知っていると損しない!車の売却価格が大きく下がる4つのタイミングとは
車の価値は大きく下がることがあり、そのタイミングも決まっています。いろんな要素がありますが、きちんと把握しておけば車を売るときも損することは少ないと思います。避けたほうが良い車の価値が大きく下がるタイミングを紹介します。ただ、車の査定金額は複合的に決まるものなのであくまで参考程度に理解していただけると幸いです。
免許取得歴:6年 今乗っている車種:audi A3(中古で購入) 車に対する思い:免許…
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- 最終更新日:2018-11-8 / 投稿日:2018-9-28
目次
車の売却価格はいつ下がる?
車を売ろうと思いついた時に気になるのが「いつ売ったら高く売れるのか?」ということでは無いでしょうか?
なんとなくの知識で、「新しい車は高く売れるようだ」ということは皆さん聞いた事があるかと思います。
では、車が古くなるたびにどのくらい価格が下がっていくのでしょうか?
また、車は大きく価値が下がり、売却価格が下がるタイミングはあるのでしょうか?
気になる車の売却価格の下落について、ご紹介します。
車の価値は年々「パーセント」で下がっていく
車の価値(値段)というのは年々下がっていきます。
正確にいうと、日々下がるのですがそれは「日々走行距離が伸びたり、エンジンを動かしたりする」為で、全く走らせなくても新車登録時から年々下がります。
ただ、「1年に○○円」というような下がり方ではありません。
一般的には「1年で30%程度づつ下がる」というように「パーセンテージ(割合)」で価格が下がっていくと言われています。
例)新車を400万円で購入した場合の1年後・2年後の価格
一般的に言われている、中古車の下落幅が30%ということなので、例として400万円で購入した車が1年後、2年後それぞれにどのくらいの価格になるのか計算してみます。
・1年経過
400万×30%=120万。400万円の車は120万円分価値が下がり280万円ほどの価値になります
↓その後さらに1年たつと
・2年経過
280万×30%=84万円下がる。280万-84万円で196万円の価値になる。
・・・という形です。
400万円で購入した車は2年経過すると半分以下の200万円を切る価値になります。
車は最初は値下がりの額が大きく、年数が経過していくと値下がり幅が緩やかになっていきます。
このように、車は乗らずに所有しているだけでも価値が大きく下がり続けています。
ファンがいる古いスポーツカーなどは例外
少し脱線しますが、年式だけ見ると中古車としての価値が0円になっていそうな車でも、高く売れるケースがあります。
生産中止となったスポーツカーなど人気の車種であれば、年数がたてばたつほど逆に価値が上がっていくこともあります。
実は私の父が以前マツダのサバンナRX-7を乗っていました。
何台か別の車を経て、最近またサバンナRX-7に乗りたい、買い直そう!と中古車で探してみると、昔新車で買った頃よりも値段が上がっていたのです。
【サバンナRX-7】
初代サバンナRX-7いいっすねぇ pic.twitter.com/rC4X1AkrnQ
— ま@カプチーノ乗り(予定) (@ma_motorcycle) September 21, 2018
また、「ランエボ」と言われて人気の三菱の「ランサーエヴォリューション」などはシリーズ製造を終了しているので、状態の良い中古車であれば新車時よりも高い値段で売っていたりするそうです。
お、世界一高いランエボやな pic.twitter.com/1g7oGMnxCC
— しょーた@黒エボⅦ (@evo_luton_7) September 25, 2018
車の価格が下がるタイミング①年末年始
車の価値は年々「割合で」下がり続けるもの、ということがおわかりいただけたかと思います。
では、「何年経過しているか」は何の数字で判断するのでしょうか?
答えは「年式」です。
そしてこの車の「年式」は、毎年1月1日に登録されているすべての車が更新されます。
中古車を売る時によく「3年落ち」など「落ち」という言葉を使っていますが、聞いたことがありますか?
