
車をキズつけない効率的な雪かき・雪下ろしのやり方・グッズ・タイミング・注意点
都心部においても、年に1度か2度は突然の大雪に見舞われて、朝起きたら車が雪に埋もれていたなんてことがあります。スキーなどに行った時にも同様なことがありますが、クルマの雪かきはどのようにしてますか?クルマのボディにキズをつけず、効率的に行う雪下ろし法について、そして雪下ろしグッズとその使い方のコツも紹介します。

免許取得歴:20年以上 今乗っている車種:Nissan Skyline(中古で購入) …
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- 最終更新日:2018-5-22 / 投稿日:2018-2-20
目次
車の雪かき・雪下ろしのベストなタイミングは?
車の雪かきのベストなタイミングは、少し積もった頃だと思います。
少しの雪ですと、雪かきしやすいですし、また積もっても、再度雪かきすれば、回数は多くなりますがそこまで大変ではありません。
雪が多くなればなるほど、雪をおろすのにとても力が必要となりますし、時間がかかるのでものすごく疲れます!
ただし、夜の間たくさん雪が降り積もり、車の上にこんもりと雪が積もってしまっていたら・・・あきらめるしかないですね。
車の雪かきって必要?しないとどうなるの?
すぐに車を使う予定があれば、必ず雪かきはしたほうが良いです。
駐車場から脱出するのも大変ですし、まず、フロントガラスに雪があると前が見えません。
ルーフ(屋根)に積もった雪は、突然フロントガラスに落ちてきたり、後ろの車に雪が飛んで視界を塞いでしまったりと大変危険です。
すぐに使わないときは、「放置しておけば雪も溶けるし…」と放置してくなりますよね。
しかし、いざ車を使いたい時に、溶けた雪が凍ってしまいドアが開かなくなったり、フロントガラスの氷がなかなか溶けず出発まで時間がかかったりする場合もあります。
溶けて下に落ちた雪のカタマリが、凍りついてしまいなかなか溶けず、運転席に乗り込む時ツルツルで大変…ということもあります!
時間があれば雪かきをしておくのが安心です。
車にキズをつけない効率的な雪かき・雪下ろしの順番とやり方
0)まずは事前準備
道具・グッズの準備
- 寒くない格好(できれば防水)
- スノーブラシ →キズがつかないためには必須
- スコップ(大きいもの) →横の雪をほかの場所に移動する時に使用
まずは、軽く準備運動をしましょう!!
雪かきはやってみるとわかるのですが、意外と重労働です!また、寒い場所での作業は、血圧や脈拍があがりやすく、身体に負担がかかります。
軽く身体を動かしてから雪かきをスタートしましょう。
身体が熱くなったら服を脱いだり、喉が乾く前に水分補給するなど、身体に負担をかけないように注意しましょう。
ワイパーを上げておきましょう
事前にあげていればそのままで、あげていなかった場合はあげると雪かきしやすくなります。
雪かき後の雪を集める場所を決めておきましょう
車の前や後ろではなく、車の横にしましょう。
雪が多い場合は、車の横に置いた雪が邪魔になって乗りにくくなったり、溶けた雪が氷になって、乗り込む時に危険だったりスルので、駐車場が大きく、雪を置いておくスペースがある場合はそこに運んでおくと良いでしょう。
1)最初にルーフ(屋根)の雪かき・雪下ろし
ルーフから順にやっていくと、上から下へ雪を下ろしていけるので効率が良いです。
傷つかないように、スノーブラシのゴムの部分を使って、ルーフの高いところから横に雪を動かし、落としていきましょう。
↓こちらの動画のような動きになります
屋根の上の雪は、必ず全て下ろすようにしてください。
凍っていたり、「ちょっとだけだし…」と思い、放って走り出してはいけません。
なぜかというと、走行中に雪が溶けたり振動でズレたりして、フロントガラスに落ち、視界が塞がれてしまうからです。
車の屋根の雪がたとえ凍り付いていても、しっかり落としましょう。
走行中に融けてきて最悪死にます #自戒 pic.twitter.com/XBYc7kjiag— ような (@yharu229) January 23, 2018
走ってる最中に、急に雪で視界が遮られたらとても怖いですよね…。
雪が固まって落ちてくると、ワイパーでもどかすことができません。
こういったことが起きないよう、ルーフの雪は必ず全て下ろしてから運転してください。
2)フロントガラス、ウィンドウの雪かき・雪下ろし
次はフロントガラスとウィンドウの雪を下ろします。
スノーブラシがあれば、できるだけブラシの先がウィンドウに当たらないように、クルマの横に雪を押し出すように落とします。
↓こちらの動画のような動きになります
ある程度下ろしたら、エンジンをかけて温めつつ下ろしていくのも効果的です。
その際、マフラーに雪が詰まっていないかどうかだけ、必ず確認してください。
マフラーが詰まっていると、一酸化炭素中毒になる可能性があります。
車体を温めつつ、ガラスやボディにキズを付けないようにブラシやスポンジ、ゴムなどが直接当たらない程度にして下ろしましょう。
3)フロント&リアの雪下ろし
フロント(車の前の部分)とリア(車の後ろの部分)、特にライトやウィンカー周辺は周囲にちゃんと見えるようにしなければなりません。
凍って張り付いてる場合がありますので、キズを付けない程度にスノーブラシでしっかり擦って落としましょう。
何度かライトを付けてみて、問題なく光って見えるかを確認しながらやるとより安心ですね。
4)仕上げ
あとは必要に応じて、ワイパーの金属部分の凍結や、ウィンドウ周辺の固まった氷をお湯(熱すぎないもの)や解氷スプレーなどで溶かせば、雪かき・雪下ろしの完了です。
車の雪が多すぎる場合は、じゃまにならないところに雪を移動しておきましょう。
キズつけない車の雪かき・雪下ろしグッズにはスノーブラシ!
