価格とは別に、上乗せとして支払われるべきお金などが受け取れるのかどうかが分かりません。
もし詳細の記載がないようであれば、必ず内訳の細かなところを教えて欲しいと言うようにしましょう。
査定見積もりには何が書いてある?
車の買取額に関する見積書には、必ず記載しなければならない決まった項目というものが特にありません。
そのため、査定額の内訳は買取や下取りをお願いするところによって記載内容が違います。
売却時に差し引かれる手数料や諸経費って何?
査定見積をチェックする際に、税金など上乗せされる項目の他に「差し引かれる手数料など」もチェックしましょう。
車売却時の手数料とは?
査定時に、差し引かれるものとしては、主に手数料が挙げられます。
車の売買をすると、車の持ち主が変わるので名義変更手続きが必要です。
また、役所に提出する書類には印紙を貼って出さないといけないものがありますので、その印紙代が実費として請求されます。
もっとも、手続き時に必要な印紙代は明記せずに手数料の中に含まれ合計されていることもあります。
その他の諸経費
差し引かれる可能性のあるものは、他にもあります。
- 出張査定料
- 車の運送費用(引きとり)
- 代車を依頼する場合の料金
こうした費用は手数料一式とされることもありますし、それぞれ別に記載されることもあります。
行政書士の方に名義変更手続きをお願いする場合には、およそ2万から3万円ほど代金がかかります。
もし、名義変更代行代などが5万円以上など、あまりにも減額分が大きいようなら、そこを指摘して全体の査定額をアップが可能かもしれません。
査定見積もりでチェックすべき項目について
リサイクル預託金(リサイクル料金)
このリサイクル預託金(リサイクル料金)というのは、自動車を廃車にする時にリサイクルに回せるように、あらかじめ徴収されている費用です。
次のオーナーから預託金相当額として受け取るお金と言われていて、その分が査定額に含まれていたり別途支払われたりします。
自動車税の還付金
自動車税は毎年支払うもので、1年度分を一括して支払います。
支払いの義務は4月1日時点でその車の持ち主に発生します。
車を廃車すると、自動車税が還付されます。
6月に売却すれば、1年分の金額を12ヶ月で割った残り10ヶ月程度に相当する税金が戻るということです。
廃車にした時だけ、残りの期間分の自動車税が戻ってくる仕組みです。
出典:廃車でお金が戻ってくるの?│ 廃車買取りの豆知識
自賠責保険料の還付
車を廃車した場合、車検ごとに支払う自賠責保険も還付の対象です。
ただし、自賠責保険の場合は保険会社に申請をして手続きすることで戻ってくるので、売却した車の自賠責保険はどうなるのか?買い取ってくれるところに確認してみましょう。
廃車手続きをした時に受け取る、「一時抹消登録証明書」または「登録事項等証明書」(のコピー)が還付申請の手続きに必要になるからです。
廃車では還付金があるが、買取の場合はどうなるの?
車買取の場合には、還付はありませんが、それに相当する残りの期間分の支払い済みの税金を査定金額に入れてくれる買取店もあります。
廃車にしない車は、実際に税金が戻るわけではありません。
車を売ってまた誰か他の人が中古車として使い続ける場合は、自動車税の支払いや自賠責保険の効力はそのまま続くことになります。
買取店が、次のオーナーがその車の最初の年に支払う自動車税が無い分、車の売り手に払うという形を採るのです。
査定金額に納得したが明細がハッキリしない場合はどうする?
査定見積の金額が思ったよりも高いと、嬉しい!金額が下がってしまう前にすぐに契約してしまいたい、と思うでしょう。
ただ、損をしない為には「車を廃車すると自動車税と自賠責保険が還付される」ことをしっかり覚えておく必要があります。
もしかすると受け取ることの出来る税金分がうやむやに、その車の価値として見積もられているかも知れません。
そのため、明細に詳しく税金について書いていない場合には「自動車税分はどうなりますか?」と聞いてみましょう。
良心的な買取店や廃車買取店であれば、しっかり査定額に乗せてくれていますのですぐに説明してくれます。
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