3年落ちとは、初めて誰かがその車を購入する「新車登録」から3年経った車という意味になります。
そして、12月31日と1月1日とでは「西暦年や年号」が1つ増えるのと同様に、この「落ち」も1つ増えるということです。
具体的には、12月31日には3年落ちだった車も、翌日の1月1日には4年落ちとなるのです。
車は3年落ちよりも4年落ちのほうが価値が下がる為、年明けでは無く年内に売ることをおすすめします。
1か月ずれてしまうだけで、何十万も損をしてしまうかもしれません。
年式は年号での表記
年式とは、車が製造され1回目の車検をとった年です。
そして、西暦ではなく「平成」など年号で表されます。
間違えやすいのですが、16年式とは「2016年式」ではなく「平成16年式」です。
中古車の購入時などに、勘違いしないように注意しておきましょう。
車の価格が下がるタイミング②走行距離が5万キロ・10万キロ
車の査定で、部品(パーツ)やエンジンの状態評価するのに、走行距離が影響します。
特に覚えておく必要があるのが5万キロと10万キロという2つの数字です。
5万キロと10万キロを超えたタイミングで車の価値は一気に下がります。
ただ、最近の車は頑丈で10万キロをこえたあたりで急に壊れだすということは少ないため、昔ほどは査定額の下落はしないとしている買取業者が多いようです。
それでも、5万キロ以上か以下かは査定のひとつの情報として参考にはしているようなので、5万キロよりは4万8千キロの段階で査定に出したほうが、安心でしょう。
車を手放すことを考えたら走行距離が5万キロ、10万キロを超える前に査定を受けてみましょう。
確かに国産車は本当に壊れにくく作られていると感じます。
以前私がタクシーに乗った時に、タクシーの運転手が
「日本の車は強い。40万キロ以上走ってるけどオーバーホール(車の部品を一気に新しいものに交換すること)なしで走ってる車もたくさんある」
と言っていたのを聞いて驚いたことを覚えています。
車の価格が下がるタイミング③モデルチェンジ
電化製品などを買う時に「新しいモデルが出たから旧型が安く買える」という理由で新品家電をお得に買ったことはありませんか?
新しい型が出たら旧型は安くなる、ということは車でも同じです。
モデルチェンジされると以前までの型は「型落ち」と呼ばれ、中古車としての価値が一気に下がってしまいます。
さらに、モデルチェンジで新しい車に乗り換える人もいて、一時的にその車種が中古車市場で供給過多になることも売却の時に買い取る側が出し渋ることにもつながります。
車のモデルチェンジについて
モデルチェンジには、フルモデルチェンジとマイナーチェンジがあります。
- 「フルモデルチェンジ」とは今までと全く違う新しい型に変わること
- 「マイナーチェンジ」とはちょっとした不具合の改善や、デザインの追加など
車種やメーカーにもよりますが、車はだいたい2~6年くらいのスパンでモデルチェンジします。
どちらのモデルチェンジの場合も古い型は価格が下落する可能性があります。
ただし、モデルチェンジされた型が不評で人気が無くい場合、旧型の車種のほうが人気があったりすることもよくあることです。
その場合には経年分、価格は新車より下がってしまうのですが、価格の変動にモデルチェンジの影響をあまり受けないこともあります。
そのため、モデルチェンジで大きく価格が下落するかどうかは、車種によるということがいえるでしょう。
車のモデルチェンジ情報を知る方法
自分の車のモデルチェンジについては、ネットで検索すれば車種の写真付きで型式や発売された時期まで簡単に調べることができます。
ただし、モデルチェンジ情報は、メーカーが発表するまでは公になることは少ないです。
そのため、モデルチェンジを誰よりも先に知るということは中々難しく、「噂レベルで」ツイッターでまことしやかに情報共有されたりすることで動向を予測するしかありません。
アルトワークスのモデルチェンジ噂されてますね…
— 小沼custom (@OnumaCustom) September 27, 2018
ハイエースって、モデルチェンジするするって噂ばっかり流れてなかなか変わらないね。ランクルもそうだけど
— Hisanori "Mario" Ueda (@HisanoriUeda) September 25, 2018
車の価格が下がるタイミング④優れたライバル車の発売
どんな車種でもライバル車種というものがあります。
違うメーカーから出されていても、同じようなコンセプトや価格帯の車種です。
- トヨタ 「ヴォクシー」と日産 「セレナ」
- トヨタ 「シエンタ」とホンダ 「フリード」
- マツダ 「デミオ」とスズキ 「スイフト」
など このようなライバル車種が、モデルチェンジされたタイミングなどで爆発的に売れたとしましょう。
人気車種のほうが、中古車でも売れる可能性が高いので、中古車販売店も「売りにくい車」を在庫として持つことを好みません。
そうすると、当然「強いライバル車がある車」は査定金額もあまり高く付けられないのです。
車の価格が下がる理由は複合的。まずは査定を受けてみよう!
車の価値は一つ一つの要素から引き算的に下がっていくような単純なものではありません。
車の売却価格は、タイミング・オーナーの乗り方による車の状態(ボディの傷、部品の摩耗)などいろいろな要素が重なって決まります。
例を挙げますと、私が売却したBMWのZ3は、ボンネットに飛び石による小傷があったため、査定額が2万円近く下がってしまいました。
今回紹介したタイミングも大事ですが、それだけでは無く様々な要素があって査定額が決まると理解していただけると幸いです。
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