ルーフの上の方はどうしても手が届きにくいので、取っ手の伸縮が可能な雪下ろし用のスノーブラシがあると便利です。
ウインドウやボンネットは、伸縮性のないものでも平気ですが、取っ手が長すぎると力が入れにくく使いにくいです。
ルーフ用・ウインドウ用で取っ手の長さが異なるブラシ2種類用意するか、伸縮可能なものを1本持っていると使いやすいでしょう。
スノーブラシが無い場合でも、長めの棒に毛布を巻いたりして代用することも可能ですが、専用のブラシのほうが楽ですしスムーズに作業ができますよ。
1.車に積もった雪を下ろすなら伸縮性アリのスノーブラシ!
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取っ手の長さが伸縮するタイプですと、ボンネットやフロントガラスは短く、ルーフなどの高いところは長く、と都度変えて使用できるのでオススメです。
特に大型車などに乗っている方は、高さがあるので屋根まで手はなかなか届きませんよね。
こちらのブラシは『ベタ雪』用ともなっているので、水分を含んだ重い雪のときにも使いやすいでしょう。
冬の間は、取っ手を短くしておいて車に積んでおけば場所も取りませんし、急な積雪にも対応できて良いですよ。
2.水滴取りにも使える、スポンジ付きスノーブラシ
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雪がたっぷり積もる、というよりうっすら積もって溶けてきて水滴が…という時にオススメのブラシです。
雪が溶けて水滴になり、それを放置していると当然シミになります。
ウインドウも、スポンジならキズも付けずに拭けるので重宝します。
ただ、取っ手の長さは短いまま変わらないので、頻繁に雪の降る地域や大雪が降る地域の方は使いにくいかもしれません。
また、ブラシの性質上自分側に雪を下ろす必要があるため濡れる、という口コミもありました。
少量の雪が降る地域で、うっすら白くなったのを払いたいという方にピッタリなブラシだと思います。
車から雪を下ろす際の3つの注意点
クルマの上にこんもりと雪が積もっている状態を想定して、どんなことに注意して雪を下したらよいでしょうか?
1.雪はクルマの横に落とす
車の前に雪を下してしまうと、雪下ろし後にクルマを発進させることができなくなってしまいます。
当たり前のことに思えますが、雪を下ろしているときには意外と忘れがちです。
また、クルマの後ろ側の雪もマフラーの排気を妨げることになってしまいますので、左右に雪を下すようにしましょう。
2.ワイパーは立てる
雪下ろし中にワイパーを壊してしまうことの無い様、ワイパーを立てておきましょう。
倒したままにしておくと、下ろした雪にワイパーが埋もれて見えなくなります。
ついうっかりブラシを引っ掛けて破損…なんてこともありえますので注意してください。
ワイパーを立てての作業中は、先端に注意して行ってくださいね。
3.早い段階から熱湯やお湯はかけない
周囲がとても寒い場合には、水分をかけてもすぐに凍ってしまいます。
また、熱湯による急な温度変化はフロントガラスにもよくありません。
まずはおおまかに雪おろしを行い、終わってから必要な部分だけにお湯を使って溶かすのがコツです。
完全に凍ってしまって動かなくなったドアやワイパーなどに、熱すぎないお湯を使うのは問題ありません。
昨晩のお風呂の残り湯など、適当に冷めているものを使いましょう。
車に積もった雪は必ず下ろしてから運転しよう!
車に積もった雪かき・雪おろし方法について紹介しました。
積もった雪は闇雲に下ろすのではなく、下ろし始める場所や落とす位置なども考えて作業する必要があります。
そうしないと、車が出られなくなったり逆に手間がかかったりしてしまいます。
走行路と車の乗り込み口を確保しながら、雪を落としていきましょう。
ブラシなどによる雪下ろしの場合、少しの雪も残らないようにキレイさっぱり落としたくなりますが、ブラシやゴムヘラなどがボディに直接当たらない程度に押し出すことで、ボディにキズをつけないで雪下ろしができます。
完全に凍り付いてしまっているところは、軽く擦っても取れないようであればぬるま湯をかけるとキズにもなりません。
フロントガラスとライトは必ず綺麗にして、視界と合図表示の確保をするようにしましょう。
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