車検を節約するコツはコレ!車検に出す前にやっておくべき事前準備とは
車検を出すときは言われるがままに修理や部品交換までお願いしているという方が多いでは無いでしょうか。交換の必要のないものや、まだ使えるものまで交換・修理してしまっているものはありませんか?簡単な部品交換は、ショップで買って自分でやってしまった方が安上がりです。ちょっとした事前準備をすることで、少しでも車検費用を節約しませんか?
免許取得歴:20年以上 今乗っている車種:Nissan Skyline(中古で購入) …
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- 投稿日:2018-11-5
目次
車検の節約術:「車検方法」の選び方
車検の種類には、
- ユーザー自身が陸運局などに持ち込んで行うユーザー車検
- ディーラーやガソリンスタンド、もしくは民間車検場といわれる整備工場に車検をお願いする方法
があります。
車検を安くすませたい場合には、①のユーザー自身が陸運局などに持ち込んで行うユーザー車検を選びましょう。
ただ、ユーザー車検は自分で陸運局に届け出を出しに行ったり、そもそも車の整備をしたことの無い人はなかなか難易度が高いです。
今回は、②のディーラー・ガソリンスタンドなど業者にお願いして受ける車検の節約方法についてご紹介します。
車検の節約術:車検の「事前準備」をすること
ディーラーやガソリンスタンド・整備工場などでの業者車検を節約するコツは、事前準備にあります。
車検というのは一定の検査に合格すれば、引き続きその車に2年乗ることができる一種のライセンスのようなものです。
本来は最低限、乗れる車の状態であれば車検が通ります。
それが業者で車検を受ける場合、定期点検的な名目でついでにいろいろと修理したり消耗品を交換されてしまうことが起こりがちです。
車検代を節約するなら、「どの部品」を「どのお店で」「どのタイミングで」交換・修理するかが重要になります。
車検代を節約するために何をする?
車検に出す前に、事前準備をすることで、車検にかかるトータルな費用を節約しましょう。
おおまかにコツとしては3つあります。
- そして日常的に簡単に交換できる消耗品は、安くすむカーショップなどで調達・交換
- 数年・数ヶ月単位の点検のタイミングで交換・修理する部品もカーショップなどで調達・交換
- 車検見積りを取って、車検の時にお願いするものを最低限にしておく
それぞれ具体的にどのような準備をするのか、具体的にご紹介します。
「何を」「どこで」整備しておけばいいか?
車検に必要となる最低限の消耗品は、カーショップで安く買えたり自分で交換できたりするものは事前にすませておきたいところです。
その一方で、ハンドル操作やブレーキに関する調整は車検に出したときに行われる「車検整備一式」の範囲内でやってもらった方がやすくすむ場合もあります。
どんなパーツは自分で交換しておいたほうが良いかなど、具体的にご紹介していきますね。
事前準備:灯火類
ライトやランプなど、電球を使用している灯火類は検査のときに点灯しなければ車検に通りません。
車検に通る基準をクリアする必要があるので重要なパーツです。
例えばヘッドライトには、色や光軸というライトが照らすことの出来る距離や確度の基準が細かく決まっています。
ヘッドライト・バックライト・スモールランプ・ブレーキランプ
ヘッドライトなどは意外と簡単に自分で交換が出来ますので、車検でお願いせずに事前にやっておきましょう。
すでに切れているものがあったら、安く交換できそうであれば、事前にカーショップで購入・交換してしまいましょう。
方向指示器・ウィンカー
こちらも球切れを起こしていたら車検に通りません。上記と同様に切れていたら交換しておきましょう。
カーショップなどでライトを交換してもらう場合、1,000円程度~、でできます。
灯火類は自分で交換するのも比較的簡単なので、工賃を節約したい方は一度こちらの記事も読んで見て下さい。
事前準備:ウィンドウォッシャーとワイパー
ウォッシャー液がきちんとでるか、ワイパーがきちんと拭き取りできるかも検査されます。
