
怪しい車買取店の見分け方は?車買取でのトラブルを回避する為のチェックポイントとは?
最初の査定額よりかなり低い金額を後から請求された、車を引き渡したのに代金が振り込まれない、こんな悪質な買取業者に当たったら大変です。車を安心して売るためには、信頼できる買取店を選ばないといけません。そのために、怪しい買取店の見分け方を覚えておきましょう!契約時の態度など7つのチェックポイントをご紹介します。

免許取得歴:20年 今乗っている車種:トヨタ サーフ(中古で購入) 車に対する思い:古…
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- 最終更新日:2019-6-20 / 投稿日:2018-10-24
目次
注意すべき悪質な車買取店ってどんなお店?
車を売却することにしたら、どのお店に売るかを考えることになります。
お店によって査定額は異なってきますので、できるだけ複数の車買い取り店を回って、より高い買取価格を提示してくれるところを見つけることが肝心です。
沢山買取店と接すると、中には悪質な業者にあたってしまうことも。
悪質な買取店を選んでしまうと、金銭的・精神的に痛い目に遭うことになってしまうので車の売却先選びは慎重にしたいものです。
車買取のトラブルにはどんなことがある?
「悪質」と感じる出来事は人によって違います。
ネットで車買取のトラブルを検索すると「買取店からの電話がしつこい」「売ると言ってないのにいつまでも居座られた」
など、電話のしつこさや、対応に関する常識やマナーに違和感を覚えて「悪質」と感じている方が多いようです。
しつこい電話について
特に、車一括査定サイトなどに査定を依頼した場合には一気に色々な買取店からの連絡が集中してしまって、大変に感じてしまうでしょう。
たしかに仕事が出来ないほどに電話が大量に来ると迷惑に感じますよね。
ただし、この買取店からの電話に関してはほとんどの場合「車を売ろうとしている側が査定を希望したのに対する返事」の電話です。
電話に出てしまえば、ほとんどの場合しつこく沢山かかってくることはありませんし、そもそもは自分で希望したことに対する電話なので「悪質業者」とはいえません。
…とはいえ、思った以上の大量の電話には迷惑してしまうかと思いますので、電話を止める方法はこちらの記事でご紹介します。
車を売るつもりが無いと伝えたのに長時間居座ることについて
売ると言っていないのに、長時間居座られたというケースも確かに迷惑です。
JPUCという「車買取の業界の健全化を目指す」団体に所属する買取店では、行動規約として「長居をしない」ことを掲げています。
(1)会員は、原則として、消費者の承諾を得ることなく、消費者の住居等を訪問してはならない。消費者の承諾を得て、消費者の住居等を訪問した場合においても、不必要に長居してはならない。
悪質とまで言うかどうかは別として、不必要に長居するのはサービスの質が低い買取店と思って良いでしょう。
今回、筆者が紹介したいのはこのような迷惑な買取店では無く、そのレベルを超えて「実害が発生する」という意味での悪質な車買取業者・怪しい車買取店についての見分け方です。
車の売却でこんなことが起きたら注意が必要!
- 見積額から売却金額が極端に安くなる
- 代金の振込が遅い
この2つは、実際に被害が発生する可能性があるので悪質と言わざるをえません。
見積額から売却金額が極端に安くなるケース
基本的に車を売る時の注意点としては「見積り金額が、確実に手に入るお金の金額とは限らない」ということは大前提として理解しておく必要があります。
そのため、金額が低くなったからと言ってその買取業者が全て悪質!と決めつけてはいけません。
確かに、車の引き渡し後に重大な欠陥が見つかった際には、金額が減額されたり売却がキャンセルになったりすることはあります。
通常であれば、契約書にそうした欠陥が見つかった場合の対処方法などが事前に記載されています。
また、発覚した場合には「エンジンの内部でトラブルがみつかった」など理由も説明され、話し合いの結果で多少の減額に応じることになります。
重要なポイントとしては
「最初はすごく高い査定額を提示してきたのに、契約・車引き渡し後にトラブル発覚というざっくりした説明のみで、最終的に他の業者よりもかなり安い価格で買い取ろうとする」というケースがダメ、ということです。
悪質な業者だと一方的に
「欠陥が見つかったから買取をキャンセル、違約金も発生する」
または
「他社よりも極端に安い金額なら買い取る」
といった説明に終止します。
代金の振込が遅れている・振り込まれないケース
通常は車を引き渡したら少なくても1週間の間で代金が振り込まれます。
悪質なところは、車の引き渡しをしたのにも関わらず、なかなか代金の銀行への振り込みがないというケースがあります。
振り込みは1週間後にするということで車を引き渡したのに、銀行のトラブルなどの理由でズルズルと待たされ、結局全額の振り込みがなかった、といったような内容です。
消費者センターに届けられる車の買取トラブルの主な相談内容の中に「車は引き渡したのに、倒産により売却代金が支払われない。など」という記載があります。
悪質な車買取業者に共通する傾向とは?
ちょっとした取引上の行き違いや誤解などが生じることは、どのお店でもありえます。
でも、明らかに「売却者のことを考えないような行動」をする買取店は注意が必要です。
売却先を決めるにあたって、次の2点が見られたらトラブルが懸念される悪質な買取店かもしれません。
- 査定金額が他社よりすごく高い
- 今すぐに!と契約や車の引き渡しを焦っている
1.他社に比べてとても査定金額が高い場合は注意
金額が他のお店よりも高すぎる時には、高い理由を聞いてみましょう。
例えば他の買取店の査定では見つけられたちょっとした車の問題などに気付いていなかったり、気付いていても見積もりは高く出したりしていないか確認が必要です。
2.「今すぐに売って!」と契約や車の引き渡しを焦っていたら注意
もちろん、どの買取店も車を買取したいという思いがあり「ぜひ売って下さい」という姿勢を出します。
でも、良心的なお店はやはりがきちんと納得した上で、じっくりと考えてから決めてもおらうという姿勢を取っています。
ちゃんとしたお店は愛車を売るというのが簡単に決心できるわけではないことを理解しているからです。
一方で、とにかく契約を急ごうとするお店の場合は、自分の店のことしか考えていないことがありえます。
場合によっては、経営に行き詰まっていて振り込みがなかなかされない、など問題が発生する恐れがあるので注意しましょう。
車買取でトラブルを回避する7つのチェックポイント!
悪質な車買取業者は「他社と比べても査定見積額が高い」「契約を急いでいる」「車の引き渡しを急いでいる」傾向があります。
この他にも車買取店とのトラブルを回避する為に、チェックしておきたいポイントがあるのでお伝えします。
①提出される書類があいまい
査定額にしても最終的な買取額の書類にしても、記載が「諸費用」、「一式」という形でしかなされていなく、細かな費用の計算がほとんどない場合です。
後から、見積もり書類に含まれていない手数料がかかったなどと言って、減額をしてくる可能性があります。
②還付金の説明をしてこない
車が売却されずに廃車にした場合には自動車税の還付があります。(軽自動車は税金の還付がありません)
還付金をもらえるかどうか、説明されない場合にはこちらから確認しましょう。
③代金支払いの日付を明確にしない
通常は車を引き渡した日に振込予定日を伝えてもらえます。
それが、伝えられなかったり、振込日の変更があったりする場合は注意が必要です。
ズルズルと代金振り込みが遅れたり、最悪の場合には振込がないという事態になるリスクがあります。
④契約書の取り交わしが適当
細かな契約内容を見せずに、とりあえず金額だけを言って契約書に押印させようとする業者は注意が必要です。
契約書にはキャンセルに関することや代金の支払いなどの明確な記載があるはずで、両者が納得した上でサインしないといけません。
ちゃんと内容を見せずに押印をせまられることがあれば、「車に不備があれば有無を言わさずに違約金発生」など売り手に不利な内容が契約書に書かれている可能性があります。
⑤ほとんど車を見ずに査定額を提示
査定はじっくりと内外をチェックした上で額を決めます。
さっと見るだけで査定額を言ってくる場合は、後から急に金額を変えてくる危険があります。
⑥査定後に電話での勧誘がしつこい
例えば必要な連絡であっても、夜の遅い時間に電話をしてきたり、検討中なのに売却を迫ってくる場合には顧客のことを考えていないお店であることが多いのでトラブルが生じやすいと言えるでしょう。
⑦「とりあえず書類を預かります」は危険
ちゃんとした契約の前にも関わらず、委任状や印鑑証明を預かるという場合は、詐欺的な行為に発展する危険がありますので要注意です。
車買取業店が怪しいと思ったら取るべき行動とは?
紹介してきたような行動が見られる買取店であれば、その時点ですぐに取引をストップするようにしましょう。
プレッシャーをかけられたり、しつこく迫られたりしても書類に押印してしまうことがないようにしましょう。
それでも、あからさまな勧誘をかけてくる場合には、はっきりと契約するつもりはないと言わないといけません。
自分ではどうしようも無いと思った場合には、すぐに消費者センターやJPUCなどの車買取トラブル専門の第三者機関に相談しましょう。
安心できる買取業者はどこで探す?
怪しい買取店に引っかからないためにも、安心できる買取業者を選ぶようにしましょう。
深刻なトラブルが無い買取業者は、提出してくれる書類が分かりやすく、詳細までしっかりと記載されているものです。
また、還付金やキャンセル・代金支払いの方法や時期などについても、細かく説明してくれますので安心して取引できます。
車一括査定サイトで買取店を探す
車の一括査定サイトなどに登録されている買取業者は比較的安心できます。
一括査定サイトは買取店が参加するにも審査が厳しく、ルールも決めて運営されていることが多いからです。
何らかのトラブルがあった場合には顧客からの通報がサイトに来ることも多く、サイトとしても取引先として安心できる買取業者を選んでいるのです。
例えば、サービスの顧客満足度を長年調査している「オリコン」で長年満足度1位をキープしている「車買取のアップル」などは、多くの一括査定サイトに登録しています。
買取店では無く「車買取オークションサービス」を利用する
買取店と車を売りたい人の間に入って、オークションを開催して車を高く売ってくれるサービスを利用するのも一つの手段だと思います。
何百社もある買取店との直接のやりとりは発生せずに、間に入ってくれる会社に車の査定をしてもらったり、代金や車の引き渡しなどを行ってもらうという仕組みです。
「カープライス」という車買取の新しい業態として、この数年で利用者が伸びているサービスがあります。
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