問題がありそうであれば、事前にウォッシャー液の補充とワイバーゴムの交換をしましょう。
カーショップで適合するものを購入すれば、自分でも交換できますね。
事前準備:タイヤ
こちらは溝が最低1.6mm以上残っていないと車検に通りません。
スリップサインが出ているタイヤは交換しなくてはなりません。
タイヤの価格は本当にピンきりなので、馴染みのカーショップやタイヤ専門の低価格のショップで事前に交換しておくと節約になります。
事前準備:バッテリー
エンジンがあまりにかかりずらいようであれば、車検を通らない可能性が出てきてしまいます。
最近のバッテリーは、メンテナンスフリーのものが多いので、不具合を感じる場合は車のオルタネーター側が故障しているケースや、バッテリー寿命である可能性もあります。
バッテリーを交換するだけで済むようであれば、カーショップなどで安価に購入・交換するのがよいと思います。
消耗状態に応じて交換したほうが良いパーツ
エンジンオイルやブレーキオイル、オイルエレメント、エアーエレメント、タイミングベルトや他のオイル類も、消耗していたら車検前に交換しておいたらよいと思います。
ただし、走行距離や時期のタイミングが車検の時期と合わないようであれば、スキップしてもかまいません。
- エンジンオイル:ガソリン車で15,000キロメートル走行時、もしくは6ヶ月ごと
- ブレーキオイル:4年に一度交換するのが目安
この辺りは交換しないと車検に通らないというものではないのです。
ただし、ディーラーでの車検時に「こちらもそろそろ交換しておいたほうがいいかも知れない」ということで見積りに入れらることもありますので、節約のことを考えると事前または、車検後のメンテナンスをおすすめします。
ディーラーで交換してもらうと、他でお願いしたり自分で交換するよりも高くついてしまうこともあるからです。
車検整備時にお願いするものは事前対応せずでOK
- 舵取り装置やブレーキなどの各種調整
- パーキングブレーキなどの引きしろの調整
こうした調整類は、「車検整備一式」と言われる整備一式の中に入っている場合がほとんどです。
この車検整備一式という整備は、車検をやってもらう工場にどちらにしてもお願いすることになります。
車検整備一式に含まれている項目については、事前に修理・調整する必要はありません。
車検見積りに何が含まれるか?内訳を知ろう
筆者の考える車検代節約術の最大のポイントは、車検の見積りを取ることです。
見積り項目をチェックして、「何」を「どこで交換・修理」するか判断しましょう。
項目をチェック!
見積書には、修理・交換する部品類の価格も入っているはずです。
- 簡単な部品交換は自分で!
ランプ交換など簡単なものであれば、カーショップなど購入して自分でやってしまいましょう。 - 修理代が高額なら?
工賃を含めた修理やタイヤ交換、そしてオイル交換等が高額の場合は、安価でやってもらえるカーショップなどでやってもらうのも節約になります。
【注意】必ずしも、事前に交換するほうが安くすむとも限らない
車検整備一式の中には、作業一式を工賃としているため部品代を支払うだけで別途工賃を取らずに交換してもらえる場合があります。
そのため、部品代は若干高くても工賃が安上がりにすむ場合もありますので、あくまでも見積書の細かい項目を見てどこどこのショップに依頼するかを判断してください。
車検は節約出来ます!まずは見積りから
事前準備によって、車検を安くする方法についてまとめました。
簡単にまとめると、車検工場ですべてやってもらうよりも部分的に自分で修理交換したり、他のショップで事前にやってしまう方が安い場合がある、ということがポイントです。
そしてそのためには、事前の見積りが大事です。
車検は、細かい項目の見積りをだし、修理してくれる信頼のあるところにお願いしたいものです。
ディーラー・車検専門店は、しっかりとした見積りも出してくれますので、事前に見積もってもらうことをおすすめします。
そして、出来る限りの事前準備を行って、なるべくお安く車検をすませましょう!
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